俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○五感俳句033・質感=重05・平畑静塔
○「鶯や遠く重たき生木負ひ」(『月下の俘虜』1955)(平畑静塔01)
○季語(鶯・三春)
芝刈りをしている人でしょうか。生の木の重たさが肩にくい込みます。鶯の声が聞こえています。
○平畑静塔(ひらはたせいとう)(『月下の俘虜』1955)(1905~1997)
○好きな一句「徐々に徐々に月下の俘慮として進む」02
○季語(無季)
【Profile】:和歌山県和歌浦町出身。医学博士。関西各地の病院長を歴任、関東で宇都宮病院長として活動。カトリック信者でも会った。俳人としては京大三高俳句会に加盟した後、「京大俳句」を創刊、編集にあたる。新興俳句運動弾圧により検挙される。戦後は→山口誓子を擁して「天狼」の創刊に参画し同人として活躍、「鉾」名誉顧問となる。『壺国』他で第5回蛇笏賞、日本詩歌文学館賞、現代俳句協会大賞などを受賞。
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平畑静塔掲載句
03黒髪の国の二日を黙し征く(『月下の俘虜』1955)(二日・新年)〈色彩110・黒6〉2013/1/2
04てんたう虫翔つや闇屋の空の肩(『月下の俘虜』1955)(てんたう虫・三夏)〈特集630・商店俳句1-4闇屋〉2023/7/28