いきいき

自分の人生 いきいき と送りたいという願いを込めたタイトル

すべての生命と未来の子供たちのために

2013-01-08 14:53:52 | Weblog
㈱エルメディアさんが昨年12月にバリの植林に協力
していただきました。
植林現場に建てさせていただいた看板に記載された
メッセージに感動しましたので、以下にお伝えします

「わたしたち株式会社エルメディアは日本において最新の
テクノロジーを駆使したWebシステムの開発を行う会社です。

わたしたちは地球の全ての生命と未来の子供たちのために
地球という住まいを守ってゆく義務があると考えています。

そのために一人でも多くの人に植林の大切さを理解していただき
環境に対する高い意識を育みます。」

現場に立ててみて、その前に立って読みながら深い感動を
覚えました。
「世の中このような高い意識の企業がどんどん増えてくれれば
 いいなー」というのが率直な感想です。



この植林にはインドネシアの中学生や高校生が多数参加をしてくれました。
彼や彼女たちの植林に対する意欲は高いものを感じさせてくれます。

そして、参加することへの意欲もとても高いものを感じます。
植林前の写真のようにキラキラとイキイキした「輝く瞳」が
とても印象的でした。

参加した子供たちもよりよい未来の環境を作るために自らが行動する
ことの意味や意義をよく感じて、たいへん積極的に植林に取り組んで
くれました。

日本の若い人たちにも是非とも参加をして、自然を体感をして
欲しいなーと感じました。

わたしたちは、アジア植林友好協会では2013年の植林祭には何名かの
日本の若者を派遣したいと考え、あらたにバリ植林祭プロジェクト
立ち上げ、みなさまから賛助金を募らせていただくことにいたしました。

ぜひ若者たちが地球の自然の大切さを感じる機会の提供への
支援をお願いします。

どんな地球を残したいのか?

2013-01-05 18:49:18 | Weblog
新年明けましておめでとうございます。
新年に当たり少し立ち止まって、子孫にどんな地球を残したいのか
ということを考えて見たいと思います。

みなさんご存知の国連の機関IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の
予測によりますと、温室効果ガスの排出を今のまま放置していると2100年年
には最大推計で地表の平均気温が6.4℃上昇するとされています。

2℃以上上昇すると植物が枯死し始めます。
6.4℃も上昇した世界には人類は住むことができません。

気温上昇を2℃以上になった地球を残せないので2℃以下に抑えるのが、
今を生きる人間全てにとっての喫緊の課題です。
 
北極の氷は次第に解けていて、北極点近くまで水が迫っています。
そのため、ヨーロッパから北極海を経て北米大陸に至る北極海航路が
開かれています。

北極の氷が全部解けると、海水の流れが変わります。
赤道付近で温められた海水が北に上り、北極の氷で冷やされて深層水となり、
南に下がって海全体を循環しているのですが、
その流れが止まってしまいます。

海水の循環が止まると海の中の酸素が減り、生物が生きていけなくなります。
既にその速度が遅くなっていることが測定されています。

 北極の氷が解けた地球は、ラジエター(放熱器)が壊れた自動車と同じです。
海水が循環しないので、温暖化がますます進みます。

世界中で熱波や異常降雨、旱魃が頻発するようになります。
フランスでは4年前、アフリカからの熱波で15000人が亡くなったとされて
いますが、実際には五万人以上が死んでいます。

日本もアジアから熱波がやってくる可能性があります。
アメリカ東海岸では、異常降雨のため大きな被害が出ています。

百年に一度とされていた洪水が毎年のように発生しています。
大陸では旱魃が起きて、穀倉地帯が被害を受けています。
これから穀物・食糧の価格が高騰する可能性があります。

 一番の問題は砂漠化です。
現在、陸地の4分の1に当たる約36億ヘクタールが砂漠で、
年に6百万ヘクタールのスピードで砂漠化が進んでいます。

その原因は、旱魃などの気候的な要因に加え、森林の減少、水循環の喪失、
過剰な放牧や農耕、急速な都市化などです。

人間活動によって森林や植物が減少し、CO2の吸収力が低下することで
気温が上昇し、砂漠化が進むのです。

つまり、砂漠化は水と大気の循環が崩壊することで起きているわけです。

 インドネシアでも「森が雨を呼ぶ」と言われています。
森がないと乾燥して雨が降らないことを体験的に知っているからです。

地球上の水は海と湖、川、森林、植物などに蓄えられています。
砂漠は太陽光の70%を反射しますが、海や森林は逆に70%を吸収します。

吸収した熱で表層にある水を水蒸気にして大気中に放出し、
上昇気流を作ります。

それが上空に上り、宇宙に熱を放出するのです。
そして上空で冷やされた水蒸気が雨や雪となって、
再び地表に降ってくるのです。

 これが、地球が生きているということで、
その循環がない砂漠は死んでいるのです。

周りを海に囲まれている日本が砂漠化することはないでしょうが、
大陸が砂漠化するとその影響を受けます。

海からの影響があるのは海岸から三百~四百キロまでで、
それから先は森がなくなると砂漠化が進みます。
それが世界中のあちこちでで起きているのです。
 
砂漠化は耕作不能による食糧不足を招き、飢餓や貧困、
さらには治安の悪化や戦争の原因になります。

そうした厳しいパターンが世界中に広がっています。
こんな地球を子孫に残したいのかどうかが問われています。

人間は何のために生きているのか考えると、
次の世代にどんな世界や価値観を残すのかが一番大事な問題になります。

荒廃した大地を残したいと思う人はいないでしょう。
中国の黄土高原は森林が失われ、破壊されたまま、受け継がれています。
そのため、黄砂や酸性雨などの被害を日本も被っているのです。

地球環境劣化の問題は、空や海や大地がつながっていますから、国境を越えて
人種や宗教の壁を越えて、共に協力して対応しない限り解決ができない
大きな問題で、人類の生命に関わる問題です。

生命を超える価値はありません。
「生命の安全と人類の永遠の繁栄のために」を第一の価値尺度にして
現実に起こっている問題のために行動することが求められています。

今を未来につなぐ
   過去は私たちのものだが、私たちは過去のものではない
わたしたちは現在を生き、未来をつくる。

たとえその未来に私たちがいなくても、
そこには子供たちがいるから
              (マホトマガンジー魂の言葉より)

誰でもこの世に生命を受けて100年あまりをすぎれば、次の世界にゆきますが
この世の人類の生命は永遠に生き続けます。
そのことのために与えられた自分の時間を使って生きたいと願っています。

今年もどうぞよろしくお願いします。
生命の森づくり