そこで指導していた時によく新聞広告で「ヨガ式催眠」と言う言葉があり
私にはそれがどんな意味があるのが、あまり理解できなかった。
そんなある日ヨガセンターで「一日催眠法セミナー」があり、参加しその
時初めて催眠法のリラクゼーションを体感した。もしかしたらこれと同じよう
な感じが「ヨガ式催眠」ではないかと気づいた。もしヨーガ指導者として
これほどのリラックスした状態を生徒さん達に与えられたら、どんなに
素晴らしいだろうと感じた。そのためその日の講師の先生に早速入門した。
※ 佐保田鶴治先生
先生は千葉在住でヨーガの先生でもあり、催眠法と同時に「ヨーガの精神性
について」いろいろご指導頂いた。その頃すでにヨーガについて沢山の著書を
出されていた、有名な「佐保田鶴治先生」がその道場でご指導し、私も2回
ほど直接ご指導頂いた。それから催眠法の元点は心理学と知り、その頃上智
大学で開かれた心理学講座に初めて参加したのをきっかけとして、都内には
さまざまな心理療法を指導する機関がある事を知った。ことに新宿の「朝日
カルチャーセンター」は、東大教授、日本医科大学、筑波大学などの有名な
大学教授が指導する講座があり、私はさまざまな心理に関する勉強をした。
※東大教授石川中先生(左上)神楽坂にあった先生の研究所で粘土ワーク
その頃ヨーガは「健康法」としてマスコミでも取り上げられ、だんだん人に
知られるようになった。私は色々なヨーガの指導を体験したが、今までに
ない新しい指導方をいろいろ考えていた。それは、呼吸法、瞑想、音楽を取り
入れた準備体操、レッスンで最後にはリラクゼーションを取り入れ「体と心
呼吸を整えるヨーガのすべての基本に忠実」な私独自の指導法を創案た。
その独自の指導法を「リラックスヨーガ」と名付けたが、その時代はまだ
「リラクゼーション」は一般的には知られていない言葉だった。
※田原法道先生と森定一先生 ダンススタジオ移転パーティ