いきいき

自分の人生 いきいき と送りたいという願いを込めたタイトル

地球を救う森づくり4

2011-07-29 19:05:11 | Weblog
このところの暑さや雨の降り方の異常は誰でも感じられる
状況になっています。

天気予報も当たらなくなっています。
情報量や観測地点は増えているのにどうして、
予報があたらないのでしょうか?

それだけ自然現象が小刻みに変動をしているという事です。
その変動が予想を超えて起こるような地球環境になっている
ということです。

皇居の中と外、新宿御苑の中と外の気温は2~3度違います。
樹木があるといないではこれほどの温度の違いがあるのです。

ですから、森の広さが緩衝地帯になって温度変化や風の吹き方
などを和らげています。

世界中で大雨や少雨、高温気候など異常気象が普通になっています。
森林の減少が大気や雨《水》の循環能力を低下させていることが
大きな原因です。

その元は、人間のエゴが招いている大量消費・大量廃棄文明ですが
森林の伐採や土地転用が連鎖的な森林の破壊を招いています。

8000年前に人類が農耕のために開墾を始めたころは地球の陸地面積の
40%=60億ha以上が森林で覆われていたそうです。

しかし、今、自然林の総面積は36億haほどの減少しています。
その上、統計上に森林として分類される「森」の質の低下も懸念材料です。

FAO《国連世界農業機構》の分類でも、地表面積に占める樹木の樹冠の割合
=樹冠率10%あれば森林に分類されています。

全体の1割以上の木陰があれは、森と分類して、それでも約36億haしかないのです。

1990年以降に激減しているのが「熱帯雨林」です。
1990年から2000年までの10年間で、
熱帯地域の天然林は年平均1420万ha減少しています。

温暖化の原因については、国際的に様々な研究がおこなわれています。
様々な要因が挙げられています。

全てが温暖化に関与しているのでしょうが、
木陰は涼しいという事実や実感から考えれば、地球規模で木陰が減少した結果
あちこちで高温が続き、熱中症の被害者が続出しているのです。

対策は、地球規模で天然林のこれ以上の減少を避けて、植林による森林の再生を
行う事が、気候の安定に一歩です。

この根本的な解決策を実行しない限り、人類の永続的な生存は困難です。
異常気象、健康被害、農作物の不作、飢餓の蔓延、治安の悪化、紛争や戦争の激化
森のない地球に明るい未来は見いだせません。

新たな科学技術でもなく、あたらしい取り組みでもありません。
先人が守ってきた自然環境を守り次世代に引き継ぐという当たり前のことが
当たり前になっていないことが問題なのです。

熱帯雨林は他の地域の森林をはるかにしのぐ、光合成能力の高い、生物の多様性に
富んだ世界一の森林です。
その熱帯雨林の減少は、日本人の我々の生活環境にも大きな影響があるのです。

今日の暑い夏やゲリラ豪雨などを見ても明らかです。
やる意志さえあればできる「植林」をみんなで取り組めば未来は開けますが、
地球市民みんなでできなければ、持続手にな生存への先行きは厳しい
残された時間は?

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地球を救う森づくり3

2011-07-22 12:38:32 | Weblog
インドネシアの東カリマンタン州の森林を旺盛だった36年前から
現在まで見てきた現実を知る人間は、地元で生活をしている人
たち以外には、それほど多くはいないと思います。

森林資源の調査は国連の機関、FAOが行っていますが、正確に
現実の状態を反映した情報にするにはかなりの困難があります。

このデータは絶えず更新され、改善されてはいますが、正確な
全体像がとらえているとは言いがたいようです。

現実にはこれらの情報よりも速いスピードで消失していて、
訪問するたびに先行きの厳しさと危機感を感じます。

熱帯雨林には何百万というまだ判らない動物種や植物種が存在し
ています。

これらは人類の生活にとって、食糧や医薬品の原材料
として役立つかもしれないのに、わからないままに地上から絶滅
してしまっています。

同定されていないものが消えてなくなるという事は、取り返しが
つかないという事です。

私がこのことを教えられたのは、1987年ごろに起きたデモの
コメントでした。

熱帯雨林伐採の最前線にいて、その後も森林開発のための資源
調査を行ってゆく中で、自分なりにこの経済活動の不合理さを
感じ続けていた時期に起こりました。

マレーシア サラワク州の先住民が日本の商社の森林開発に反対の
意思表示をするために来日し、その本社にデモをかけたものでした。

この行動・活動を支援していたのが、
日本のNGO熱帯林行動ネットワーク(JATAN)の人たちでした。

その翌日の新聞報道でJATANの人のコメントは、
先住民の生活の場である森林に侵入して伐採することの不合理と

森林伐採のために道路を建設するからいけないんだ。
このことが生態系を分断してしまうことや人間が歩いて侵入できる
ために、焼き畑などで森林が次々に破壊されてゆくこと
そして
木材だけでなく、この天然の森林に存在する膨大な未知生物資源が
人類の役に立つかもしれないのに地上から消えてなくなること

をアピールしていました。
現実に会社人間として取り組んできた森林開発の業務の中で漠然と
感じていた不合理が、
明確に人間活動として不合理であることが判った出来事でした。

ここから自分自身の生き方への転換が始まりました。

今回の原発事故でもそうですが、会社や社会としての正義は、
必ずしも正義ではありません。

東京電力で働いている限り、原発推進派正義ですが、廃棄物を
安全に処理する方法がないことや、万に一つでも事故を起こせば

子々孫々にまで被害を及ぼす行動は、人間として正しい行いでは
ありません。
自分自身で責任を負えない、自分たちの世代で責任を負えないような
活動に正義はありません。

熱帯雨林の破壊もその時代の会社として、社会としては一見正義でも
人類の英知では再生できない熱帯雨林を破壊する活動には正義は
ありません。

結果、次世代にツケを回して、大きな被害をもたらすからです。

そのような考えから私は、
これ以上、人類の生存のカギを握る熱帯雨林を減少させない生き方を
求めて歩み、生きついた形が「地球を救う森づくり」です。

持続的な社会の継承こそが、この世に生を受けた人間の役目だと
考えるからです。


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地球を救う森づくり2

2011-07-11 20:05:12 | Weblog
私たち人類もすべての動物も呼吸するための「酸素」と
カラダの60~70%を占めている「水」が必要不可欠です。

だれでも無意識に呼吸していますが、3分~7分酸素が
供給されなければ、生存できなくなります。

水は3日補給できなければ、生命を維持できなくなります。
活動するために補給の必要な食糧は約1か月は耐えられますが
その後は補充されなければ、生命を維持できなくなります。

自然から離れてより快適で便利でスピード早く行動するために
エネルギーは不可欠です。

人間が生命を維持する上で不可欠な「酸素・水・食糧・エネルギー」
の補給態勢~地球のエコシステム~に様々な問題が起こっていて、
近い将来破たんしてしまいそうです。

様々な分野の研究があり、さまざまな産業が隆盛していますが、
上の4つの要素が十分でなければ、人類の生存は成り立たないという
事実を再認識する必要があります。

本来、空気も水も食料もエネルギーも自然が無尽蔵に供給して
くれるという自然循環システムが機能していたのですが、
人間の限りない欲望がバランスを壊してしまいました。

人間自身が再生できない、修復できないような発展は、結局
持続しない社会であり、次世代につけを残す生き方ですから、
人類の永遠の生存を壊しているという自覚を持たないと回避
できません。

空気も水も食料も健全な森林が無ければ、自然な供給は持続
不可能です。

森が生命の源であり、森の中でも熱帯雨林は人類生存の大きな
鍵を握っています。

他の地域にない豊富な緑、豊富な太陽、豊富な雨が私たち人類を
含めたすべての動物に補給をしてくれてきました。
貴重な熱帯雨林の減少は、根本から地球の自然のエコシステムを
壊すことにつながっています。

地球のエコシステムを修復する植林を目指した結果が、
ツーインワンというシステムによるWエコ植林
「地球を救う森づくり」です。

これは、30数年前の豊かだった熱帯雨林から、荒廃した草原や
森林を継続的に見てきて、考えたシステムです。



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地球を救う森づくり1

2011-07-05 11:35:30 | Weblog


「地球を救う森づくり」というのは、ちょうど7年ほど前
2004年5月1日に出版した私の本のタイトルです。

1999年6月に寄付による植林活動を始めましたが、
寄付という非日常的な活動の限界を感じ、日常の活動として
植林による熱帯雨林の再生を目指すにはどうすればいいか?

考え続けて、導き出した方法が、

①劣化した熱帯雨林の樹々の下に日陰を好み、将来、
 森の主木に育つ樹種を植林する

この植林は、熱帯雨林の再生を目的として、将来とも伐採はしません。

②地元の人々が天然林の木材を切らないで、日常の経済活動の
 を維持できるように経済的な価値の高い樹種で林業を育成する

 この対象地は、完全に草原になってしまった、陽光が強く、
 乾燥が激しい土地です。
 
 周りから樹木の種子が富んでくるわけでもなく、虫も何もない
 環境では、鳥も種子を運んではくれません。
 
 ですから、このような土地は、自然のままでは気の遠くなる時間を
 経て、再生されます。
 
 これまでの経験からおそらくは500年1000年という長い時間
 を必要とします。
 
 地球環境の劣化を考えるとき、とてもそのような時間を待てる余裕は
 私たち人類にはありません。

だから、今、インドネシアで植林なのです。
インドネシアは世界で一番危機的で貴重な森林NO1なのです。

その上、砂漠とは違い、雨と太陽が豊かで、
植物の成長が旺盛な環境です。

私たち人類を含めたあらゆる動物は酸素を呼吸で得て、
生命を維持しています。
地球の酸素を補給しているのは植物の活動によるものです。

中でも地球の土地表面の7%の熱帯雨林が、地球全体の酸素供給の
約50%を供給してくれているとても重要な存在なのです。

人類の持続的な生存に熱帯雨林は不可欠なのです。

私たち人間には、幸い物を運び、穴を掘り植え付けるという
能力が与えられています。

自分たちが壊した熱帯の森を再生するために行動することは、
人類が地球上で生存し続けるために当然の理です。

自分がはじめた熱帯雨林をこれ以上減少させないようにしたいと
いう想いを実現するための方法が
この「2イン1」Wエコシステムによる植林という形です。

この内一本は伐採して経済的な価値~エコノミーを享受しますが、
もう一本は環境修復のために貢献する~エコロジー~のためです。

私たち人間の生業として、一番最低限やるべきことは
次世代の生存できる環境を守ることにあります。

そのような考えを伝えたかったのが「地球を救う森づくり」という
本です。

この本の推薦文を当時のインドネシア大使のアブドール イルサン氏が
寄せてくださいました。

「インドネシアの熱帯雨林が急速に失われつつあります。
 インドネシア政府の懸命な取り組みにも関わらず、
 オランウータンは絶滅の危機に瀕し、
 鳥の声も森から消えてしまいました。
 
 今、解決に挑まねければ、
 私たちすべての生物の生命を脅かすでしょう。
 わたしたちは、快適な生活を望む一方で、
 環境が重要なものであることを忘れてはいけません。
 
 この本は
 「どのようにしたら私たちは地球を救うことができるのか」という
 興味深い視点を提供してくれる、今の時代に最適な本です。」

あれから7年を経過して、熱帯雨林はその後も加速度的に減少を
続けています。

日本でも確実にその影響は、機構の異常になって現れています。
当時よりのより深刻に自体が進展しています。

ノーリターンポイントまで、残り66ヶ月という状況の中で
ひとりひとりが自bンに出来る行動を始めないと
次世代にバトンを渡せない状況を作ってしまいます。

インドネシアを訪問するたびに、人間の快適、便利差の向上と
引き換えに、熱帯雨林の破壊、地球環境の破壊がどんどん進んでいる
のを感じ、やや絶望感を感じます。

でも、地球での人類生存を諦めるわけにはゆきません。
自分のできることを勧め、多くの人々の賛同をいただけるように
一層の努力が必要だなーと感じています。


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インドネシア フェスティバル2011に出展します、是非ご来場を!

2011-07-03 10:46:11 | Weblog
今年もイドネシア フェスティバル2011に参加します。
NPOアジア植林友好協会とオランウータンの支援NPO BOS-Japanと一緒に参加します。

是非この機会に足を運んで、私たちの活動の理解とインドネシア共和国の理解と交流を
していただければと願っています。

昨年も大変暑かったので、暑さ対策をしてご来場いただければと思います。
ぜひ、会場で!!
インドネシア フェスティバル2011
"http://www.youtube.com/watch?v=RuW0Vi0xx-w&feature=channel_video_title">