俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●五感俳句008・聴覚03・透次

2010-09-12 05:51:31 | 五感俳句

●五感俳句008・聴覚03・透次

 

○「爆音下舗道をすべる犬の爪」(透次07)

季語(無季)

 今回は聴覚の第3弾目ですが、聞きたくない音の代表である「爆音」です。

 重い爆音の下、犬を散歩させている人がいます。犬は歩くのを拒否してその場にとどまろうとしますが、急いでいる飼い主は首輪の紐を引っ張っています。犬の爪が舗道をかりかりと辷るのですが、轟音が激しくてその音は聞こえません。

 爆音が耳に重い地域があります。NHK受信料は半額になったりすることがありますが、その重いツンザキは受信料ごときではすまされません。平和の営みである会話さへ轟轟と掻き消していきます。爆音のない日もあることはありますが、この耳に重い地域(神奈川県厚木基地近辺)に住んでいて「爆音俳句365日」をつくりました。一日一句の爆音俳句です。句の中に季語はなくてもよいのですが必ず「爆音」かそれに類似する言葉がなくてはならないというものです。

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