仮面ライダースタミナ 最終話

2012年12月07日 | 侍道4
スタミナ:「見せてやるぜ!これが仮面ライダースタミナの真の姿だ!」



スタミナ:「変……」



スタミナ:「身!!」



スタミナ:「とうっ!!」

スタミナヒロシはベルトの風車に風力を与える事により、
仮面ライダーに変身するのだ!!



スタミナ:「仮面ライダー……」



スタミナ:「スタミナっ!!」

ババーン!!

鬼怒川:「変わってねえええええええええええええ!!」



スタミナ:「いまだっ!サンダー・ファイナル・スラッシュ!」



鬼怒川:「ぐはああああああっ!それ、ライダーじゃなくてライガー……」

スタミナ:「貴様の負けだ!」



鬼怒川:「まだだ。まだ……」



鬼怒川:「負けるわけには」



鬼怒川:「いかんのだー!!」



スタミナ:「うおっ!危ね!」



鬼怒川:「動くな!」



スタミナ:「くっ!鬼怒川ガンか!」

鬼怒川ガン。その威力は牛丼1万杯に匹敵するという。

スタミナ:「ああ、うん……そうか……」

鬼怒川:「私はここで負けるわけにはいかないのです。
     この国のため私は天下を手に入れ」



鬼怒川:「歴史に名を刻まなければならないのです」



スタミナ:「権力におぼれた人間の成れの果てか。今、引導を渡してやる」



スタミナ:「食らえっ!!」



鬼怒川:「ぐはっ!」



鬼怒川:「み、見事だ……」

鬼怒川は力尽き、船底へと落下していった。



スタミナ:「ちょっと待てよ?あいつ改造人間だったよな。
      改造人間ってことはやられたときは恒例の……」



ドカーン!!

スタミナ:「やっぱりーーーーー!!」



改造人間である鬼怒川。最後は恒例の大爆発により黒船は海の藻屑と消えたのであった。



琴吹:「黒船が沈んでいく……」

茂呂:「あいつ、無茶しやがって」



ローラ:「ま、待ってください!ヒョウタン様は!?脱出したのですよね?」



メリンダ:「公使様、残念ながら……」

小暮:「最初から戻らぬ覚悟だったのだろう」

赤城:「あいつ……」



ローラ:「そ、そんな……」



ローラ:「ヒョウタン様、ヒョウタン様が……」



黒煙を上げて沈んでいく船を彼らはじっと見つめていた。








その後……



阿弥浜の代官所、英国、攘夷志士は和解し、
ともにこの阿弥浜をすばらしい町にするべく活動を開始していた。
この平和をもたらし、海へと散った鬼面ひょうたんの遺志を継ぐかのように……



ローラ:「あれからお体の具合はいかがですか」

町人:「ええ、おかげさまですっかり良くなりました。英国の医療様様ですよ」

ローラ:「それはよかった。でも、無理はなさらないようにしてくださいね」

町人:「ありがとうございます」



町娘:「きゃあああああ」

ローラ:「悲鳴?」



チンピラ:「よう姉ちゃん。一緒に木陰にでも入ってオセロでもしようや」

町娘:「やめてください。人を呼びますよ」

チンピラ:「いいじゃねーか。ひっくり返したり返されたり。うへへへ……」

町娘:「やめてー!」



ローラ:「誰か。あの娘さんを助けてあげてください」

男A:「そんなこといわれてもねぇ」

男B:「あいつ、喧嘩強いし」

ローラ:「そんな……」



チンピラ:「じゃあ、ウノしようぜ。ウノ。俺のスキップをお前がリバースってかー!」



???:「ちょっとそこのお兄さん」



チンピラ:「なんだてめぇ!」

バキィ!!

振り返るチンピラに鉄拳!



チンピラ:「てめぇ、なにしやが……」



チンピラ:「うわっ!こいつベルトの位置、高ぇ!!」



スタミナ:「阿弥浜の平和を乱すヤツは、仮面ライダースタミナが相手だ!」



チンピラ:「変態だーーー!!」



ローラ:「……」



ローラ:「……」



ローラ:「……」



ローラ:「ひょうたん様……」



ローラ:「おかえりなさい」





仮面ライダースタミナ ~完~



侍道4の大団円ルート(?)でした。
はい、そうです。この通り進んでも大団円ルートには行きません。
3のときと同様に間をいろいろ、編 集 し て ま す !
大団円ルートで鍋を食うシーンはないし、ライダーぶちぶちぃもありません。
頑張って三角木馬や石畳、回転水車をクリアしようねw
たくさんの魔鱗組も君を待っているぞ(゜Д゜)9m
あ、そうそう、途中でステーキを食ってた理由だけど、
ステーキは食べてから3分後くらいに攻撃力アップの効果が発揮されます。
大団円ルートの3姉妹戦は見ての通り、素手&アイテムなしで戦う事になるので、
あそこでステーキを食べて3分以内に3姉妹戦まで進めれば、
ちょうど攻撃力アップが発動して、普通に戦うよりちょっとだけ有利になるのさっ。

こっからグチ。
侍道4は夜這いシステムとか、相変わらずのバカっぷりが素晴らしいゲームだった。
だが、しょっぱなから処理オチでがっかりした。
3は大乱戦の処理オチはあったけど、あれは最後の方だったんで我慢できたんだよね。
あと、めんどくさいものが多かったのがすごく残念だったなぁ。
最初にずっこけたからなのか、その後のパッチとか、恒例のプラス商法もすごくしんみりしてた。
あのノリノリの雛壇はなんだったのか。
チャレンジは素晴らしいけど、惜しい!いろんなところで惜しい!
1、2、3と良作が続いただけに、たまにはこんなこともあるさ。
侍道5で巻き返しを期待することにしようと思いつつ、
こりゃ続篇でないかもなぁなんて不安にもなったりした。

一番の不満。
これは和ゲー全般にいえるんだけど、銃が手に入れるのにすごい苦労するくせに弱い。
飛び道具が強いと有利すぎる。簡単にクリアされちゃって中古市場に出て行ってしまうってのは分かるんだけど、
苦労して手に入れてるんだからもう少しくらい強くてもいいじゃないかとか思う。

ま、いろいろありますが。とりあえず、侍道4日記はこれでおしまいー。
ありがとうございました。
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仮面ライダースタミナ 第29話

2012年12月06日 | 侍道4


スタミナ:「よーし、このまま黒船に乗り込むぜぇ!」



鬼怒川:「あ、あのひょうたんは!」



スタミナ:「いぇーい。鬼怒川ー。見てるー?」



鬼怒川:「なんてしつこいひょうたんだ。ひょうたんだけに!」

しかし、なにもかかってなかった。



鬼怒川:「こいつで撃ち落してやる!」



スタミナ:「え!?いやwwwwwちょwwww」



スタミナ:「こうなったら、ライダー落下!」



スタミナ:「うーーーーーわーーーーーー」



ドンガラガッシャン!!

鬼怒川:「あいたー」



スタミナ:「待たせたな。鬼怒川。私はお前を絶対に逃がさないぜ」



鬼怒川:「おのれ。よくもやってくれましたね。しかも、なんですか。
     さっきまで青空だったのがいつの間にか夕暮れに変わっているじゃないですか」

解説しよう。それは大人の事情だったのだ!

鬼怒川:「実は前から言おうと思っていたのですが」



鬼怒川:「あなた、ベルトの位置、高すぎじゃないですか?」



スタミナ:「今更かよ!次はもう最終回だぞ!」

スタミナVS鬼怒川。
最後の戦いガ始まった。
お互い、改造人間同士。その戦いは熾烈を極めた。



スタミナ:「ライダーリボルバーが効かない!?」

鬼怒川:「ふ……、そんな豆鉄砲で私が倒せるとでも思っているのですか?」

スタミナ:「くそ……やはり、豆ではダメか」

鬼怒川:「ホントに豆鉄砲だったのかよ!」



スタミナ:「ならばライダーソードだ!」

鬼怒川:「鬼怒川ソード!」



鬼怒川:「あなたもなかなかやりますが、私の敵ではありませんね」

スタミナ:「斬っても傷がふさがっていく。釜に落ちても平気だったのはこの能力のせいか」

鬼怒川:「いや、あれは我慢してただけですよ」

スタミナ:「忍耐強ーい!」



スタミナ:「くそっ!強い……」

鬼怒川:「ふっふっふ。そうでしょう。あなたは所詮、改造人間の出来損ない。
     完全な改造人間の私に勝てるはずがないのです。
     私の戦闘力は53万円です」

スタミナ:「円!?」



スタミナ:「このままではやられる……」

鬼怒川:「さぁ、覚悟しなさい。アナタの正体とともに屍を阿弥浜に晒して上げましょう」



スタミナ:「え?」

鬼怒川:「え?」

スタミナ:「いやいやいや、え?今、なんて?」

鬼怒川:「アナタの正体とともに屍を阿弥浜に晒して上げましょうって言ったんですよ!」

スタミナ:「いやいやいや、正体も何も、まだ変身してないんだけど……」

鬼怒川:「えええええええええええっ!?」

スタミナ:「最初からよく思い出してみろよ。私、登場してから一度も『変身!』って言ってないから」

鬼怒川:「え?じゃあ、今は?」

スタミナ:「ようするに本郷猛(仮面ライダーの中の人)状態だよ」

鬼怒川:「ベルト出しっぱなしとか、そんなだらしない本郷猛がいますかっ!
     どうするんですか。次で最終回ですよ!!」




次回、感動の最終回。
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仮面ライダースタミナ 第28話

2012年12月05日 | 侍道4


鬼怒川:「はーっはっはっは!まったく、想像力の足りない馬鹿ばかり」

スタミナ:「自分で仕込んだ睡眠薬で眠るようなやつに言われたくないわ!」

鬼怒川:「改造人間。それが自分だけだと思っているのですか?」

スタミナ:「なん……だと……?」



鬼怒川:「私もアナタと同じ。普通の人間ではない。
     だから、一度や二度、殺したくらいでは私は死なないのですよ。」

スタミナ:「こいつ、すでに自らの身体も……」



鬼怒川:「もっとおもしろいものを見せてあげますよ」



鬼怒川:「ふははははっ」



スタミナ:「あ、逃げた!」



琴吹:「追うんだ。逃がすな!」



阿弥浜の港まで鬼怒川を追った一同であったが、
そこに鬼怒川の姿はなかった。

茂呂:「鬼怒川、どこだ!?」

そのとき!



爆音が彼らを襲った。

小暮:「な、なんだ!?」

赤城:「これは砲撃!?いったい、どこから……」



琴吹:「あ、あれを見ろ!」



沖に浮かぶ黒船。



そこには舵を握る鬼怒川の姿があった。



琴吹:「黒船を奪われたぞ。さっきの砲撃は黒船からだ」

J・J:「なんてことだ」



スタミナ:(なんだあのロープ。黒船と繋がっている……)



スタミナ:(どこに繋がってるんだ?)



スタミナ:「あの塔の上かっ!」

茂呂:「どうした?」



スタミナ:「ちょっと行って来る!」



茂呂:「あいつ、なにをやらかす気だ?」



琴吹:「茂呂、追っ手だ。蹴散らすぞ」



スタミナ:「塔の上に上ったものの、このままじゃいい的だ」



魔鱗組A;「そのひょうたんを撃ち抜いてやるぜ」

魔鱗組B:「隠れても無駄だ。そら、頭を見せな」



小暮:「そうはさせん!」



スタミナ:「ナイスだ。小暮!今だっ!!」



スタミナは空へと身を乗り出した。



スタミナ:「あーああああー」



琴吹:「ターザン!?ネタ古っ!」

スタミナ:「違うよ。さだまさしだよ」



小暮:「意味わかんねーよ。どっちにせよなんで叫ぶんだよ!」

スタミナ:「こういうときは叫ぶのが決まりだろーが」



J・J:「あのロープは黒船に繋がっている」

ローラ:「ああっ!ひょうたん様!!」


第29話につづく
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仮面ライダースタミナ 第27話

2012年12月04日 | 侍道4


ローラ:(ご大老様の注意が他に向いている。ひょっとして今、逃げるチャンス?)



茂呂:(ローラさん。今のうちに逃げてください)

ローラ:(は、はい!)



スタミナ:「はーい、ちょっと後ろを通りますよーっと」



鬼怒川:「き、貴様!いつの間に」

スタミナ:「あたし、ローラ。チョンマゲ中学の2年生。恋に図工にネイルアートに夢中の17歳よ(裏声)」

鬼怒川:「中2で17歳ってなんだよ!つーか、キメェ!」



鬼怒川:「驚きましたよ。あなたのハエどもを集めるという目論見、なかなかやるじゃないですか」

スタミナ:「皆、一丸となれば、この町にお前のような暴君は不要だ。
      ま、皆がまとまる礎になってくれる事には感謝してやろう。
      後はわたしをこんな姿に変えてくれた貴様ら鬼怒川一族への復讐を果たすだけだ」



鬼怒川:「そう簡単に私がやられると思ったら大間違いですよ」

スタミナ:「それはどうかな」

鬼怒川:「勝負!」

スタミナ:「あ、ちょっと待って。そこに落ちてるのお金じゃね?」

鬼怒川:「え?ウソウソ!どこ?」

スタミナ:「ほら、そこだよ。真ん中の板と板の間」

鬼怒川:「見えないよ。嘘つけ。」

スタミナ:「そーか。そっちからだと逆光になるから見えにくいんだよ。
      ちょっとこっち来てみ?」

鬼怒川:「どれどれ……」

鬼怒川が舞台の中央に寄った瞬間!



スタミナ:「この瞬間を待っていたんだーーーーーーーーーっ!」

鬼怒川の脇をすり抜け、柱のボタンに手をかけるスタミナ。

ポチッとな



パカッ!



鬼怒川:「うわあああああああああああっ!」

煮えたぎる釜へと落ちていく鬼怒川。



鬼怒川:「ぎゃあああああああっ!!ぐあああああああっ!!」



断末魔の雄叫びをあげ、鬼怒川は釜の底へと沈んでいくのであった。



スタミナ:「勝ったぞーーーーーーーーーーーーーーっ!!」

民衆:(このヒョウタン。き、汚ねぇ!!)



魔鱗組A:「そんな鬼怒川様が……」

魔鱗組B:「我々はこれからどうすれば……」

魔鱗組C:「俺、これから合コンなんで先にあがりますねー」



茂呂:「ついにやったな。スタミナ!」

琴吹:「よくやってくれた。スタミナ!」



ローラ:「ひょうたん様!」



ローラ:「本当に、あなたにはなんとお礼を申し上げたらいいのか」

スタミナ:「よせやい。ほっぺたが赤くなっちまう」

茂呂:「コブラかよ。ていうか、お前の場合、赤くなってもわからんだろwww」



小暮:「最後までしまらんヤツだ」

赤城:「まったくだ」

メリンダ:「はっはっは」

鬼怒川は死んだ。
その事に喜びの声を上げる仲間達。

しかし……



ガッ……



サバーッ!



鬼怒川:「ぷはぁ!いいお湯加減でした」



茂呂:「鬼怒川っ!」

琴吹:「ば、馬鹿な!」



スタミナ:「そんな……確実にヤツの急所を切り裂いたはず!」

J・J:「いや、釜に落としただけで斬ってないだろ。キミ」



茂呂:「不死身か。こいつ……」



J・J:「ジーザス……」



鬼怒川:「さて、第2ラウンドといきましょうか」



第28話につづく
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仮面ライダースタミナ 第26話

2012年12月03日 | 侍道4


戦いは熾烈を極めた。



鬼怒川の魔鱗組は想像以上に阿弥浜に送られており、



次から次へと現われるのだ。



気がつけば、朝チュン……



琴吹:「魔鱗組もそろそろ限界だろう」

魔鱗組A:「鬼怒川様ー。夜明けちゃいましたけど、これ深夜残業手当でますよねー」



小暮:「面倒なやつらだ」

魔鱗組B:「これで手当てが出ないなら、とんだブラック企業に入社しちまったぜ」



茂呂:「だが、この戦いに負けるわけにはいかん」

魔鱗組C:「あー、ちょっとそこの会議室で横になってきますわー」



鬼怒川:「く……、ハエどもが想像以上に強い」



鬼怒川:「なにか逆転の手が……あ……」



ローラ:「あ……」



鬼怒川:「動くなっ!」

ローラ:「ひっ!」



鬼怒川:「反逆者どもに残念なお知らせですよー?」



スタミナ:「しまった!ローラを狙われた!」



鬼怒川:「だから、お前達は愚かだというのです。
     戦いに夢中になって、周りが見えていない」

スタミナ:「そうだ。茂呂、お前のせいだ!」



茂呂:「俺だけじゃねーよ。琴吹のおっさんんもだよ!」

琴吹:「い、いや、拙者は……」



鬼怒川:「形勢逆転。最後まで勝負は分からないものですねぇ」



ターン!

鬼怒川:「ぐあっ!」

茂呂:「馬鹿!スタミナ、なにやってんだ。」

スタミナ:「いや、私じゃねーよ!ライダーリボルバーはもっと色っぽい発射音だよ」

茂呂:「色っ……いや、もういいや。じゃあ、誰が?」



J・J:「ボクだよ。皆、待たせたね」

メリンダ:「公使様に、なんたる無礼。鬼怒川、許さぬぞ」

スタミナ:「J・Jとメリンダ!」



赤城:「おっと、俺もいるぜ」



小暮:「赤城!」

赤城:「待たせたな。」



鬼怒川:「死に損ないもお出ましですか」

スタミナ:「さて、役者は揃った。あとは鬼怒川。貴様を倒すだけだ」

第27話につづく
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仮面ライダースタミナ 第25話

2012年12月02日 | 侍道4
ローラを守るべく戦い続けた琴吹。
しかし、彼の体力もついに限界を迎えてしまう。



琴吹:「はぁ、はぁ……く、くそ……刀が重い」



琴吹:「ここまでか……すまん。スタミナ……」



鬼怒川:「あんなひょうたんに何を期待していたのです?
     悪あがきもここまでです」



ローラ:「……」



ローラ:「琴吹様。もういいのです。ありがとうございます。
     あなたが頑張ってくれた事、決して忘れません」



鬼怒川:「さぁ、死になさい」



琴吹:「む、無念っ!」



鬼怒川:「鬼怒川ビーム!!」



鬼怒川の刀ががローラを吊るすロープめがけて飛んでいく。
しかし、その横でローラに向かっていくひょうたんの姿があった。



スタミナ:「させるかぁ!!」



ブツンっ
ロープが切れる。

スタミナ:「ローラ。諦めるな!もうちょっと頑張れ。浮け!浮くんだ。ローラ!!」



ローラ:「そんな無茶苦茶なーーーーーーーっ!!」



スタミナ:「ライダーキャーッチ!!」



スタミナ:「とうっ!!」



ローラ:「ひょ……ひょうたん様……」



スタミナ:「鬼怒川め。調子に乗りやがって!ローラ、下がってろ」

ローラ:「は、はい」



スタミナ:「ライダー着地!」



茂呂:「ここまで来たら、もう戦いは避けられんぞ」

小暮:「望むところだ」

琴吹:「茂呂、小暮。お前達……」

スタミナ:「鬼怒川。お前も娘達のところに送ってやろう」



鬼怒川:「よくも邪魔してくれましたね。しかも、私の大切な娘まで……」



鬼怒川:「絶対に許しませんぞ。この虫けらどもー!!」

第26話につづく
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仮面ライダースタミナ 第24話

2012年12月01日 | 侍道4


万由:「さーて、まずは誰から遊ばせていただきましょうか」

千佳:「もちろん、アタイからだね」

百合:「お姉さま、ずるいですの」



スタミナ:「くっくっく……はーっはっはっは!」

万由:「なにを笑っていますの?恐怖で頭がおかしくなったのですか?」

スタミナ:「なぁに。ここに運ばれてくるのは私も狙っていたんだ。
      むしろ、どうやって運んでもらうかを悩んでたくらいさ。
      それをそっちから準備してくれるとはね。まさに渡りに船ってやつだな」

千佳:「なにを言ってるんだい?」

スタミナ:「ここはお前達の遊び場。
      そしてお前達は誰にも遊びを邪魔されたくない。
      鬼怒川以外の人間はここには簡単には入れないはずだ。
      逆を言えば、この場に運ばれてくる事が出来れば、
      私は誰にも邪魔されずにお前達、3人だけを相手に出来るってことさ」

百合:「縛られたままで何を言ってるんですの。このひょうたん」

スタミナ:「手足を縛ったくらいでこの仮面ライダーを止められると思うなよ。
      必殺!ライダー……」



スタミナ:「ぶちぶちぃ!!」

万由・千佳・百合:「ぎ、擬音ーーー!?」

スタミナ:「まずはこの身体に変えてくれた恨み。お前達に晴らさせてもらおうか」



万由:「戒めを解いたくらいで。武器もないくせに。
    あなたにはここで死んでいただきますわ」



千佳:「あたいらを怒らせた罰だ」



百合:「今更、謝っても遅……」



スタミナ:「ライダーパーンチ!!」

千佳:「ぐっはああああああ!!」



千佳;「そ、そんな。たった一発で……」



スタミナ:「お前ら。改造人間をあまく見すぎだぞwwww
      さぁて、どんどんいこうか」

そのとき、ドアが開き2人の影が飛び込んできた。



茂呂:「スタミナ!大丈夫か」

小暮:「助太刀に来たぞ」



スタミナ:「次はお前だ。武器は千佳の剣をもらったよ。
      こっちは仲間も来た。形勢逆転だな」

万由:「く……」



スタミナ:「ライダー牙突・ゼロスタイル!」



万由:「そんな……私達、三姉妹が……」



スタミナ:「さぁて、百合。貴様には特別にスタミナ・ブルーフラッシュでも見せてやろう」

百合:「仮面ライダーを名乗っておきながら、必殺技は宇宙刑事ですの!?」



スタミナ:「レーザーブレード……」



スタミナ:「スタミナ・ブルーフラッス!あ、かんじゃった」



百合:「あ、あんまりですの……」



茂呂:「片付いたな」

小暮:「ああ」



茂呂:「おっと、のんびりしてる場合じゃないぞ。ローラさんが危ない」



スタミナ:「そうだ。鬼怒川に連れて行かれたと聞いたぞ。どこだ」

茂呂:「釜茹での処刑場だ」

スタミナ:「あの変態め!」



小暮:「丸腰で戦うわけにはいかんだろう。あんたの道具だ」

スタミナ:「ライダーリボルバーにライダーソードも戻ってきた。
      これで勝つる!」


第25話につづく
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仮面ライダースタミナ 第23話

2012年11月30日 | 侍道4


スタミナ:「あ、あれ!?やだっ!アタシったら、なんで裸なのっ!?」



百合:「お姉さま。ひょうたんが目を覚ましましたわ」

千佳:「まったく、のんきなもんだねぇ」

万由:「罠とも知らず……ふふふ……」

スタミナ:「ちょっと待て。急展開過ぎて状況が分からん。一度振り返ってみよう。
      えーと……たしか……」



スタミナ:「そうだ。私は鬼怒川の魔の手から町を守るべく、戻ってきたんだ」

万由:「そこまで遡らないと思い出せないのですか?」

千佳:「ていうか、なんで回想のこいつはイケメンになってんだい?」

百合:「完全に別キャラですの」



スタミナ:「そこで何者かに命を狙われてる英国の美少女、ローラと出会った」



スタミナ:「自慢の銃で悪党どもをちぎっては投げの大活躍」

百合:「こんなエピソード今までありまして?」



スタミナ:「そうだ。ステーキランチを食べて食後の散歩をしていたら、
      代官所の前でローラと会った。
      彼女は残酷な処刑をする鬼怒川を諌めるべくやってきたと言っていたな。
      1人でやってきた彼女の護衛として、私も同行する事にしたんだ」



スタミナ:「そこで立ち話もなんだからと、鬼怒川と鍋を食べて……」



スタミナ:「そうか!お前達、鍋に一服、盛ったな!?」

百合:「ずいぶんと回想に尺を使ってくれましたの」

千佳:「睡眠薬入りとは知らず。バカスカ食べてくれたねぇ」



万由:「さーて、いい玩具が手に入りましたわ。どうしてくれましょう」

スタミナ:「待て!ローラは!ローラはどうした!?」

千佳:「英国の大使様なら、さっきまでそこでお父様と一緒にぐっすりさ。
    アンタよりちょっと前に目覚めて今頃は、別のお祭り会場さ」

スタミナ:「お父様と一緒にって、なんで張本人の鬼怒川も食ってんだよ。
      あいつ馬鹿なんじゃねーの?」



千佳:「人の心配をしてる場合かい?」



千佳:「夜は長い。たっぷり楽しませてもらうよ」





その頃……



ローラは昼間見た、釜茹での処刑場に吊るされていた。



ローラ:(誰か……誰か、助けて……)



鬼怒川:「くっくっく。美しい光景だと思いませんか。
     英国の幼い大使がこれから釜茹でになろうというのです」

琴吹:「は、はっ……」



鬼怒川:「さぁ、はじめなさい。ゆっくりと釜に下ろすのですよ」



鬼怒川:「私は苦しむ顔を見るのが大好きなのですから。くっくっく……」



ローラ:「ああ、神様……」



鬼怒川:「くっくっく、はーっはっはっはっは!」



琴吹:「……もう、我慢ならん!!」

鬼怒川:「琴吹君?」



琴吹:「やめい!処刑は中止だ!公使様を解放しろ」



鬼怒川:「私に逆らうのですか?」



琴吹:「あなたという人間に仕えていたことが間違いだったと気がついただけですよ」



鬼怒川:「琴吹を捕らえよ。公使とともに釜に沈めてしまいなさい」



魔鱗組:「おおー!!」



琴吹:「来い。拙者の花道、ここに披露してみせようぞ」



琴吹:(スタミナ。必ず来ると信じているぞ。それまで時間稼ぎはしてやる)




第24話に続く
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仮面ライダースタミナ 第22話

2012年11月29日 | 侍道4
次の日の朝……
阿弥浜の町の大通りは大騒ぎになっていた。



スタミナ:「なんの祭りだ?」



スタミナ:「あ、ローラ。どうした?」

ローラ:「鬼面ヒョウタン様。大変な事に」



スタミナ:「だから、私は仮面ライ……もういいや。それで」



ローラ:「あれを見てください」



ローラとスタミナの視線の先には、あの男がいた。

鬼怒川:「さぁ、寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。
     世にも珍しい攘夷志士の釜茹でですよー☆」



鬼怒川と吊るされた男。



琴吹:「いくら罪人のはいえ、こんな仕打ちを……。
    一体、どうして!?」



鬼怒川:「どうやらこの町に私のやり方に歯向かうヒョウタンが増えてきているようでしてね。」

スタミナ:「ヒョウタンは私しかいないはずだが?」

鬼怒川:「私に逆らうとどうなるかを思い知らせてあげようと思いましてね」

鬼怒川:「さぁ、はじめなさい」



攘夷志士:「う、うわぁぁっ!イヤだ!助けてくれー!!」



スタミナ:「いかん!ローラ。見るなっ!!」

ローラ:「ひっ……」



小暮:「おのれ、鬼怒川!」



茂呂:「よせ!警備が厳重な今、飛び出しても犬死するだけだぞ」



百合:「絶景ですわぁ☆」

千佳:「お楽しみってのは、このことだったんだねぇ」

万由:「処刑による恐怖で反乱分子を押さえ込むなんて、さすがお父様ですわ」



鬼怒川:「ふふふふ。もういいでしょう。引き上げなさい」



釜から引き上げられた攘夷志士は事切れていた。

鬼怒川:「皆さん、分かりましたか?
     私に逆らうもの。そしてその逆らうものに協力したものは、全て容赦しません。」

スタミナ:「じゃあ、逆らうものに協力したものに協力するのはOKなんだな!」

鬼怒川:「え?いや、それは……えーと……」

鬼怒川:「それもダメですよ!協力したものに協力したものも処刑します!」

スタミナ:「じゃあ、そのまた協力したやつはOKなんだな!」

鬼怒川:「だから、協力したやつに協力したやつのそのまた協力したやつも、
     そのまた……あー、もう、うるせー!!」

何者か(?)の煽りでキレちゃった鬼怒川は興が冷めたのか、
見物人たちを追い払って、さっさと代官所へと引っ込んでしまうのであった。
一方、ローラはスタミナのフォローにより処刑シーンを見ずにすんだが、
それでもショックが大きかったらしく気を失ってしまう。
ローラは茂呂と小暮の手によって大使館へと運ばれていった。



しばらくして、気を失っていたローラが目を覚ます。
そして……



ローラ:「あのような残虐行為は決して許されるものではありません。
     私はご大老様に抗議します」

茂呂:「聞く耳があれば、あのようなことはしませんよ」



小暮:「簡単な事だ。黙らせればいい」



小暮:「永遠に……」



ローラ:「いけません。そのようなことをおっしゃっては!
     争いは憎しみを生むだけです」

小暮:「では、どうすると言うのだ」



ローラ:「私がご大老様を説得してきます」



ローラはそう言うと、大使館を飛び出していった。



茂呂:「ローラ様!無茶だ!!
    なんてこった……」

ローラは駆ける。
たとえ残虐な行為を行ったものであっても、相手は人間。
話せば分かり合えるはずだと信じて……

第23話につづく……




さて、そのころスタミナは……



スタミナ:「肉、うめぇ☆」

ステーキランチを楽しんでいた。







※これはゲーム的なお話ですが、この段階でステーキを食べておくと、
この後の展開でちょっとだけ有利になります^^;
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仮面ライダースタミナ 第21話

2012年11月28日 | 侍道4
無事、J・Jを救出したスタミナ。
重傷を負ったJ・Jを病院に連れて行くべく、イギリス大使館へと向かう。



そこにはJ・Jの帰りを心配するローラの姿があった。



ローラ:「は、伯爵!?」



スタミナ:「ローラ。いいところに。
      伯爵が魔鱗組に拉致されて裸にされて、縛り付けられて、(水車的な意味で)回されて、
      あんなことやこんなことに!とにかく病院に連れて行こう」

J・J:「ご、誤解を招くような略しかたはやめてもらえるかな……」



赤城:「んごー!んごー!すぴぴぴぴー」



スタミナ:「よし、着いたぞ」

ローラ:「伯爵。そこのベッドに横になってください」



赤城:「何事だ!?」

スタミナ:「ちっ……めんどうなのが起きやがった」



ローラ:「伯爵はひどい怪我を負っています。ここで療養をさせるのです」



赤城:「馬鹿な!俺に異人の横で寝ろというのか」



スタミナ:「うん。仲良くしろよ」



赤城:「ふざけるな!俺は攘夷志士だぞ!」



スタミナ:「はいはい。大丈夫だよ。伯爵はヤローのケツには興味ないはずだから」

J・J:「『はず』ってなんだい。ちゃんと言い切ってくれないか。
     実際のところ、興味ないから!」


スタミナとローラが病室を出て、2人きりになった赤城とJ・J。



J・J:「僕はね。寿司屋に弟子入りしたんだ。
     日本の文化は奥深い。僕は本当に感動したんだ」

赤城:「ふ、ふん。寿司を握ったぐらいでいい気になるなよ。
    日本の文化は寿司だけじゃないぜ」



J・J:「ああ、君の言うとおりだよ。僕はもっと日本の事を学びたい」

赤城:「おまえ……」



J・J:「次は何に弟子入りをしたらいいかな?教えてくれよ」

赤城:「う、うるせぇ!てめぇ、酷い怪我なんだろうがっ。早く寝ろ。……くそっ」

2人が静かに寝息をたて始めた頃。



スタミナ:「ふふふ……。仲良くやれそうじゃないか」



スタミナは静かに病院を後にした。

第22話につづく……
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