俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句008・聴覚03・透次
○「爆音下舗道をすべる犬の爪」(透次07)
季語(無季)
今回は聴覚の第3弾目ですが、聞きたくない音の代表である「爆音」です。
重い爆音の下、犬を散歩させている人がいます。犬は歩くのを拒否してその場にとどまろうとしますが、急いでいる飼い主は首輪の紐を引っ張っています。犬の爪が舗道をかりかりと辷るのですが、轟音が激しくてその音は聞こえません。
爆音が耳に重い地域があります。NHK受信料は半額になったりすることがありますが、その重いツンザキは受信料ごときではすまされません。平和の営みである会話さへ轟轟と掻き消していきます。爆音のない日もあることはありますが、この耳に重い地域(神奈川県厚木基地近辺)に住んでいて「爆音俳句365日」をつくりました。一日一句の爆音俳句です。句の中に季語はなくてもよいのですが必ず「爆音」かそれに類似する言葉がなくてはならないというものです。