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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●五感俳句033・質感=重05・平畑静塔

2011-03-07 19:17:36 | 五感俳句

五感俳句033・質感=05・平畑静塔

○「鶯や遠くたき生木負ひ」(『月下の俘虜』1955)(平畑静塔01)

○季語(鶯・三春)

芝刈りをしている人でしょうか。生の木の重たさが肩にくい込みます。鶯の声が聞こえています。

 

平畑静塔(ひらはたせいとう)(『月下の俘虜』1955)(1905~1997)

○好きな一句「徐々に徐々に月下の俘慮として進む」02

○季語(無季)

【Profile】:和歌山県和歌浦町出身。医学博士。関西各地の病院長を歴任、関東で宇都宮病院長として活動。カトリック信者でも会った。俳人としては京大三高俳句会に加盟した後、「京大俳句」を創刊、編集にあたる。新興俳句運動弾圧により検挙される。戦後は→山口誓子を擁して「天狼」の創刊に参画し同人として活躍、「」名誉顧問となる。『壺国』他で第5回蛇笏賞、日本詩歌文学館賞、現代俳句協会大賞などを受賞。

平畑静塔掲載句

03黒髪の国の二日を黙し征く(『月下の俘虜』1955)(二日・新年)〈色彩110・黒6〉2013/1/2

04てんたう虫翔つや闇屋の空の肩(『月下の俘虜』1955)(てんたう虫・三夏)〈特集630・商店俳句1-4闇屋〉2023/7/28

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