仮面ライダースタミナ 第20話

2012年11月27日 | 侍道4


スタミナ:「J・J。無事か?」



J・J:「やぁ……君か……」



スタミナ:「助けに来たぞ」



スタミナ:「さぁ、早く帰ろう。セメダインが固まってしまう」

J・J:「なんの話だい?」

スタミナがJ・Jを解放しようとしたそのとき、部屋に何者かの気配を感じた。



スタミナ:「む?こいつらは……」



スタミナ:「鬼怒川ジョッカー戦闘員!」



戦闘員A:「ジョッカーって、ノリダーかよ」

戦闘員B:「逃がしゃしねーぞ」



戦闘員C:「お前を捕まえて褒美をもらうだ」



スタミナ:「まったく、割れたメダルから生まれたヤミー程度の能力しかないくせに」

J・J:「どうやら、タダでは帰してくれないようだね」



スタミナ:「私はタダで帰る!」



戦闘員A:「囲め!数で押し包めば改造人間だろうと、倒せるぞ」

スタミナ:「給食の残りのコッペパンじゃあるまいし、お前らみたいな教科書に包まれて、
      机の奥に眠らされてたまるか」

戦闘員B:「たとえ方、ヘタクソか!おまえ!もっと他にあるだろ!」



スタミナ:「ライダー」



スタミナ:「クラッシュ!」



戦闘員D:「ぐはっ!」



スタミナ:「片付いたな」



J・J:「本当に助かったよ」

スタミナ:「大丈夫か。あの三姉妹の拷問に耐え、よく頑張った。感動した」

J・J:「はは、君のボケは微妙に古すぎてツッコミに困るね」

スタミナ:「よせやい。照れるぜ」



J・J:「いや、褒めてないんだが……。しかし、恐ろしい拷問だった。
     危うく罪を認めてしまうところだったよ」



スタミナ:「まぁ、話はいい。まずは病院に行こう。酷い怪我だ」



J・Jをかついで代官所から出て行くスタミナ。
それを背後から見つめる男。
鬼怒川である。



万由:「お父様。よろしいのですか」



鬼怒川:「なにがですか?」

万由:「このまま逃がしては、あのヒョウタンの思う壺では?
    ヒョウタンなのに壷とはこれいかにですわ?」



鬼怒川:「いいのですよ。彼は私を出し抜いたと思っているのでしょうが。
     ふふふ、まだまだお楽しみはこれからです」

鬼怒川は不気味な笑みを浮かべながらスタミナの背中をじっと見つめるのであった。



第21話につづく
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