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ミリアムハスケルのネックレス

2009-02-15 23:53:41 | ヴィンテージ
先週、ちょっと前からほしくて探していたミリアム・ハスケルのネックレスがアメリカから届いた。
長さ53センチのバロックパールの一連ネックレスである。



Miriam Haskell(ミリアム・ハスケル)は、ココシャネル、スキャパレリと並んで当時のファッション界で成功した女性である。彼女の作った同名のコスチュームジュエリーのメーカーは、1930~1950年代に全米で人気を博した。



ハスケルは数々のアクセサリーの中でも模造パールを使ったものを得意とした。

フェイクパールといっても、特殊な魚のウロコを塗布剤とした10数回に及ぶコーティング作業で得られる、独特な質感を持つ手の込んだデザインのパールである。

ジャッキー・O(元ケネディ大統領夫人)が愛用していた3連パールのネックレスも、このメーカーの良くできた模造パールだったそうである。



これだね?




ホントはこういうゴージャスなものがハスケルの得意技なんだけど、こんなもんは最低でも10数万してしまうし、ドレス着用のパーティーでもない限り、使えないじゃんね。

なので普段も使えそうな最もシンプルなやつにした。お値段も、まだお手ごろだったしね。

そんなこんなでジャッキーの写真を探してネットをぶらついていたら、こんな写真を見つけた。



あれ? やけにクッキリした写真だな、と思ったら、これはどこかの蝋人形館にある、ジャッキーの蝋人形だった。

ニセジャッキーである。

きょぇ~~、

ということはこの3連ネックレスは、本物のジャッキーが愛用していたよくできたニセの真珠のさらにニセの真珠ってことなんだね? 二重のフェイクか。

ああ、ややこしい。

本物そっくりのニセモノでいちばん思い出すのは、子供時代に見た戦慄の夢である。

夢の中で、私は家族と暮らしているのだが、いつのまにか、本物の母親にニセの母親がすり替わっているのだ。どこもかしこもホンモノの母親にソックリなのだけど、どこか違う。なにかが違う。でも、ほかの家族はだれもこの母親がニセの母親であることに気づいていない。気づいているのは私だけだ。そして、私がニセの母親だと気づいていることに、どうやらニセの母親のほうも気づき始めている…。

ひょぇ~~、これはこわい。数十年たった今でもくっきり覚えている。
今まで見た中でこわい夢ベスト3に入るホラー夢だ。


ある場面では、

本物にソックリのニセモノは本物と同じような働きをするんだけどね。
今回買った模造パールもしかり。
法的にダメダメなブランド品のニセモノもそうだ。パッと見、だれからもニセモノとはわからないしね、だまっていれば、使っている人はニセモノとわかっていても、それ以外の人には本物を持っているのと同じように作用する。

あと、人形はヒトのひな型だから人とヒトと同じように何か宿りやすそう、っていうのもそうかな。

ある人物を想定したワラ人形に5寸くぎを打つとその相手が苦しむっていうのとか。これもニセモノが本物と同じように機能する例だ。

でも逆もあるね。

ニセモノはどこまで本物に近づいて行っても所詮はニセモノということ。

どんなにソックリでも本物にはなり得ない。まったく別モノのままだよね。

まぁ、今日の私は何が言いたいのかさっぱりわからないが、ニセモノは本物ではないけれど、今日紹介したハスケルのニセ真珠のネックレスはこれから身につけるのが楽しみだなってことで。


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