ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

ヨーガと私(3)

2020-12-02 06:12:31 | エッセー

 もしかしたらと、その後テレビ番組を持っていて、私をインストラクターに

なる特訓をしてい下さった「東京ヨガセンター」創始者の羽成孝先生を

ネットで検索してみた。すると、大分以前以前85歳で亡くなられたのを知った。

 元は商社マンだった先生は、「これから必ずヨーガブームになる」と、人に

先駆けてインド人の先生を招聘し「東京ヨガセンター」を開設されたのだろう。

 私はインストラクターになった途端に、その道場で指導するより、ヨーガの

宣伝のためか、デモンストレーションのため、都内や近郊の企業など先生に

連れられて何度か行った。

 背中に大きな「東京ヨガセンター」と文字入りの、真っ赤なレオタードを着

せられ、大勢の前でヨーガのポーズをやらされたが、先生の解説で動く私を

見る、大勢の視線は決して気分の良いものではなかった。

 思えばその頃ほとんど知名度がなかったヨーガを「健康を維持するために

効果がある」ことを、大勢の人に知ってほしかったのだと思った。

 その後私が望んで出張インストラクターとなり、六本木の女性専用の高級

クラブ、鎌倉のホテル、名前は忘れたが茨城県の3か所にしばらく通った。

 私は指導経験を積みながら、自分でヨーガ教室を開きたいと思ったのは

ダンススタジオは広いスペースがいるが、ヨーガ教室は少し広ければ、ふつう

のマンションの一室でも開けると思ったからだ。それにはもっと知識が必要で

メトロノームを使う指導法はする気はなかった。そのため、何か所のヨーガ

教室に入会し、その指導法を学習した。その頃の何となく暗い雰囲気が嫌いで

私独自の明るく楽しい指導法を確立し、それから自分で教室を開くつもりで

いろいろ学習しながら、都内で物件を探していた。

 

コメント
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