俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○次元俳句009・近01(空間)・原田濱人
○「馬追の最も近く聞ゆなり」(原田濱人01)
○季語(馬追・秋)
【鑑賞】:馬追は秋の虫。スイッチョと鳴きますが、馬子が馬を追う声に似ているのでこの名前があります。
いろいろな秋の虫の声がしますが、「すいっちょ」の声が最も作者に近く聞こえます。
○原田濱人(はらだひんじん)(1884~1971)
○好きな一句「暖に投げ棄てゝある箒かな」02
○季語(暖か・春)
【Profile】:静岡県浜名郡出身。広島高等師範卒。滋賀県立中学をはじめ各地で中学教員を勤め、1914年奈良県郡山中学赴任中より「ホトトギス」に投句を始め、俳誌「みつやま」を発刊。1922年沼野中学赴任、俳誌「すその」選者となり、同誌上で「ホトトギス」の主張に反駁し、離反する。1932年浜松移住。1939年「みずうみ」創刊。