いきいき

自分の人生 いきいき と送りたいという願いを込めたタイトル

ほんとうに熱帯雨林が消えて行く

2009-11-19 20:42:31 | Weblog
本当に熱帯雨林が消えて行く
バリ島でのはじめての植林祭のあと
11月の3日~6日までインドネシア東カリマンタン州のバリックパパン市郊外
の私どもの植林地やオランウータンのリハビリ施設などを訪問しました。

今回自分としては久しぶりにこの地を訪れましたが、
「ほんとうに熱帯雨林は無くなったナー」というのが実感です。

ほんとうに悲しいほどに天然林は失われていました。

道路わきでは、普通の農民が二次林を切り倒してかなり広大な
面積焼畑があちこちで行われていました。

3~4年前まで何も無く草原だった私たちの植林地の直ぐそばまで
パームオイルが植えられて広大なパームオイルのプランテーションが
広がっています。

時間のかかる植林よりも4年目から収入が得られるパームが植えられる
のです。

収入機会を求める人々の欲望は理解できます。

そして、その製品を購入する日本人をはじめ先進諸国の人々が
たくさん世界にはいます。

購入する人がいるからパームオイルのプランテーションが拡大し、
どんどん森林が失われて行く現実、

地球規模の環境を顧みない、
人類生存のための森林の維持が配慮されない現実、

みんな人間が行っています。

振り返れば自然の生き物で自分たちが住む自然を壊しているのは
人間という動物だけです。

この愚かな現実に気付き自然を守るために行動しないと
手遅れになるまでの時間はわずかです。

手遅れの意味するところは、
次世代の生存さえも危うくなるということです。

この葉一枚、髪の毛一本作れない人類の科学のチカラで
雨の降り方を出来ない
台風の進路を変えて被害を少なくすることも出来ない

そんな人類が今とれる確実な方法は
自然に学び自然と共に生きる持続的な仕組みの社会づくりです。

その始めは、森林の保護と再生です。
あなたの植える一本の木が、子供たちの未来を左右することを
理解する事から、今日よりよくなる明日が生まれます。
あなたが変われば未来が変わります。
そうだ!植林をしよう!!!


あなたが地球で生き残るために!

2009-11-15 12:59:50 | Weblog
あなたが地球で生きる条件
人が地球上で生きるための必須条件は?
★8分=「酸素」が8分 
★3日=「水」 が3日
★30日=「食糧」が30日
最低限この3つが揃わなければ、人間だれでも生きて行けません。

人間の身体の96%は、炭素、水素、酸素、窒素の4つの
主要元素でできています。

この4つの主要元素を除いた残りの元素がミネラルと
呼ばれています。

この事からも水・空気・土の大切であり、
自然界のすべてつながって生かされていることがわかります。

水の循環、大気の循環、栄養循環、土壌の安定は
地球の生態系システムから、
その源は「森林」の安定から始まります。

だから、森づくりが大切なのです。
「誰かがやるだろう」というレベルでは間に合いません。

あなたの目の前に無くても、地球上では年間600万haも砂漠化しています。

たった1秒の間にサッカー場一面分の緑が地球場から消えています。

私達人類やあらゆる動物に必要な酸素を供給してくれている
緑がどんどん消えている事実を知らないと

ドロ舟に乗ったタヌキと同じ運命になります。

今こそ、改めて自然を愛し、自然と共生する生活こそが
人類の平和で安心できる社会を作るための基礎であることを

悟らないと人類の未来は、暗く厳しいものになります。
誰かがやるではなく
あなたがやり始める事が求められています。

人類の未来の運命を握っているのは、
今、呼吸して、水を飲んで、食べ物を食べて、生きている人間ですから
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生きていることが環境をよくするオランウータン

2009-11-14 21:01:00 | Weblog
~オランウータンとの出会い~

オランウータンは生きていることが環境を良くする生き方です。
私の植林活動のキッカケは絶滅危惧種のオランウータンは、
「森の哲人」との出会いです。

オランウータンと人間は、98%同じ遺伝子を持っています。

オランウータンは、人間と類人猿の共通の祖先(ホミニッド)から、
800万年~1200万年前に分かれました。

オランウータンは7から8才になるまで母親と一緒に暮らし、
8~9才で親元を離れます。

オランウータンの子供は生まれてからの5年間、特に母親のオランウータン
に依存し、母親と強い絆を築きます。

オランウータンは、とても賢い動物です。

彼らは実をつけた樹がどこにあるか(空間の記憶)、
また実がいつなるのか(時間の記憶)を覚えているようです。

オランウータンは熟練した道具使用者でもあります。

例えば、葉を噛んでスポンジを作り、樹の穴に溜まった水を吸ったり、
大きな葉を傘代わりにしたり、昆虫やハチミツを採集するときに枝を
道具として使ったりします。

枝はこの他にも、蜂から体を守る、果物やほかの枝をたぐり寄せる、
体を掻くなど様々な用途に使われます。

また、大きな葉をポンチョのようにして使っているのも観察されています。

彼らはさまざまな果物を食べながら、歩き回って熱帯雨林の
適正な森づくりをしています。

自分の生活の場である森を生活スタイルの中で守っているのです。

そんなオランウータンは国連のレポートで、絶滅まであと1分と
言われています。

オランウータンの脅威は、DNAで2%しか違わない人類にとっても
大きな生存の脅威であることを認識する必要があります。

この事を実感するにはやはり「百聞は一見にしかず」です。

機会があれば、是非 現地ツアーに参加をして見て頂きたいと
思います。

今年のツアーは今月22日から27日までで間に合いませんが、次回
にでもご参加頂ければと思います。
ボルネオ オランウータン サバイバル ファンデーション 日本

ロメオと再会

2009-11-11 17:54:21 | Weblog
11月4日テレビの取材のためにインドネシア東カリマンタン州の
バリックパパン市にあるオランウータンのリハビリ施設のうち

1996年に始めて訪問したワナリセットの施設を5年ぶりに訪問しました。

サンバジャという施設ができたために訪問機会が無かったのですが、
取材と言うことで特別の許可をもらって入場する事が出来ました。

そこには13年前に始めて有った肝炎の大きなオランウータン
「ロメオ」が元気にいました。

台湾で人間にペットとして飼われていたために肝炎をうつされ
この施設に保護されていました。

そのロメオが元気にしていました。
ほんとうに懐かしく、感動でした。

暴れん坊のロメオですが、割合におとなしくしていて、
最初に訪問した時の現地の責任者 カルソノ氏によると

オランウータンは賢くて、「宮崎を覚えているんだよ」と言って
いました。

檻越しの再会で、結局この種のオランウータンは自然に戻して
あげることが出来ないので、生涯ここで暮らすのかと思うと
複雑な思いがしました。

人間お罪の深さ。。。。取り返しがつかないこと残念です。