仮面ライダースタミナ 第27話

2012年12月04日 | 侍道4


ローラ:(ご大老様の注意が他に向いている。ひょっとして今、逃げるチャンス?)



茂呂:(ローラさん。今のうちに逃げてください)

ローラ:(は、はい!)



スタミナ:「はーい、ちょっと後ろを通りますよーっと」



鬼怒川:「き、貴様!いつの間に」

スタミナ:「あたし、ローラ。チョンマゲ中学の2年生。恋に図工にネイルアートに夢中の17歳よ(裏声)」

鬼怒川:「中2で17歳ってなんだよ!つーか、キメェ!」



鬼怒川:「驚きましたよ。あなたのハエどもを集めるという目論見、なかなかやるじゃないですか」

スタミナ:「皆、一丸となれば、この町にお前のような暴君は不要だ。
      ま、皆がまとまる礎になってくれる事には感謝してやろう。
      後はわたしをこんな姿に変えてくれた貴様ら鬼怒川一族への復讐を果たすだけだ」



鬼怒川:「そう簡単に私がやられると思ったら大間違いですよ」

スタミナ:「それはどうかな」

鬼怒川:「勝負!」

スタミナ:「あ、ちょっと待って。そこに落ちてるのお金じゃね?」

鬼怒川:「え?ウソウソ!どこ?」

スタミナ:「ほら、そこだよ。真ん中の板と板の間」

鬼怒川:「見えないよ。嘘つけ。」

スタミナ:「そーか。そっちからだと逆光になるから見えにくいんだよ。
      ちょっとこっち来てみ?」

鬼怒川:「どれどれ……」

鬼怒川が舞台の中央に寄った瞬間!



スタミナ:「この瞬間を待っていたんだーーーーーーーーーっ!」

鬼怒川の脇をすり抜け、柱のボタンに手をかけるスタミナ。

ポチッとな



パカッ!



鬼怒川:「うわあああああああああああっ!」

煮えたぎる釜へと落ちていく鬼怒川。



鬼怒川:「ぎゃあああああああっ!!ぐあああああああっ!!」



断末魔の雄叫びをあげ、鬼怒川は釜の底へと沈んでいくのであった。



スタミナ:「勝ったぞーーーーーーーーーーーーーーっ!!」

民衆:(このヒョウタン。き、汚ねぇ!!)



魔鱗組A:「そんな鬼怒川様が……」

魔鱗組B:「我々はこれからどうすれば……」

魔鱗組C:「俺、これから合コンなんで先にあがりますねー」



茂呂:「ついにやったな。スタミナ!」

琴吹:「よくやってくれた。スタミナ!」



ローラ:「ひょうたん様!」



ローラ:「本当に、あなたにはなんとお礼を申し上げたらいいのか」

スタミナ:「よせやい。ほっぺたが赤くなっちまう」

茂呂:「コブラかよ。ていうか、お前の場合、赤くなってもわからんだろwww」



小暮:「最後までしまらんヤツだ」

赤城:「まったくだ」

メリンダ:「はっはっは」

鬼怒川は死んだ。
その事に喜びの声を上げる仲間達。

しかし……



ガッ……



サバーッ!



鬼怒川:「ぷはぁ!いいお湯加減でした」



茂呂:「鬼怒川っ!」

琴吹:「ば、馬鹿な!」



スタミナ:「そんな……確実にヤツの急所を切り裂いたはず!」

J・J:「いや、釜に落としただけで斬ってないだろ。キミ」



茂呂:「不死身か。こいつ……」



J・J:「ジーザス……」



鬼怒川:「さて、第2ラウンドといきましょうか」



第28話につづく
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