いきいき

自分の人生 いきいき と送りたいという願いを込めたタイトル

生態系が壊れて感染症が増えている!

2011-05-25 20:16:45 | Weblog
自然の生態系バランスが崩れて広がる感染症が広がっています。

ナショナルジオグラフィックの5月4に号に
「イノシシの急増で米で急増するイノシシ、感染症を拡大か」
という記事がありました。

その内容は、
 アメリカではイノシシが急増し、危険な寄生虫が人間に感染
する可能性が出てきているといことです。
 
イノシシ(学名:Sus scrofa)は16世紀にヨーロッパから
アメリカに家畜として持ち込まれ、時と共に多くの個体が
畜舎から逃げ出して野生化したようです。

野生化したイノシシは、現在ではアメリカの39の州に計約400万頭
が生息すると見られ、
特にカリフォルニア州、テキサス州とアメリカ南東部に多いそうです。

このほど発表された論文の共著者で、ノースカロライナ州ローリーにある
ノースカロライナ州立大学(NCSU)の生態学者クリス・デパーノ
(Chris DePerno)氏によれば、

イノシシは非常に頑強でほとんど何でも食べることができるため、
この環境で満足に暮らし、年に複数回、それぞれ数頭の子を産む。

 今回の研究でデパーノ氏らは、ノースカロライナ州で2007~2009年に
殺されたイノシシ83頭の血液中に、トキソプラズマと旋毛虫が寄生していた
証拠を発見した。

テキサス州やサウスカロライナ州など、アメリカの他の地域で実施された
調査でも同様の結果が得られており、
イノシシによる感染症媒介の危険性があることを示しているとデパーノ氏
は指摘する。

しかし、イノシシでこれらの種の寄生虫感染が確認されたのは
これが初めてだ。

トキソプラズマも旋毛虫も家畜のブタでは感染が防止されているが、
近年では食用としてイノシシ狩りをする人が増えていると
デパーノ氏は言う。

 寄生虫が多く含まれる肉を人間が食べると感染する可能性は高い。

デパーノ氏によると、トキソプラズマも旋毛虫も、感染すると筋肉や臓器に
食い込み、インフルエンザのような症状を引き起こすことがあるという。

 男性、女性、子供を含め、アメリカでは既に6000万人以上が
トキソプラズマに寄生されているが、発症する人はきわめて少ない。

通常、健康な人の免疫系ならば病気を抑え込むからだ。

 それでも、米国疾病予防管理センター(CDC)によると、
アメリカではトキソプラズマ症は食物が媒介する病気による死因の第1位だ。

特に妊娠中の女性や免疫系が弱っている人にとって、トキソプラズマの害
は大きい。

 CDCによれば、旋毛虫による感染症も軽症から重症までさまざまで、
最も重症の場合は心臓と呼吸器に障害が起こり命に関わることもあるという。

中等度の症例でも、疲労、衰弱、下痢が何カ月にもわたり続く場合がある。

以上のような内容ですが、これまで自然の生態系のバランスがとれていれば、
無かった異種間の感染がふえている現実があります。

今回のインドネシア訪問で聞いた話に「ハマウラットブル」という
本来マンゴの樹に着く毛虫が気候変動のせいで大量異常発生して、

あらゆる植物の葉っぱを食べつくして大きな被害が出て問題になった
そうです。

インドネシア人の食生活に不可欠の唐辛子もすべて葉っぱを食い尽くされて、
被害を受けて、価格が高騰したという話を聞きました。

これも環境破壊による異常気象と自然の生態系バランスの崩れが
招いています。
これから先様々な環境異常が出てきそうです。

これもみんな私たち人類の社会生活スタイルが招いている事実を直視して
改めないと次世代の人類が危機に陥りそうです。

バトンを引き継がない大人で終わらないために!!
生活スタイルを改めませんか?
子供たちの未来のために!

■万人の願い世界平和と健康な生活のために?
世界平和の森づくり
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汚れた海を再生~緑の砦づくり~

2011-05-23 20:33:32 | Weblog
今回の大地震と津波の被害を受けて、日本でも海岸防災林の
検討が進んでいます。

林政ニュースによりますと林野庁は、東日本大震災で甚大な
被害を受けた海岸防災林の再生策を検討する有識者委員会を
設置して、

被災海岸に堆積しているがれきを有効利用して人工砂丘をつくり、
その上に森林を造成する
「多機能海岸防災林」を軸に議論を進めているそうです。

インドネシアのジャワ島にある第2の大都市スラバヤで街を洪水と
高潮、津波から守るためにマングローブの植林が進んでいます。

この地区は上流からのごみが散乱し、
違法伐採によりマングローブ林がほとんどなくなってしまいました。

2007年の調査でもスラバヤ市の沿岸は海抜マイナスにあり、
津波が来ればひとたまりもないという結果でした。

そんな状況に当時スラバヤ市長だったバンバン氏が
「ここは直ちに植林をすべきだ」
「さもないとスラバヤは沈んでしまう」と訴えつづけ

ある村をターゲットにしてプログラムが開始されました。

このプログラムに賛同したジョコ・スウォントン氏が住民組織を
立ち上げてこのプロジェクトの推進しています。

2007年7月26日、世界マングローブの日にバンバン市長出席のもと
マングローブ林の保全監視のための小屋が建設されて始まりました。

当初は嫌がらせや偏見に打ち勝つのに時間がかかったそうです。
伐採は短期間で多くの収入を得ることはできますが、

反面、森がなくなってしまえば失われる価値の大きさに気づいてもらう
ことは容易でなかったそうです。

植林により魚や鳥やサルなどの動物の生息が戻り、
自然の豊かさに住民自身が気が付き始め、

いまでは多くの住民が
この場所をエコツーリズムこのプロジェクトにすることで収入機会が
得られることも始まり順調に進んでいます。

マングローブの植林により、大地に張った根が有機物や大地から流れ出た
成分を吸収し、海をきれいにして、浸食を防いでくれます。

この安定した環境の復活で野生生物が復活してきます。

このような健全な環境が地元の人たちの収入にもつながり、
より安定した持続的な生活につながるという素晴らしい循環を
生み出しています。

持続可能な社会づくり~生命の森づくり~

古い消火器が新しい森になる!

2011-05-19 20:37:59 | Weblog
エコウータン活動の活動といわれてもピンとこない方が
多いのではないかと思います。
昨年の4月からこの取り組みを始めていただきました。

1年を過ぎて、株式会社モリタ防災テック様と関連会社の
宮田工業株式会社様がオランウータンを自然復帰させるための
保護林確保や森づくりのために寄付を頂きました。

これは両社が共同で古い消火器を回収する事業の中から費用の
一部を昨年4月から1年間取り組んで頂いたものです。

ただ単に古い消火器をリサイクルするだけではなく、地球規模で
減少する森を未来に残すために協力するという取り組みです。

「エコウータン」募金として積み立てて今回、1年分の成果を
寄付して頂いただきました。

この寄付金はBOS日本が活動の一環として取り組んでいる
インドネシアの財団(BOSF)
ボルネオ オランウータン サバイバル財団(BOSF)の支援に
使わせていただきます。

BOSFが進めているオランウータンを自然界に復帰させるための
保護林を未来に残すためのプロジェクトの費用の一部にあてられ
今回の資金で約68万坪(東京ドーム約50個分)の森林を向こう60年間
の使用できるライセンスの獲得に貢献して頂きました。

企業の日常活動を通じて、未来の森づくりに貢献する素晴らしい
取り組みで感謝しています。

すべての活動が地球規模の森づくりを目指さないと自然が人間活動の
廃棄物や廃熱を処理できないで、より厳しい生活環境を余儀なくされます。

㈱モリタ防災テックの土谷社長もこの事態をよく理解されていて、
今後も継続して取り組んで頂けるとのお話を頂きました。

このような取り組みが広く消費者の皆さんにも伝わって、
活動を支持して頂ければ、さらに未来に向けていい状況が
生まれると確信しています。

「エコウータン」プロジェクト詳細

ピンチのオランウータン財団を!!

2011-05-11 21:33:51 | Weblog
9日の夜はインドネシア東カリマンタン州バリックパパン市の
郊外にあるオランウータンのリハビリ施設の設立発起人の
一人のカルソノ氏と食事をしました。

15年前にも白髪でしたがあれから15年、彼はもう72歳です。
当時はインターナショナルスクールの副校長でした。

子供たちが
「森を追われた子供のオランウータンが
 かわいそうだから、森に還してあげたい」
と発案したことを受けて、
森に還すための訓練をするリハビリセンターを開設し、
支援活動を現在も続けておられます。

2月にお会いして以来3か月ぶりにお会いしました。
以前よりもかなりスリムになり、若々しく見受けられました。
しかし、口から出た言葉は、厳しいBOSFの現実でした。

私がバリックパパンに到着した6日にボゴールの
ボルネオオランウータンサバイバル財団(BOSF)の会議に
参加してバリックパパンに戻られたばかりのところでした。

先日、BOS日本の寄付に対してのお礼から始まり、
話がBOSFの現在の窮状を聞きました。

オランウータンの自然復帰を行うために必要な保護林の確保
のために、BOSFの資金をかき集めて林業省にライセンスフィー
を支払い、保護林は確保できましたが、

日常の運転資金に困っているとのことでした。
人員削減もして、従業員の給与も基本給だけにし、本部の
スタッフの数や給与もカットして取り組んでいるとのことでした。

人類の生存環境の安定のためにに不可欠な熱帯雨林は、一般の
方がイメージされる以上に破壊が進んでいます。
現実には、人間が侵入困難な奥地を除いて、もう残されていません。

オランウータンは
世界で一番多様性に富んだインドネシアの熱帯雨林の
植生バランスをオランウータンが生息することで守って
きてくれました。

現在では私たちの人間活動により、この100年で森を追われて
92%あまりのオランウータンが生命をなくしてきました。

現在ではわずかに8%しか残されていません。
このままでは、おそらく5~7年以内に絶滅してしまうと
予想されています。

あまりにも天然林の破壊が激しく、急激なためにこの9年間
訓練を終えた元気なオランウータンを自然に復帰させること
とができませんでした。

こんな状況を打開するためにBOSFがわずかに残された
天然林を確保して、オランウータンの自然復帰させるための
プロジェクトを進めています。

そのことが現在もリハビリを続けている800頭あまりの
オランウータンの日常管理や運営に大きな影響を与えています。

日本が大きな地震と津波の自然雑賀の真っただ中、そして原発
という人災で多くの皆さんが大変な時期に
「なぜ、オランウータンなんだ」と思われるかもしれません。

しかし、
私たち人類が自然破壊をしてきた結果が地球規模の自然災害を
招いている現実も無視することはできません。

この40~50年の間に急激に破壊してしまった熱帯雨林を人類だけ
では取り戻すことは膨大な資金をもってしても不可能です。

時間がかかってもオランウータンの力を借りて、次世代の
子供たちにもアジアに熱帯雨林のある地球を残すことが、
「今を生きる人の道」だと思います。

ぜひ、子供たちの未来づくりにあなたも参加してください!

BOSFへの橋渡し役は、
http://www.bos-japan.jp のHPをご覧ください。
メールの問い合わせは、info@bos-japan.jp
FAXのお問い合わせは 042-465-7241

一人でも多くの皆様のご参加・ご支援をよろしくお願いします。

ガルーダインドネシア航空の大震災へ貢献

2011-05-05 17:39:21 | Weblog
5月4日に成田を発って、現在インドネシアバリ島のデンパサール
にいます。
朝から、昨年の植林地の状況を見るために現地に行って戻ったところです。

成田でチェックインの時の行列は、この便だけでした。
日本人には、好かれる観光スポットなんだと改めて感じました。

私の場合は、観光ではなく昨年12月に植林したところの生育状況
をみて対策を打ち合わせるためですが、周りはほとんどの方が
休暇を過ごすためのようでした。
前々から、いつかは休暇でゆっくりバリで過ごす時間が持ちたいと
考えているのですが、まだ先のようです。

ご存知の方もおられるかもしれませんが、
機内でガルーダインドネシア航空の「頑張ろう日本」キャンペーンの
取り組みを知りました。

一つは機内のお客様に被災地の子供たちにメッセージを書いていただいて
それを届けること

もう一つは4月から6月の搭乗者一人につき300円を日本発の
ガルーダインドネシア航空の便で資金を集めること

そして、その費用で学用品を購入して、先ほどのメッセージとともに
被災地に届けるというキャンペーンでした。

自分たちの航空サービス提供という「インフラ」を活用して
未来のある子供たちを励まし支援をするという素晴らしい仕組みを
ここなっていることを知りました。

初めて聞き、知って感激と感動と感謝の気持ちを持ちました。
一番力のある中央政府があまりにも機能しない状態に
不快感といら立ちを感じていた自分にとっては、ほんとうに
ありがたくうれしいニュースでした。

さまざまな皆さんがそれぞれの形で貢献をされているとは
思いますが、自分たちの持つ「インフラ」を活用して
社会に貢献する企業がもっともっと増えて、明るい未来づくり
につながる社会の仕組みの必要性を改めて感じました。

以前から、私たちが植林を推進するうえで希望していること
~新たな支出をすることなく、自分たちのインフラで協力する~
人類生存の基盤~植林もこのような形で進めるための協力
企業の出現を期待しています。
■万人の願い世界平和と健康な生活のために?
世界平和の森づくり
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