インドネシアのバリ州のバンリ県キンタマニー地区で2007より
植林をしています。
植林をしている現場は火山爆発で火山灰の降り積もったエリアで、
この82年間大きな爆発はなかったけれど、
この地域の植生は何も回復しませんでした。
火山灰地にごく小さな雑草がポツンポツンと生えている貧相な
一目見て、植物の生育にとって、大変厳しい条件のところだと
感じました。
植林を実行してみると想像以上に厳しい条件でした。
土壌は火山灰土で水の保持力がなく、
植生が乏しいために雨も降る量が少なく、いつも乾燥しています。
根付きが悪くて、活着が悪い状況のために今回、エチゼンクラゲ由来の
土壌改良資材を活用して、
この条件の悪い土地での植林の成功を目指しています。
ところで今年の7月にバツールを含む地域一帯が世界遺産に
登録されたそうです。
バリ島に世界遺産誕生!2012年07月13日
以下、インドネシア共和国観光クリエイティブエコノミー省の
記事をご紹介します。
■バリ・ヒンドゥー教哲学を表現したバリ島の水利システム
「スバック」による棚田地域の文化的景観が、
ユネスコの文化遺産に登録されました!
今回ユネスコの文化遺産に登録されたのは、
“Tri Hita Karana / トリヒタカラナ”というバリ・ヒンドゥー教哲学を
表現したバリ島伝統の水利システム「スバック(Subak)」によって
維持されている、
タマン・アユン寺院を含む19,500ヘクタールに及ぶ5つの棚田地域で、
バリ島では初の登録となります。登録されたのは以下の地域です。
・バトゥ-ル湖
・ウルン・ダヌ・バトゥ-ル寺院
・ペクリサン川流域のスバック(棚田)の景観
・バトゥカウ山保護地区スバック(棚田)の景観
・タマン・アユン寺院
「スバック」は水路や柵で寺院に集められた水を分け合う
水利システムで9世紀から継承されてきました。
中でも18世紀王家の寺院タマン・アユン寺院の景観は、
最も大きく構造的にも印象的な景観です。
この“スバック/Subak”は“Tri Hita Karana /
トリヒタカラナ”というバリ・ヒンドゥー教の哲学的コンセプト、
すなわち、
神、人、自然の調和をもたらす宇宙観を反映しています。
この哲学は2000年以上前にバリとインドの文化的交流の中から生まれ、
これによってバリ島の景観が成形されました。
スバックの民主的で平等な農耕手法は、
人口密度が高いこの地域にあって、インドネシアの中で最も多くの
実りをバリの稲作農家の人々にもたらし続けているのです。
情報提供:インドネシア共和国観光クリエイティブエコノミー省
神と人、自然との調和をもたらす宇宙観の反映として
水の分かち合いのシステムを確立したコミニティーづくりは、
これから先の人類が
持続可能な社会づくりを目指す上でとても参考になる
素晴らしい「世界遺産」だと思います。
現場を訪れるとなんだか心が落ち着くのはそんな背景が
あるからだと改めて感じます。
★植林体験ツアーとしてみんなで行く形のいずれか選択していただけます。
バリ植林祭体験エコツアー
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植林をしています。
植林をしている現場は火山爆発で火山灰の降り積もったエリアで、
この82年間大きな爆発はなかったけれど、
この地域の植生は何も回復しませんでした。
火山灰地にごく小さな雑草がポツンポツンと生えている貧相な
一目見て、植物の生育にとって、大変厳しい条件のところだと
感じました。
植林を実行してみると想像以上に厳しい条件でした。
土壌は火山灰土で水の保持力がなく、
植生が乏しいために雨も降る量が少なく、いつも乾燥しています。
根付きが悪くて、活着が悪い状況のために今回、エチゼンクラゲ由来の
土壌改良資材を活用して、
この条件の悪い土地での植林の成功を目指しています。
ところで今年の7月にバツールを含む地域一帯が世界遺産に
登録されたそうです。
バリ島に世界遺産誕生!2012年07月13日
以下、インドネシア共和国観光クリエイティブエコノミー省の
記事をご紹介します。
■バリ・ヒンドゥー教哲学を表現したバリ島の水利システム
「スバック」による棚田地域の文化的景観が、
ユネスコの文化遺産に登録されました!
今回ユネスコの文化遺産に登録されたのは、
“Tri Hita Karana / トリヒタカラナ”というバリ・ヒンドゥー教哲学を
表現したバリ島伝統の水利システム「スバック(Subak)」によって
維持されている、
タマン・アユン寺院を含む19,500ヘクタールに及ぶ5つの棚田地域で、
バリ島では初の登録となります。登録されたのは以下の地域です。
・バトゥ-ル湖
・ウルン・ダヌ・バトゥ-ル寺院
・ペクリサン川流域のスバック(棚田)の景観
・バトゥカウ山保護地区スバック(棚田)の景観
・タマン・アユン寺院
「スバック」は水路や柵で寺院に集められた水を分け合う
水利システムで9世紀から継承されてきました。
中でも18世紀王家の寺院タマン・アユン寺院の景観は、
最も大きく構造的にも印象的な景観です。
この“スバック/Subak”は“Tri Hita Karana /
トリヒタカラナ”というバリ・ヒンドゥー教の哲学的コンセプト、
すなわち、
神、人、自然の調和をもたらす宇宙観を反映しています。
この哲学は2000年以上前にバリとインドの文化的交流の中から生まれ、
これによってバリ島の景観が成形されました。
スバックの民主的で平等な農耕手法は、
人口密度が高いこの地域にあって、インドネシアの中で最も多くの
実りをバリの稲作農家の人々にもたらし続けているのです。
情報提供:インドネシア共和国観光クリエイティブエコノミー省
神と人、自然との調和をもたらす宇宙観の反映として
水の分かち合いのシステムを確立したコミニティーづくりは、
これから先の人類が
持続可能な社会づくりを目指す上でとても参考になる
素晴らしい「世界遺産」だと思います。
現場を訪れるとなんだか心が落ち着くのはそんな背景が
あるからだと改めて感じます。
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