俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五体俳句007・拳01・堀内薫
○「芒の穂握拳の中通す」(堀内薫01)
季語(芒・秋)
今回とりあげる五体は「拳」。多くの場合「拳」は固く握りしめられていることが多いのですが、ここではゆるく握った拳の間を芒を通しています。芒の触感も感じられるような気がします。
○堀内薫(ほりうちかおる)(1903~1996)
代表句「運動会今金色の刻に入る」02
季語(運動会・秋)
奈良県出身。京大文学部卒。教員生活を続け、のち甲子園大学教授。俳句は1935年頃「京大俳句」において→平畑静塔に師事、戦後「天狼」、「七曜」創刊当初より、それぞれ→山口誓子・→橋本多佳子の指導を受ける。1956年「天狼」同人。1963年多佳子没後の「七曜」主宰。