スタミナ:「魔鱗組!?ここは幕府の施設のはずだぞ?」
魔鱗組A:「ここは開国倒幕派の温床となっている」
魔鱗組A:「ご大老様より即刻、取り潰せとの命令だ」
スタミナ:(鬼怒川の仕業か……。アイツ、私の狙いに気がついたか)
英語教師:「チョット待ッテクダサイ!殺シマスヨ!」
英語教師:「ココハ、子供ガ勉強スルダケノ場所デス。危険ハアリマセン」
スタミナ:「お前は危険人物だけどな!」
魔鱗組A:「勉強がしたかったら手習いに行け。英語など不要だ」
魔鱗組B:「読み書き、ソロバンだけをしていろ」
子供:「いやだよぅ……ここで勉強したいよぉ……」
魔鱗組B:「口ごたえするな。このガキ!」
魔鱗組は子供を引っ叩いた。
子供:「うええええええん」
小暮:「やめろ!」
スタミナ:「やめ……あ、くそ。先に言われた!」
魔鱗組C:「ほう、我らに逆らうか」
英語教師:「皆サン、危ナイカラ外ニ出マショウネ。出ナイ子ハ殺シマスヨ!」
スタミナ:「ナイスだ。教師。子供にこれから起こることは見せない方がいいからな」
スタミナ:「いくぞ、小暮!」
小暮:「ああ!」
スタミナ:「ライダーリボルバー!」
魔鱗組C:「ぐあっ!」
スタミナ:「もう一発、くらえ!」
小暮:「トドメは俺に任せろー!」
スタミナ:「ライダーリボ……あっ!」
小暮:「ぐはっ!」
小暮:「どこを見て撃っている!」
スタミナ:「ええええ、今のは私のせいかー!?」
……と、なんやかんやありまして
小暮:「片付いたな」
スタミナ:「華麗に片付いたな」
魔鱗組D:「なんや……かんや……で片付けられ……た。がくーん」
すると、そこに
茂呂:「おい、大丈夫か」
スタミナ:「遅いよ!もう片付けちゃったよ!」
茂呂:「やっぱり修羅場だったか。間に合わなくてよかったー」
茂呂:「しかし、大老に目をつけられちまったか」
茂呂:「俺もおしまいかなぁ……」
スタミナ:(鬼怒川が動き出したか……これは私も気を引き締めないとな)
語学所を出る3人。
小暮:「茂呂、日本は本当にあんなに小さな国なのか?」
茂呂:「ああ、本当だ。でもな、大きさで言えば日本は英国と同じくらいなんだぜ?
文化と知恵があれば国土の大きさなんて関係ないのさ。
今日はいろいろと学べたろう?」
茂呂:「小暮。今度はお前が考える番だ。今日得た知識をどう使うかはお前さん次第だ」
小暮:「そうだな。俺もいろいろと考える事が出来た」
スタミナ:(茂呂と小暮か。うまく幕府と般若党のつなげてくれそうだな)
第17話につづく