いきいき

自分の人生 いきいき と送りたいという願いを込めたタイトル

パンとサーカス

2011-02-24 19:03:27 | Weblog
2008年に78歳の誕生日記念にリンカランの森に寄付植林して頂いた
佐藤陽一様が、80歳記念にとまた参加をいただきました。

そして、地球環境を考える会の6名の共著の
「環境問題
 アクションプラン
 42 意識改革でグリーンな地球に」(三和書籍 1,800円+税)
というタイトルの本をお送りいただきました。

この本の帯に早稲田大学の教授小林俊治(日本経営倫理学会会長)が
「ライフスタイルを根本から見つめ直し
 生命をつなぐことの尊さを訴える
 環境改善の本当の意味を考え行動するための最良の案内となろう。」

と評されています通り、私たちが植林活動を通じてアピールしている
ことが、ほとんど網羅されています。

環境問題について、個人や会社がどのような事ができるか、
行動をすべきかを明確に書かれた力作です。

そのまえがきは、
”はじめに言葉ありき”といわれるほど言葉はすべてを表す。
「パンとサーカス」という言葉をご存知の方は多いと思うが、
この言葉を自分の生活に関係すると考える人は
あまりいないのではないか。

という書き出しで始まっています。

この言葉を現代の現実の社会にあてはめて眺めてみると
日本の社会は
「パンとサーカス」にあふれていると続きます。

確かにテレビをつければパンに関しては、料理番組や美食、
はては大食いをテーマにした番組があふれています。

世界で10億人以上6人に一人の飢餓状態の人たちがいる
というのにそのような人たちのことに配慮を欠いた行為です。

わたしも日々このような番組はほとんど見ませんが、
何と悲しい所業だ
と感じています。

次にサーカスについては、ローマ時代のように奴隷の戦士を
死ぬまで戦わせる様なことなありませんが、
プロスポーツの分野の番組も多く見られます。

世界支配をねらう人たちは、テレビを通して、スポーツと
芸能とクイズ番組を見せ続けることで
政治や倫理に興味のない人たちが増えることを
もくろんでいるといわれています。

まさに日本の今日の状況はこの通りに進んでいるように
感じています。

頂いた本によれば、ギリシャの哲学者プラトンの四つの徳目に
正義、智恵、勇気、そして節制があるそうです。

今日の人間社会にも変わらないか、以前にもまして四つの徳目
がかけていて、この言葉の大切さが新鮮に感じられるほどに
ひどい社会になってしまっています。

地球が人類の節操を欠いた行動で瀕死状態で、
 次世代の生存が危ぶまれている状況の中でも「パンとサーカス」
に現を抜かす現代人の愚かさが見えてきます。

人間以外に生物の99.99%がその種を残すことを本能
としています。

私たち人間は、次世代の世界を食いつぶしながらも改めようと
しない智恵のないおらかな生物になっています。

次世代を残さなくて、今を生きる価値はどこにあるのでしょうか?
人間いつかはいのちが無くなります。

一生懸命に稼いだお金も、名誉も、ほかの資産もこの時点で
無になります。

生命の継承こそがいまを生かされている人間の役割だと
考えれば、おのずと環境問題は解決するのですが。。。

頂いた本には、素晴らしい42のアクションプランが
書かれています。

わたしも再度熟読して、できる事から行動をしたいと
考えています。

市民レベルから、行動を初めて大きく社会を動かすことが
できればと願っています。

ぜひ、このブログを読んでいただいた方にもこの本をお読み
頂ければと願っています。
様々な分野で活躍されてきた6人の方が精魂こめて書かれた
メッセージを真摯に受け止めたいものです。

すべては、現代を生きる人間の「心」からだと思います。

80歳の誕生日に皆さんが植林をしていただければ、次世代に
大きなプレゼントにもつながります。

「パンとサーカス」に明けくれないで、今を生かされている自分の
役割を地球市民みんなでしっかりと見つめなおさない
人類のいない地球が出現することになります。

それでは今を生きる人間として無責任になってしまいます。
報地球精神で緑ゆたかな地球を次世代に残しましょう!!!

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うれしい出来事

2011-02-16 20:43:55 | Weblog


2005年5月31日に墨田のトリフォニーホールでアジア植林友好協会と
ボルネオ オランウータン サバイバル ファンデーション日本の
共催で米国のソプラノサックス奏者「ポールウインター」の
コンサートを開催しました。

今年は、日本人が3人も受賞して、マスコミに取り上げれれています
第53回グラミー賞において、その「ポール・ウインター」の
最新作「MIHO:Journey to the Mountain」が
最優秀ニューエイジ・アルバムに選出されました。

2007年の「クレストン」に続き、今回で6回目の受賞です。
一度でもすごいのに6度もとるとは偉大な方だと改めて思います。

2004年当時でも3回グラミー賞をとった一流の奏者でしたし、
何と言っても自然への造詣の深い方で、クジラの声を入れた曲や
オオカミの声を入れた曲など「アースミュージック」という独自の
音楽ジャンルを作り上げた世界的に評価の高い奏者でした。

オランウータンの支援をアピールするなら、最適の人物だと
2004年から演奏会の相談をさせて頂いていて、

それならと事前にインドネシアの現地を見たいと言って、
2004年7月に弊社(VIVO)の植林地やサンボジャの
オランウータンのリハビリセンター、
そして僅かに残された天然の熱帯雨林「ブキットバンキライ」を
訪問してくれました。

それぞれのところで土をいじり、風の音、鳥の声などを感じ、
熱心に見て回ってくれました。

ちょうど3mほどに育ち始めたチークの植林地で吹く風で
葉っぱがかさかさと音を出した時に

「森の再生する音だ、初めて聞く音だ!」と表現され、さすが
芸術家は違うなーと感じたことを覚えています。

翌年5月の演奏会では、その音やジャングルで収録した自然の音を
背景にして彼が作曲した「木を植える男」の演奏をしてくれたこと
を改めて思い出しています。

オランウータンの施設では時間をかけて、オランウータンを観察し
いろいろな質問を熱心にされていました。

ぜひ、オランウータンをテーマにした曲を制作したいので、
オランウータンの鳴き声を収録してほしいと頼まれて、試みましたが

オランウータンは、求愛の時にしか鳴かないとのことであきらめた
経緯があります。

オランウータンの支援資金を創りたい一心で取り組んだコンサート
で、当時のインドネシアのアルウィー調整大臣も会場を訪問して
頂き、コンサートは大変盛り上げりました。

会場も満員でしたが、興行的には大きな損失を出してしまい
ました。
この手の興行に未熟だったことや様々な要因がありますが、
しかし、
会場では「人生お金ではない、こんな感動はお金では買えない」と
感じる事ができました。

もう一度やる自身も資金もありませんが、あの感動を皆さんに
伝える事ができれば、今なら、オランウータンの支援金を
少なからず集める事ができるのではないかという思いがあります。

大変な紳士で環境問題に造詣の深い素晴らしい人物の
ポールウインターさんが受賞されてこととてもうれしく思います。


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奈落の底に落ちないために!

2011-02-15 19:58:25 | Weblog
2月3日に羽田を出て、シンガポール、インドネシア、
鹿児島を回って昨日の夕方自宅に戻りました。

この10日余りの間にいろいろなことを見て体験して
感じてきました。

今回の旅の一番の目的は、5回目のNECフィールディングの
森づくりの同行とご案内でした。

通常のツアーなら、旅行業者にお願いして、現地の
ランドオペレーターが様々な手配をしてくれるのですが、

東カリマンタン州は、訪問する人も少ないのでこのランド
オペレータがいないのです。


大変現地は安全で安心できる環境で、過去に争いごともない
地域なのに、外務省の危険度がⅡに分類されているために

一般の旅行業者が積極的に募集できないことも大きなネック
になっているように思います。

ですから、私どもが植林地の案内だけでなく、ランドオペレーター
の役割も果たさなければならないのです。


本職ではないうえに現地サイドも慣れていないいなにので
手配、コミニケーションが大変です。

何度も何度も確認して、今回はなんの問題もなく無事に
皆さん健康で帰ることができ良かったです。

参加者の皆さんそれぞれが、現実の熱帯雨林をみて感じる
ところが多かったと言って頂くことができました。

「この森、日本のどこかの森と変わらないですね。
 これが熱帯雨林なんですか?」

素直に感じられた言葉が印象的でした。

本当の熱帯雨林はこのようなものではなく、低木から高木
まで5層構造になっていて、いわゆる豊かな「森」だった
ことを説明させていただきました。

とても破壊された現在の森の状況を前に「ジャングル」を
想像することは不可能です。
このツアーでは、残された天然の森を見て頂くスケジュール
もあるので、確認して、実感して頂くことができますので
帰る頃には、熱帯雨林の破壊の現実と植林の大切さを理解
して頂きことができました。

人類にとって必要不可欠の熱帯雨林の現実を知る人を一人でも
多くしないと人類は間違えた道を突き進んで奈落の底に
落ちてしまいます。

次世代がそのようにならないようにするには、
今すぐにみんなが行動すること

社会経済全体で取り組むために新しい価値観にもとづく社会
経済のシステムづくりをすることが不可欠です。

過去の延長線上に未来はなくなっています。
この事実をへの理解が進むことを願って、
このツアー開催しています。

「森のない地球に人類の未来はない」という意味を
理解できる人を増やすことが不可欠です。

このことを理解できない人間は地上から消える運命
にあります。

ぜひあなたも、すぐにできる事から行動を起こして
くださることを願っています。
すべては、次世代のために!!

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地味で貴重な貢献に感謝

2011-02-07 00:38:56 | Weblog
2月4日にこちらに来てから、ずーと曇り、たまに雨という感じで
以上に涼しい天候が続いています。

今日まで3日間太陽の光が全くないのです。
赤道の真下の国でこの天候は雨期にしても異常だと思います。

そんな中、NECフィールディングが5年間継続してくれている
フィールディングの森づくり体験ツアーの下見でムラワルマン大学の演習林
の現場に行ってきました。

雨が続いているために森の中は滑りやすく、普段よりも湿度が高く
しっとりとしていました。
滑りやす森林の中を歩いて15分ほどで昨年までに植えた場所につきました。
植えていただいた木々は確実に成長はしていました。

二次林として雑木や灌木が生えている林の中に将来、主木に育つフタバガキ科
の樹種を植林=樹下植林していただいています。

何も樹木や草のない場所に植林して、植林木の成長を見守るのと違って、
成長が遅くて、成長を楽しみに見守るという楽しみはあまり期待できません。

しかし、こんな地味な活動が本当の熱帯雨林を再生してゆくためには不可欠です。
伐採で主木に育つ樹種がなくなってしまった熱帯雨林は、時間がたっても
本来の5層になる森には育ちません。

親木がないので種子が落ちないし、熱帯雨林の主要樹種の種子は大きくて
遠くから風で運ばれることはありません。

自然に放置していても、二次林が10~15年で枯れて再生というサイクルを
繰り返すだけで、本来の森林にもどることは期待できません。

ですから、オランウータンのような動物に種子を運んでくれることを期待するか
わたしたち人間が植えて再生することしか解決できません。

そんな地味な活動を継続して実行していただいていることに改めて、心から感謝
の気持ちを持つことができました。

私たちが11年前に植林した主木メランティーは12月に見てきたときに
驚くほどに大きく育っていて感動しました。

植林を始めた時から、大切な仲間が何人かこの世を去っていますが、
地味な活動を世代を超えて、継続してやる以外に持続可能な自然と調和する
社会は維持できないと思っています。

より多くの人たちが、地味で大切な活動に目を向けてくれることを願っています。

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カウントダウン

2011-02-03 15:53:06 | Weblog
今晩からNECフィルディングさんの
「フィールディングの森植林ツアー」の同行ご案内で
インドネシアに行きます。

2006年から始めて頂いて今回で6回目になります。
フィールディング社会貢献倶楽部のみなさんを中心に毎回熱心に
参加して頂いています。

このツアーの中心は国立ムラワルマン大学の演習林の
再生プロジェクトに同社で取り組んで頂いている現場で植林体験
をしていただき、来年の苗木作りを体験して頂くことです。

12名の参加者で150本の植林をしていただきます。そして15本のポット
苗をつくる体験をしていただきます。

訪問初日にはバリックパパン市の郊外にあるサンボジャのオランウータン
リハビリセンタを訪問して頂いて、そこの現場にはオランウータンの食料
になる果物のなる樹種を植林して頂きます。

どちらも年々減少を続ける熱帯雨林の再生に少しでも役立つ活動です。
地味な活動ですが、継続して取り組んでいただき、

森林の保護と再生を願う活動をしている私たちにとって
「心から敬意の気持ちと感謝気持ち」でいっぱいです。

一般的なツアーとは違う場所と体験なのでなかなかスムーズに行かない
事もありますが、精一杯のご案内をしたいと願っています。

様々な形で熱帯雨林の破壊の情報や地球温暖化の情報がマス媒体を通じて
伝えられますが、自ら行動して、現場に入って、見て体験して、考えて
頂ける貴重な体験になると信じています。

現地の手配確認のために私は今晩出発します。
これまで東カリマンタン州のバリックパパンに行くためには、ジャカルタか
シンガポールで1泊しなければなりませんでした。

ジャカルタでもシンガポールでも早朝の飛行機に乗り継いで、昼前に
バリックパパンにつくという形です。

ですから、どうしても日本から1日半はかかる日程でした。

今回は羽田を使えるようになったので真夜中に出て
その日の夕方7時過ぎにバリックパパンにつくことができます。

やや変則ですが、仕事を終えて出発できるというスケジュールは
有難いことだと思います。

ただ、一方では、私たち先進国の人間は、便利さや速さや快適さのために
たくさんのエネルギーを使い、地球環境に負荷をかけている事にも配慮が
必要だと思います。

今回のツアーで排出するCO2と日常の生活で排出しているCO2の5年分を
今回の植林ツアーに参加して頂くことでオフセットして頂けるように
企画しています。

ツアーにはお金がかかりますが、そうでなくても、今できる事をやる、
自分にできる事をやるという行動を多くの企業や個人の皆さんが
始め、継続すれば、人類の破局も遠のくと思います。

引き返さないポイントまでのカウントダウン