迦羅求羅虫

小さな寺の日々の出来事

うちのこんぺとさん

2011-12-23 15:28:21 | つれづれ
冷え込んできました。

暖房の無い本堂でだだだっと仕事をして、

コタツにもぐってホッと一息。

一息が何息にもなって、もう動けませ~ん。

そんなぬくぬくでぼよよんとした頭の中に、

ふいと浮かんできた歌。

「うちのこんぺとさん」でした。

知ってますかぁ、これ。


うちのこんぺとさんは いつでも泣いている 泣いている

泣いた涙は たもとで拭きましょ 拭きましょ

拭いたたもとは たらいで洗いましょ 洗いましょ

洗った着物は たたんでしまいましょ しまいましょ

しまった着物は 鼠ががーりがり がーりがり



という、どこか残念なオチの歌。



亡き母は、私が幼いころ、たくさんの歌を聞かせてくれました。

これは手遊び唄なんですよね。

私の記憶の歌詞がいまいち怪しかったので、ネットで検索してみたら

やっぱり、母が歌ってくれたものとは、微妙に違う。

涙がぼーろぼろが抜けてるし。

母もうろ覚えだったのかどうなのか、

まあ自己流にアレンジしていたのかも。


そんな記憶を辿って懐かしい歌がもうひとつ。

おかあさま 泣かずにねんねいたしましょう

あしたの朝は浜に出て 帰るおふねを待ちましょう



この部分しか覚えていないので、これまた検索。

「あした」という題だったんですね。

しかも、私の知っているところは2番の歌詞でした。

子ども心になんて寂しい歌なんだ、

船を待つってどういうことなんだろう、

第一、おかあさんが泣いて子どもが慰めるって・・・謎、でした。

全体の歌詞を見ると、何となく時代が透けて見えるような。


おかあさま
泣かずにねんね いたしましょう
赤いお船で とうさまの
帰るあしたを 楽しみに

おかあさま
泣かずにねんね いたしましょう
あしたの朝は 浜に出て
帰るお船を 待ちましょう

おかあさま
泣かずにねんね いたしましょう
赤いお船の おみやげは
あのとうさまの 笑い顔




私もわが子にはずいぶん歌ってあげた。

でも、ほとんど覚えていないだろうなあ。

孫を抱いて、あれこれ思い出しながら歌うけど、

今は家じゅうどこからも音が溢れていて、

つくりんは今日も、

あんぱ~んま~~~~んと絶叫しながら体操しています。


「うちのこんぺとさん」知ってるよ、っていう人がいたら、

教えてね。





 



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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Misako Okimuraさんへ (karakura)
2015-10-30 22:08:52
コメント頂いていたのに気づかずにいました。
本当にごめんなさい。
Misakoさんのこんぺとさんはすごいですね。
しっかり覚えておられたんですね。
お話の展開がすごく面白いです。
私ももっときちんと聞いておくんだったと、残念です。
それにしてもいろんなところにコンペトさんがいたんですね。
泣いてばかりのコンペトさんだけど、
何だかいじらしく可愛いです。
本当に教えて頂いて有り難うございました。
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うちのこんぺとさん (Misako Okimura)
2015-10-25 13:26:15
初めまして。「うちのコンペトさん」をfacebookに載せたところ、ここをfbfの方が教えてくださいました。
私は新潟県柏崎市の出身です。私の記憶の中のはこんな感じ。

せっせっせーのよいよいよい
うちのコンペトさんは おしゃれで こまります こまります
だいどこそうじに なみだを ぽろぽろ ぽろぽろ
ぽろぽろなみだを たもとで ふいたとさ(ふきましょ?) ふいたとさ
ふいたたもとを きれいに あらいましょ あらいましょ
あらったたもとを きれいに しぼりましょ しぼりましょ
しぼったたもとを きれいに ほしましょ ほしましょ
ほしたたもとを きれいに たたみましょ たたみましょ
たたんだたもとを たんすに しまいましょ しまいましょ
しまったたもとを ねずみが がーりがり がーりがり
がりがりたもとを ぼろやに うったとさ(うりましょ?) うったとさ
うったおかねで おそばを つーるつる つーるつる
つるつるおそばが おのどに つっかえた つっかえた(ここでじゃんけん)

やはり、いつの間にか誰かが付け足したのでしょうか?
でも、よくできたうただと思います。遊びの中で家事の手順を教えてる(^^)
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うちのこんぺとさん (グリーゼ)
2014-12-29 22:01:35
  お返事 ありがとうございます。 ならいとはいえ、いつか来るとはいえ、母の死は.....順番ですから、逆をみせるという 親不孝の心配はなくなったわけですけど。632563
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グリーゼさんへ (karakura)
2014-12-25 14:21:58
初めまして。
目にとめて頂き有り難うございます。

お母様とお別れをしたばかりなんですね。
お寂しいことですね。
私の母は1926年生まれで、亡くなって6年になります。
ときどき私と母とのあれこれを
懐かしく思い出しています。

番頭さんのお歌、面白いですね。
初めて知りました。どんな節か気になります。
孫には今の歌だけで無く、古い歌も教えて
記憶に残してあげたいなあと思いますが、
なかなか。


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うちのこんぺとさん (グリーゼ)
2014-12-25 09:22:39
 全くの偶然から拝読致しました。3年も前だったんですのね。さて、前項つづき、童歌。曰くお店の番頭さんの歌、カラスどこゆく、という歌でした。でも、飛んでくのが、上総の山なんだか薩摩の山なんだか、母をこの、七日になくし、確かめる術もありません。ちゃんと聞いとくもんでした。
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うちのこんぺとさん (グリーゼ)
2014-12-24 21:30:16
 つづく  急に思い出しました。これも母から。いきなりですが........            お店の番頭さんが 金かと思い あーけてみたらば 小石でごーざーる          今のところ、これしか思い出せませんが。
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こんぺとさん (グリーゼ)
2014-12-24 21:09:50
 わたしも知ってます。やはり、1929年東京台東区生まれの母から。おなしような歌詞です。おうちによって、色々なんでしょうね。
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初めまして (karakura)
2012-09-22 22:41:27
mamiiさん

こんな片隅ブログに、コメント有難うございます。
昔のこのような歌って、ベースはきっとどこかにあるんでしょうけど、
それぞれが自分流にアレンジして、それが子どもや孫に伝わってと、まさしく生きた歌なんですね。
mamiiさんもお孫さんに歌ってあげてるんですね。
お孫さんの心のどこかに、きっと残っていくことでしょう。
手振りをしながら楽しく、私もそうやって孫に歌ってあげようと思います。
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おはようございます(*^^*) (mamii)
2012-09-22 09:53:02
昨日、うちの孫に久しぶりにコンペトさんの歌を歌ってあげたのですが、私も小さい時に母から教えてもらっただけで、てっきり母が作ったのかと思ってたのに、ちゃんとあったんですね♪感激です(*^^*)只うちも微妙にアレンジしてるようで(笑)うちのコンペトさんはいつもかつも困りますU+2461ある時涙がポロポロU+2461ポロポロ涙をお袖で拭きましょU+2461拭いた袂を洗いましょU+2461洗った袂を干しましょU+2461干した袂を畳みましょU+2461畳んだ袂をタンスに納しましょU+2461納した袂を鼠がガアジガジU+2461手振りをしながら楽しく(笑)(*≧∀≦*)
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koalaさん (karakura)
2011-12-24 23:15:41
こんばんは。
残念ながらクリスマスは祝いませんが、
ケーキのおこぼれには預かります。(^_-)-☆
つくりんの2歳5カ月目のお祝い的な(無理やり)
今夜もアンパンマンで大騒ぎの夜でした。

koalaさんも素敵なひとときを過ごされたことでしょう。
家族って、ほんとにいいものですね。
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Unknown (koala)
2011-12-24 09:30:28
ああ、残念!知りません。
子供が母親にたくさんの歌を聞かせてもらうのは、
歌声と一緒にたくさんの愛情を降り注がれるのと同じことで、
たとえ覚えていなくても、魂の栄養になりますね。

つくりんちゃん、アンパンマンがお好きなのですね。
アンパンマンの歌もとってもいい歌ですね。

素敵なイブをお過ごしください。
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