いきいき

自分の人生 いきいき と送りたいという願いを込めたタイトル

自然を保護するなんて

2012-10-30 19:22:59 | Weblog
「アイヌ、風の肖像」という本に出会いました。

著者は宇井眞紀子さんでアイヌのアシリレラさんとの
交流を通じて学んだ生活スタイルを写真を通じて
伝えています

その中に短い文章ですが、
とても重い言葉が書かれています。

自分も23年前に環境問題の深刻さを肌で感じて
何かをしなければと考えたり

環境問題についてのあらゆる情報を集めてわかった事は
根本的に人間のおごりがあり、

環境問題は結局人間の生活スタイルそのものだ、

人間も環境を構成する一部なのに外に置いて
みんな環境問題、環境問題、自然保護、生物多様性の維持
を唱えて

環境事業部などというセクションを作って、環境保護や
自然保護をやってますとアピールしています。

でも、こんなこと、とても不思議で、おかしいことです
人間自身も環境に一部なんだから。

「アイヌの肖像」という本の中にこんな一節があります

「自然を保護する」なんて
大それたこと
だって、人間は自然の一部で、
自然のなかで
いかされているんだから。

自然に生かされている自分を認識できれば、自然を壊すことは
ありません。

自らを壊すこと
時間差があるのですぐに影響がなくても自分の次の世代
子供や孫の時代に悪い影響を与えてしますことを

アイヌやアメリカインディアンやアボリジニ、アマゾンの
インディオの人たちは、長い歴史の中で学んで悟っています。

現代文明で虐げられている人たちですが、自然に対する理解と
適応力の高いこのような人たちが
これから起こる地球規模の大きな自然災害をも乗り越えられる
のではないかと感じます。
■万人の願い世界平和と健康な生活のために?世界平和の森づくり
生命の森づくり

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バリの植林地周辺が世界文化遺産に

2012-10-27 15:21:04 | Weblog
インドネシアのバリ州のバンリ県キンタマニー地区で2007より
植林をしています。
植林をしている現場は火山爆発で火山灰の降り積もったエリアで、
この82年間大きな爆発はなかったけれど、
この地域の植生は何も回復しませんでした。

火山灰地にごく小さな雑草がポツンポツンと生えている貧相な
一目見て、植物の生育にとって、大変厳しい条件のところだと
感じました。

植林を実行してみると想像以上に厳しい条件でした。
土壌は火山灰土で水の保持力がなく、
植生が乏しいために雨も降る量が少なく、いつも乾燥しています。

根付きが悪くて、活着が悪い状況のために今回、エチゼンクラゲ由来の
土壌改良資材を活用して、
この条件の悪い土地での植林の成功を目指しています。

ところで今年の7月にバツールを含む地域一帯が世界遺産に
登録されたそうです。


バリ島に世界遺産誕生!2012年07月13日



以下、インドネシア共和国観光クリエイティブエコノミー省の
記事をご紹介します。

■バリ・ヒンドゥー教哲学を表現したバリ島の水利システム
 「スバック」による棚田地域の文化的景観が、
  ユネスコの文化遺産に登録されました!

今回ユネスコの文化遺産に登録されたのは、
“Tri Hita Karana / トリヒタカラナ”というバリ・ヒンドゥー教哲学を
表現したバリ島伝統の水利システム「スバック(Subak)」によって

維持されている、
タマン・アユン寺院を含む19,500ヘクタールに及ぶ5つの棚田地域で、
バリ島では初の登録となります。登録されたのは以下の地域です。

・バトゥ-ル湖
・ウルン・ダヌ・バトゥ-ル寺院
・ペクリサン川流域のスバック(棚田)の景観
・バトゥカウ山保護地区スバック(棚田)の景観
・タマン・アユン寺院

「スバック」は水路や柵で寺院に集められた水を分け合う
水利システムで9世紀から継承されてきました。

中でも18世紀王家の寺院タマン・アユン寺院の景観は、
最も大きく構造的にも印象的な景観です。

この“スバック/Subak”は“Tri Hita Karana /
トリヒタカラナ”というバリ・ヒンドゥー教の哲学的コンセプト、
すなわち、
神、人、自然の調和をもたらす宇宙観を反映しています。

この哲学は2000年以上前にバリとインドの文化的交流の中から生まれ、
これによってバリ島の景観が成形されました。

スバックの民主的で平等な農耕手法は、
人口密度が高いこの地域にあって、インドネシアの中で最も多くの
実りをバリの稲作農家の人々にもたらし続けているのです。

情報提供:インドネシア共和国観光クリエイティブエコノミー省

神と人、自然との調和をもたらす宇宙観の反映として
水の分かち合いのシステムを確立したコミニティーづくりは、

これから先の人類が
持続可能な社会づくりを目指す上でとても参考になる
素晴らしい「世界遺産」だと思います。

現場を訪れるとなんだか心が落ち着くのはそんな背景が
あるからだと改めて感じます。
★植林体験ツアーとしてみんなで行く形のいずれか選択していただけます。
バリ植林祭体験エコツアー

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一人ひとりができることから

2012-10-23 11:44:41 | Weblog
1年前のブログをみて、もうあれから1年も経つのか
という思いがします。

マータイさんの訃報に接して、たいへんがっかりしたことを
思い出しました。
元気に活躍されているものだと思っていましたので
たいへん驚きました。

彼女がケニヤで始めた植林運動が、国連環境計画とともに
世界中で運動になり
10億本植林キャンペーンがとても遠い目標のように感じていたのに

結果的に世界中で参加者が増えて、120億本という大きな成果に
つながりました。
この運動は世代を超えて、地域や国を超えて、文化や宗教や
あらゆる違いを乗り越えて、たくさんの地球市民に支持された
地球規模の画期的な取り組みだと思います。

ひとりひとりにできること、行動することが大切ですね

そうだ!植林祭に行こう!
2004年にノーベル平和賞を受賞したケニアのマータイさん。2005年に来日したことを機会に「もったいない」の教えに共感し「もったいない運動」を推進してきた事も知られています...


知らなければ始まらないけれど、

2012-10-19 15:01:05 | Weblog
地球環境がおかしい?と思ったいる人や
最近の気候はなんだかおかしいなーと感じている人

気象状況がなんだか変だと感じている人たちは確実に
増えています。
でも、地球環境がどうなっているのかをわかっている人は
どれぐらいなんだろう?と思うことがあります。

自分は38年前には豊かで、鬱蒼とした熱帯雨林の
あった時期から、
自然の森で遊ぶオランウータンが普通だった時から
森を追い出されて行き場をなくして、
人間に保護されて檻に暮らす今までを見てきました。

このままゆけば大変なことになる感じて人生の生き方を
1989年42歳の時に大きく変えました。

自分ひとりが変えたところで社会は方向転換を
するわけではありませんが、
この現実を見て見ぬふりをして過ごす人生は
人生を終えるときに、
自分自身きっと後悔するだろと考えたからでした。

この現実を見て知っている人間として、少しでも
たくさんの人立ちに伝えて、よりよい社会を次世代に
残したいと願って行動しています。

あれから二十数年が過ぎて、見た目や日常生活で感じる
地球環境はますます悪くなり危機感を感じています。

国連環境計画(UNEP)では1997年から5年ごとに
「地球環境概観」を報告しています。(GEO・5)

2012年6月6日、リオ+20サミットに先立って
発表されました。

この報告では環境保全のために設定された90項目の目標
のうちこれまでに達成されたのは
たったの4項目だと指摘しています。

残りは、少し改善されたもの40項目、
ほとんど進歩がなかったもの24項目
悪化してしまった項目8項目、
残りの項目はデータ不足で評価ができなかったという

驚くような惨憺たる状況なのです。

森林の減少、魚種資源の減少、水の需要増大し、
気候変動対策の遅れのために人類の未来は
持続可能ではないようだと警告を鳴らしています。

もし現在のような「天然資源の生産と消費のパターン」が
蔓延して、その形を反転することができなければ、
各国政府は前例のないレベルの損害と劣化に
対処することになるだろうと伝えています。

世界的に見ると中国インドの次として開発途上国に
市場を求めて、「天然資源の生産と消費のパターン」を
持ち込んで、「開発という名の破壊」を勧めている姿に
価値観の変換のむつかしさを感じています。

科学誌「ネーチャー」はこの「GEO・5」発表の
すぐあとに「環境変化に対する証拠の再調査」を発表しました。

生物圏、「生命を支える地球環境」の一部では、
すでに取り返しのつかない転換点に向かっている可能性が
あると結論付けました。

科学が明確に結論づけるのは、悲惨な事態が起こったあと
です。ですから、結論を待って行動してのでは間に合わない

まず、現実の地球環境の状況をしること
知って、正しいと思う事のために自分の人生を使うこと
が求められています。

これまでの社会の価値観に流されていては、
決して明るい未来は開けません。

今起こっていることは、これまで人類が経験したことのない
大きな出来事ですから、経験や歴史だけでは測れない
自体ですから。

GEO-5」の発表
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神々の島 バリ島で植林祭

2012-10-15 20:04:13 | Weblog
1年前のブログがgooの事務局から送られてきました。
ちょうど今も、バリの植林祭の告知を行っていて
当たり前ですが、とてもタイムリーな話題です。


今年のバリ植林祭エコツアー参加者募集詳しくは、

非日常な体験を島全体がパワースポットのようなところで
厳しい地形や土壌の土地で、地球に感謝しながら植林をする
体験、きっと素晴らしい体験になると思います。

現地集合でも参加可能ですのでぜひともスケジュールに
組み込んでください。
お問い合わせは、info@agfn.org まで


バリ島の植林祭
バリ島の内陸、キンタマニーという観光地にバツゥールという火山があります。この火山が8年ほど前に爆発し、広範囲の森林が失われました。火山爆発被害地のうち、80年を経て現在、...

これでいいのかなー????

2012-10-15 09:00:59 | Weblog
私たち人類社会は、
少しも地球にやさしい生活に向かっていないような気がします。

昨日、近くのショッピングモールに行き園芸用品を探しました。
以前あったところをウロウロと探し歩きましたがないのです。
どうしたのかなー?

結局、園芸コーナーはすべてペット用品に変わっていました。
これでは、植物を育てる心が社会からどんどん離れてしまう。

人はな何事も知らなければ行動を起こせないし、支援活動なんて
できないんだろうなー とがっかりしました。

育てれば、私たち人間を始めすべての動物の生命の維持に必要な
酸素を供給してくれる植物の存在。

植物をもっと身近な存在にした社会を目指さないと
未来に希望を目指せない社会になってしまうことは
誰が考えても明らかです。

でも、そのことを考えられる社会ではない方向に向かって
いるようです。

当たり前ですが、
植物がなければ酸素呼吸をする生き物は生き続けることは
できないのですから、もちろん食物としても一番大切な存在
です。
みんなの森を育てる心
地球に生かされている心

感じ取って、地球に感謝の植林を!

未来の生きる子供たちのために!
 もちろんペットにとっても不可欠ですから!






地球にやさしい生活
映画の告知で「地球にやさしい生活」が上映されていることを知り久しぶりに映画館に足を運びました。地震、津波、原発事故の影響で“節電”生活を求められて、日頃いかに電気に依存して...

何もしなければ、森は戻らない

2012-10-04 18:26:58 | Weblog

2007年よりインドネシア バリ州のバツゥール山の火山爆発により
被害を受けた森林の再生のために2007年より植林を行っております。

この地域は1930年を最後に火山爆発はありませんが、
82年たっても植生は回復せずに小さな雑草が映える程度までしか
回復していませんでした。

このためバリ島住民の生活用水を供給しているバツゥール湖の水位が
2mあまりも低下したために
州政府が水源涵養林の造成が必要と判断し、協力依頼がありました。

この地域は火山灰土で噴火した火山岩がゴツゴツと露出し、
標高700mあまりの高原で、極端に降雨の少ない乾燥地です。

植物の生育にとって大変に厳しいこの地域での植林の開始から
5年を経て、この場所の自然環境の厳しさを
改めて感じさせられております。

土壌の乾燥、有機物、栄養分の不良などに加えて、
地球規模の気象の変動の影響を受けて、
雨期の時期が大幅にずれてしまって、
植林後の活着に大きな影響がでて、たくさんの枯死被害を受けて
います。

このような状況を改善して、
植え付けた苗木の根付きを確実にするための対策として、

①今年度は、苗木を育てるときに、植林の時にポットを外さないで
 そのまま植えても土の中で自然に分解する
 「生分解性の不織布の鉢=biopot」を使用することにしました。

この鉢を活用することで植林するとき根っこの露出をさせないので、
苗木の痛みを防ぎ、乾燥予防にもなり、
活着率の改善につながると考えています。

②極度の乾燥と有機質不足の対策として、
 愛媛大学の江崎次夫先生が開発された
「エチゼンクラゲ類を活用した緑化資材」の使用テストを行うこと
 にしました。

 
 資金的な支援を社)国土緑化推進機構よりいただいて、
 バリ州バンリ県キンタマニー郡のバツゥール山山麓の未植林地で
 行います。

 現地では江崎次夫先生のご指導をいただき、
 地元の人たちや今年の植林祭に参加する若いグループリーダーの皆さん
、日本からの植林体験ツアー参加の皆さんと実施する予定です。

 クラゲの保水力で山林の荒地を緑化する「夢の肥料」開発をした
 愛媛大学の江崎次帯先生は
「未来を担って行く子供達に、緑の地球をしっかり残したい」
 という発想のもとにこの資材の研究に取り組まれてきました。

 体長が1mを超えるエチゼンクラゲ、漁業に大きな被害を与える
 元凶エチゼンクラゲを有効に活用して、
 荒廃した森を蘇らせたい。
 海をきれいにするには、山をきれいにしなければダメなんです。」

 先生の熱意がこの夢の肥料の開発つながりました。
 このことをTBSの「夢の扉」という番組で放映されていたのをみて、
 江崎先生のもとを訪れて今回の協力を快諾していただき、
 実現の運びとなりました。

http://www.tbs.co.jp/yumetobi-plus/backnumber0/20120325.html• 2012年3月25日の放送内容|TBSテレビ:夢の扉+
2012年3月25日 - 2012年3月25日の放送内容。
TBSテレビ『夢の扉+(プラス)』公式サイト。

この取り組みで82年間の自然の復元力では回復できなかった
火山爆発の荒廃地に緑を回復することが出来ることを願っています。

現地のこの植林に協力をしていただける方を募集しています。

★植林体験ツアーとしてみんなで行く形のいずれか選択していただけます。
バリ植林祭体験エコツアー

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