VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

JapanHomeShow 

2007年11月15日 | 住宅業界
今年のJapan Home Show、日本の住宅市場がダウントレンドの中で出展社数もどうなのかなぁ?
と案じながら、東京ビックサイトに足を運んでみた。
 

海外出展社はいつものカナダ、アメリカに加えドイツもエコ関連をアピールし大型展示で定着している。
カナダ建材で作った和室や100%Designにも展示の木工作品など。

USパビリオンでは、今まで米国の住宅関連を担当されていた在大阪領事館の高畑さんから大使館の鈴木さんに
ご担当を変わられると言う事でご挨拶。(写真左、Harker氏を挟んで)
    こちらはワシントン州のブースで伴さん・五十嵐さんと

中国ブースも増加しているように見える。最近の出展社は、以前の材料素材系から製品系に変わってきた。
‘どっかで見たデザインの’シャワーや水栓などが並んでいる…

日本の企業では土屋ツーバイホームがスチールハウスで出展、目を引いた。(左、工藤社長)
  外断熱の仕様
米国スチール・フレーミング・アライアンスのWilliams会長も来日しセミナー、力が入っている(土屋ツーバイホームの武藤部長と)。
スチールハウス自体は十年近く前に日本市場で動きがあったものの普及しなかった記憶。
それを‘スチールツーバイ工法’として進化させて今日に至り、工務店へのノウハウ提供のビジネスも展開するようである。

住宅生産団体連合会(住団連)もブースを出して「住宅に消費税を問う!」アンケートを実施中。
 消費税‘反対’が圧倒的
アンケートに答えて住宅会社提供の商品をもらった。(積水ハウスのバーバパパ・ブランケット!)

特別講演では、千葉大学の小林秀樹教授が「建築ストックの再生ースケルトン・インフィル住宅の視点からー」と題して
最近の事例や課題をお話頂いた。
二重床・天井のために階高が必要となりコスト上、新築も普及が進まないようであるが
 
写真右上、韓国ではスケルトン部分にも関わる大規模改修の事例が数も出てきているそうだ。

残すべきストックの改修事例として、左下:求道学舎(学生寮)はコンクリートから再生・補強しマンションに。右は団地改修コンペ作品例。
 

ショー全体では、出展社数の約600社(945小間)は前年約630社より減ったようであるが、
来場数はさほど減ってはいないようであった。(3日間合計で91,982人と後日発表。昨年を300人ほど上回った)


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