19日から25日までインドネシアのオランウータン保護財団
(BOS財団)の理事長とCEOが来日されました。
私たちが日本で活動しているNPOBOS日本のテコ入れの
ためです。
「おまえをインドネシア大使に紹介するために行くよ」
ということでした。
頼んでいないのにどういうことなんだろうと感じていました。
1996年から寄付活動を初めて、2003年にNPOを設立して
今日まで、自分たちにできる範囲で細々と支援をしてきました。
今回は2015年までに施設にいるオランウータンを自然界へ還す
というインドネシア政府の方針に従って、リリースを実行する
ためには、
オランウータンが安全に暮らせる保護林区が必要で林業省から
保護するだけの新しい概念の林区を獲得しました。
この林区は借地の利用する権利で、国にライセンスフィーを
支払わなければならないのです。
この説明をすると
なぜ、インドネシア政府がこのようなことにお金を出さないの?
どうして、保護財団が支払わなければならないの?
どうして、私たち外国人が支援しなければいけないの?
という疑問をたくさんいただきました。
わたしもこの疑問に明快に答えられず、そのような制度の国だから
というように答えてきました。
でも、今回の講演会を通じていくつかのことがわかりましたが
この疑問にブンガランサラギ博士が苦しい胸の内を語ってくれました。
「インドネシアには、たくさんの貧困状態にある人たちがいるのに
その人たちを差し置いて、政府がオランウータンを支援することは
できないのです。背景に「貧困」があることを理解してください」
と言われました。
私もオランウータンの支援から初めたころに、ホテルの後ろの席から
「宮崎はオランウータンの支援はするけれど、
なぜ、おれたち人間にはしてくれないんだろう」
という声を聞いたことを思い出しました。
私たちは、恵まれた日本にいて気がつかない、貧富の差、貧困問題
があり、「環境貢献や動物保護どころではない」という環境の中で
地球の財産であるオランウータンを守り続けることの難しい
インドネシアの国内事情を改めて、気づかされました。
日本人はゆたかな生活を享受できるのは、開発途上国の自然の
恵みをたくさんいただいていること、気がつく必要があります。
一生懸命にオランウータンの窮状と保護の必要性をアピールして
くださった2人のお客様に感謝し、期待にこたえられるように
しっかりと取り組んでゆきたいと改めて感じています。
■人類だれでもできる究極の温暖化対策は?
世界平和の森づくり
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今日まで、自分たちにできる範囲で細々と支援をしてきました。
今回は2015年までに施設にいるオランウータンを自然界へ還す
というインドネシア政府の方針に従って、リリースを実行する
ためには、
オランウータンが安全に暮らせる保護林区が必要で林業省から
保護するだけの新しい概念の林区を獲得しました。
この林区は借地の利用する権利で、国にライセンスフィーを
支払わなければならないのです。
この説明をすると
なぜ、インドネシア政府がこのようなことにお金を出さないの?
どうして、保護財団が支払わなければならないの?
どうして、私たち外国人が支援しなければいけないの?
という疑問をたくさんいただきました。
わたしもこの疑問に明快に答えられず、そのような制度の国だから
というように答えてきました。
でも、今回の講演会を通じていくつかのことがわかりましたが
この疑問にブンガランサラギ博士が苦しい胸の内を語ってくれました。
「インドネシアには、たくさんの貧困状態にある人たちがいるのに
その人たちを差し置いて、政府がオランウータンを支援することは
できないのです。背景に「貧困」があることを理解してください」
と言われました。
私もオランウータンの支援から初めたころに、ホテルの後ろの席から
「宮崎はオランウータンの支援はするけれど、
なぜ、おれたち人間にはしてくれないんだろう」
という声を聞いたことを思い出しました。
私たちは、恵まれた日本にいて気がつかない、貧富の差、貧困問題
があり、「環境貢献や動物保護どころではない」という環境の中で
地球の財産であるオランウータンを守り続けることの難しい
インドネシアの国内事情を改めて、気づかされました。
日本人はゆたかな生活を享受できるのは、開発途上国の自然の
恵みをたくさんいただいていること、気がつく必要があります。
一生懸命にオランウータンの窮状と保護の必要性をアピールして
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しっかりと取り組んでゆきたいと改めて感じています。
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