いきいき

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「フードマイル」も考えた消費行動をしましょう!

2007-05-14 09:48:21 | Weblog
「フードマイル」も考えた消費行動をしましょう!
英国のある高級スーパーの青果市場では、原産国と地域の表示とともに飛行機のマークが貼られた商品が並んでいるそうです。
海外からの空輸品で環境への負荷が大きいことを示す表示です。
販売者にとっては、購入意欲を減退させるようなこの表示も地球温暖化への配慮です。
消費者の購入の判断基準にエネルギーの負荷を考慮に入れてもらうための行動です。
フードマイルという言葉は、イギリスのティム・ラング氏が、1994年に提唱した運動に由来するそうです。具体的には、食料の生産地から消費地までの距離に着目し、なるべく近くでとれた食料を食べることで、輸送に伴うエネルギーを出来るだけ減らし、環境への負荷を軽減しようという運動です。
日本では、農林水産政策研究所が、「相手国別の食料輸入量」に「輸送距離」を乗じた数値を、「フードマイレージ」として提案しています。
この考え方は、エネルギー自給率の低い、我が国でエネルギーの消費を少なくする一つの方針として、地産地消を推進していく理由の一つと言えます。
私たちが食品を購入するときに「地産地消」の判断基準を持つこともエネルギー消費を減らし、二酸化炭素の削減にも役立つのです。
※平成12年の同研究所で試算によると、我が国の総マイレージは、5,000億トン・キロメートル、一人当たりは、3,955トン・キロメートルになっています。