俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句009・断定01・透次
「方位とは稲穂の垂るる向きのこと」(→透次09)
稲穂がほぼ同方向に垂れています。たわわに実った稲の重みがそうさせているのですが、世の中のすべての事象に先んじて稲穂こそが「方位」という言葉を独占しているような気がしたのです。それを「向きのこと」と断定しました。俳句の方法の一つである「断定」です。俳句では、多少無理があったとしても、先に言いきってしまったほうが説得力を持ちます。