魔神になったハザマくんの手によって、
魔界に放り込まれた学校と巻き込まれた生徒達。
いったい、なぜハザマくんはこんなことをしたのだろう。
よく分からないけど、どーせ。
生い立ちが不遇で人生に嫌気が差したせいで他人を見下すようになり、
その態度のせいで自分が認められないのを逆恨みして、
学校に復讐してやろうとかそういうレベルの話なんじゃないだろうか?
まぁ、この学校はブレザーなのに
1人だけ
白ラン
だしな!面堂終太郎か、お前は。
そりゃ、他の生徒に目ぇつけられるわ。
まったく、こんなことに巻き込まれるなんてついてないわー。
ということでこのゲームの目的は魔神となったハザマの作り出した世界から脱出することになります。
作り出した世界は7つ。キリストの7つの大罪が元になってる世界だとか。
さて、脱出するためにいろいろと情報集めです。
学校の中を漁りましょう。
セクシー保険医の香山先生。
HPとかMPとか回復してくれます。
食欲の大切さを教えてくれる校長先生。
特に何もしてくれません。
先生がハスキー犬を連れた男子高校生が持っていたという
ハンドターミナル型コンピューターのコピー品を貸してくれます。
(ちなみにハスキー犬を連れた男子生徒というのは真・女神転生の主人公のことで、
パスカルという名前のにハスキー犬を飼っています。
ここで真・女神転生の世界とつながっていることが分かります。)
よーし、これでコンピュータ部の生徒がくれた悪魔召喚プログラムをインストールするぜっ!
あとは装備も探さなくては!
ま、学校なんだからロングソードとか鉄の鎧とか拳銃くらいは置いてるだろ。
野球部の部室で
ヘルメットと金属バットを調達。
武器が手に入ったら、ハザマがなんか変なことをしてたらしい体育館へGO!
なんか儀式のあと!
こんな目立つもの作ってるなら誰か止めろよ!
あの白ランが1人でこんなの作ってるところを想像したら、吹いちゃうだろ!
すると……
なんかハザマの手下がキター!
あ、そうか。
あいつも悪魔召喚プログラムを持ってるから、悪魔を呼べるわな。
テキトーにあしらったらついにハザマとの戦いが幕をあけるのであった。
次々、現われる敵を倒し、時には交渉して仲間にして、
魔界から学校を救い出すのだ。
というお話。
さてさて、最初にこのゲームが後の女神転生シリーズに影響を与えると書きました。
ちょっと、そのあたりを説明しましょう。
通常、RPGゲームでは主人公が死ぬとゲームオーバーでセーブポイントからやり直しですが、
このゲームは主人公が敵にやられると……
まず、三途の川に連れて行かれます。
するとそこで……
カロンという三途の川の渡し守が、主人公がまだ死ぬときではないということを伝えます。
そして、三途の川の底から主人公を守るために悪魔の魂が守護霊として使わされ、
現世に戻されるのです。
今回、主人公に与えられる守護霊はケットシー。
この守護霊はガーディアンと呼ばれ、死ぬたびに新しい霊が与えられます。
ガーディアンは主人公のステータスにボーナスをつけてくれる。
強いガーディアンならステータスにプラス。弱いガーディアンならステータスをマイナスされることもある。
霊の強さはガーディアンポイントというポイントによって変わり、
このポイントが高いと強力な守護霊をつけてくれます。
つまり、このポイントが低い状態で死ぬと弱いガーディアンをつけられてしまうのだ。
これが今回のゲームの中心となるシステム
ガーディアンシステム
である。
ところで、カロン。ちょっと雰囲気変わった?
このガーディアンは主人公だけでなく。
パートナーも死んだときにガーディアンを与えられて復活します。
こんな感じですな。
さーて、ここまで書けば女将や某人物はピーン!と来ることだろう。
そう、このガーディアンシステムを元に生まれたのが、この後に作成される。
新たな人気シリーズ。
ペルソナ
なのだ!
なお、受け継がれるのはシステムだけではなく、
このパラレルワールド自体で、ペルソナはこの「真・女神転生if…」の後のストーリーになります。
この事件の後、
if…の舞台となる軽子坂高校からペルソナの舞台となる聖エルミン学園に転入する生徒がいるのだ。
その名は
「たまきちゃん」
である。
このたまきちゃん。if…の女主人公に見た目がそっくりであり、
さらにペルソナの世界でも悪魔召喚プログラムが使える。
シリーズが意外なところでつながっている女神転生シリーズは、
やりこんでいると、ニヤリとさせられる部分が多くてたまらないよね!
ということで真・女神転生if…はここでおしまい。