とりあえず、天風に戻ることにしたピンク影。
団八:「よう、旦那。あの子はもう戻ってるぜ?」
ピンク影:「あの子?ああ、あの娘か」
団八:「やけに嬉しそうな顔をして帰ってきてたよ。
なんでも旦那が文字を教えてくれるそうじゃないか」
ピンク影:「も、もう、そんな感じで伝わってんだ……」
団八:「旦那。実はそのことで問題があるんだ。
あの娘は舞風が小間使いとして使ってる。
勝手なことされたってんで、舞風が怒ってるんだ」
団八:「舞風に話を通してくれないか」
ピンク影:「いや、別に私がやりたいって言ったわけじゃ……はっ!」
ピンク影:(そうか、舞風が反対しているってのを理由にこの話をなかったことにしてしまえば、
私の評価も下がらない!全部、舞風のせいに押し付けることがっ!)
ピンク影:「仕方のないヤツだ。私が話をしてこよう」
団八:「旦那。なんか悪い顔してますぜ」
ピンク影は天風の中に入っていった。
舞風:「私はこの変態仮面と大事な話があります。
あなたは外に出ていなさい」
娘は舞風の言葉にうなずくと外へと出て行った。
舞風:「話は団八から聞きました。あの子に文字を教えるですって?
そんな暇があると思いまして?
私の小間使いとして働くことで、ようやくここに置いてもらっているのですよ。
あなたに文字を教わっている間、私の用事は誰がするというのです?」
ピンク影:「そうか、それは悪いことをしたな。
まぁ、あんたに迷惑をかけるわけにはいかないしな。
残念だが、この話はなかっ……」
舞風:「そこまであの子に文字を教えたいというのなら、こうしましょう」
ピンク影:「はい?」
舞風:「あなた、私をお買いなさい」
ピンク影:「え?いや、え?」
舞風:「あの子は私の小間使い。いわば、あの子の時間は私の時間のようなもの。
あなたが私を買い、その時間をあの子の文字の勉強のために使うのは、
あなたの自由ですわ」
舞風:「お代は千文。ビタ一文、まかりませんわよ」
ピンク影:「まてまてまて!!なんで私が文字を教える上に、
金まで取られなきゃならないんだよ!」
舞風:「そこまでの覚悟というのなら私は何も申しませんわ」
ピンク影:「聞けーーーー!」
舞風:「千文程度も払えない三下忍者なら口を挟まないでください」
ピンク影:「なに煽ってんだよ!お前、本当は文字を教えてほしいじゃねーのか!?
千文なんて大金、払えるわけないだろ。
この話は、もう無し……」
ピンク影:「いや、あの……ね?千文ってわかる?
線香一本、千文ってことはね。40分、1万6千円ってことなの。
おじさん、君に勉強を教えなきゃならないうえに、
40分で1万6千円も取られちゃうんだよ?」
ピンク影:「あーもう!わかったよ。やってやんよ!
忍者の底力、見せてやんよ!
見てろよ。千文くらい私の忍術でちょちょいと用意してやらー!」
ピンク影:「オボエテロー!!」
ピンク影は夕闇の町に消えていった……
ピンク影:「『拝啓、おししょー様。
素魔の調査にスパイを雇う必要があり、
維持費に千文が必要になりました。
下記の口座に振り込んでくださいますよう、お願い致します』っと……
こんなもんかな。いや、いっそ二千文って書いておくかなwww」
数日後……
ししょー:「忍者がスパイを雇うって……なに?」
第9話につづく……
団八:「よう、旦那。あの子はもう戻ってるぜ?」
ピンク影:「あの子?ああ、あの娘か」
団八:「やけに嬉しそうな顔をして帰ってきてたよ。
なんでも旦那が文字を教えてくれるそうじゃないか」
ピンク影:「も、もう、そんな感じで伝わってんだ……」
団八:「旦那。実はそのことで問題があるんだ。
あの娘は舞風が小間使いとして使ってる。
勝手なことされたってんで、舞風が怒ってるんだ」
団八:「舞風に話を通してくれないか」
ピンク影:「いや、別に私がやりたいって言ったわけじゃ……はっ!」
ピンク影:(そうか、舞風が反対しているってのを理由にこの話をなかったことにしてしまえば、
私の評価も下がらない!全部、舞風のせいに押し付けることがっ!)
ピンク影:「仕方のないヤツだ。私が話をしてこよう」
団八:「旦那。なんか悪い顔してますぜ」
ピンク影は天風の中に入っていった。
舞風:「私はこの変態仮面と大事な話があります。
あなたは外に出ていなさい」
娘は舞風の言葉にうなずくと外へと出て行った。
舞風:「話は団八から聞きました。あの子に文字を教えるですって?
そんな暇があると思いまして?
私の小間使いとして働くことで、ようやくここに置いてもらっているのですよ。
あなたに文字を教わっている間、私の用事は誰がするというのです?」
ピンク影:「そうか、それは悪いことをしたな。
まぁ、あんたに迷惑をかけるわけにはいかないしな。
残念だが、この話はなかっ……」
舞風:「そこまであの子に文字を教えたいというのなら、こうしましょう」
ピンク影:「はい?」
舞風:「あなた、私をお買いなさい」
ピンク影:「え?いや、え?」
舞風:「あの子は私の小間使い。いわば、あの子の時間は私の時間のようなもの。
あなたが私を買い、その時間をあの子の文字の勉強のために使うのは、
あなたの自由ですわ」
舞風:「お代は千文。ビタ一文、まかりませんわよ」
ピンク影:「まてまてまて!!なんで私が文字を教える上に、
金まで取られなきゃならないんだよ!」
舞風:「そこまでの覚悟というのなら私は何も申しませんわ」
ピンク影:「聞けーーーー!」
舞風:「千文程度も払えない三下忍者なら口を挟まないでください」
ピンク影:「なに煽ってんだよ!お前、本当は文字を教えてほしいじゃねーのか!?
千文なんて大金、払えるわけないだろ。
この話は、もう無し……」
ピンク影:「いや、あの……ね?千文ってわかる?
線香一本、千文ってことはね。40分、1万6千円ってことなの。
おじさん、君に勉強を教えなきゃならないうえに、
40分で1万6千円も取られちゃうんだよ?」
ピンク影:「あーもう!わかったよ。やってやんよ!
忍者の底力、見せてやんよ!
見てろよ。千文くらい私の忍術でちょちょいと用意してやらー!」
ピンク影:「オボエテロー!!」
ピンク影は夕闇の町に消えていった……
ピンク影:「『拝啓、おししょー様。
素魔の調査にスパイを雇う必要があり、
維持費に千文が必要になりました。
下記の口座に振り込んでくださいますよう、お願い致します』っと……
こんなもんかな。いや、いっそ二千文って書いておくかなwww」
数日後……
ししょー:「忍者がスパイを雇うって……なに?」
第9話につづく……