1998年7月31日 三笠書房 発行
‘もう一人の自分(無意識)がチャンスを連れてくる‘
私達はどんなことでもハッキリ意識して行っていると思いますか?答えはNO。
毎日無意識でしていることは、想像以上にとても多いものです。
例えば朝起きた時・・・服を着替えて、顔を洗って、ご飯を食べてと、いち
いち考えていないでしょう。いつものように何も考えずに一連の行動を
こなして、学校や会社へ出掛ける人がほとんどです。
車の運転をするにしても、免許取りたては別ですが、慣れてしまうと
エンジンをかけてスタートして、などと言う手順など考えずに走っている
ではありませんか。それは、車を運転する行動パターンが、くり返し運転
するうちに無意識にしっかりインプットされたからです。
また寝ている間に寒くなったらしく、足元にあった毛布をぐるぐる巻きに
していた。酔っぱらってどうやって家に帰ったか記憶ないのに、家で寝て
いた、などの経験がある人も多いでしょう。無意識は生まれてから死ぬまで
水面下から自分を守ってくれる,「有り難いもう一人の自分」なのです。
これはその人の隠された才能や、可能性につながりますから、無意識を
敵にするか味方に付けるかによって、人生は大きく変わってくるのです。
例えば、あなたに明確で強い願望があるとします。
それを実現させたいと思い続けていると、日常生活でたとえ意識がそれを
忘れていても、無意識は絶えずアンテナを張り巡らしていてくれるのです。
そのため夢の実現に必要な、情報や必要なことなど敏感にキャッチし
知らず知らずに得ようとするのです。何か目標を持っている人は、無意識の
うちに情報を集めたり、行動をおこしたりすることになり、その結果チャンス
を摑みやすくなるのでしょう。
※昔はこんな本を沢山だしました
逆に、無意識を味方につけていない人は、比較的文句が多く感謝の気持ちが
少ない人です。いつも文句や、不平不満、愚痴をこぼしていると、マイナスの
気持ちが無意識にインプットされます。その結果として、意識や行動まで
マイナス方向になるのです。そのため、チャンスをキャッチするアンテナも
働かず、目の前のたくさんの「ツキ」を見逃してしまうのです。
このようにいつも「ラッキー」と言っている人と「何でこんなに運が悪い
のだろう」と言っている人の差は、「無意識」が大きく関わっているのです。
今日から無意識を味方になさいませんか?!
追記 私がいつも元気なのは、無意識を昔から味方に付けているからです。