俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●技法俳句008・比喩(直喩)=やうに01・小林一茶
○「吹き消したやうに日暮るる花野かな」(小林一茶02)
○季語(花野・秋)
花野が明るいうちは、あたかも火が灯っているかのようですが、ひとたび暮れると火を吹き消したように暗くなります。「秋の日はつるべ落とし」とも通ずるような句です。
○小林一茶(こばやしいっさ)(1763~1827)
○代表句「是がまあつひの栖か雪五尺」03
○季語(雪・冬)
【Profile】:江戸後期の俳人。雪深い信濃国柏原の農家に生まれ。3歳で母と死別。その後父は再婚したが、一茶は継母とおりあいがわるく、1777年に故郷をでた。50歳ごろまではおもに江戸で生活し、この間、→夏目成美ら江戸の著名な俳人としたしく交際している。1813年以降は信濃にもどり、多くの句をよんだ。52歳で結婚し、長女が生まれた直後の句文集「おらが春」(1819)は代表作。しかし、最初の結婚でもうけた3男1女にはことごとく先だたれた。また最初の妻も1823年に病死、以後、再婚をくりかえし、3度目の結婚でえた娘だけが成人した。27年に柏原をおそった火災で家をうしない、土蔵の中で65歳の生涯をおえた。
小林一茶掲載句
01淋しさに飯をくふ也秋の風 (秋の風)〈方法・根源行動(飯を食う)〉2010/8/20
04木がらしや地びたに暮るる辻諷ひ(木がらし・冬)〈方法・冷凍保存〉2010/12/9
05夕月や鍋の中にて鳴く田螺(田螺鳴く・三春)〈特集・鍋汁椀物俳句〉2018/3/9