俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●色彩俳句009・黄02・鈴木しづ子
○「あきさめや指をそめたる塗料の黄」(鈴木しづ子01)
季語(あきさめ・秋)
塗料を何に塗ったのかは明らかにされていませんが、鮮やかな塗料の黄色が指についてしまいました。折りしも外は秋雨が降っています。「夏みかん酢つぱしいまさら純潔など」の句で知られる伝説の俳人鈴木しづ子の句です。
○鈴木しづ子(すずきしづこ)
代表句「夏みかん酢つぱしいまさら純潔など」02
季語(夏みかん)
1919年、東京神田に生まれる。東京淑徳高等女学校卒。1943年より→松村巨湫主宰「樹海」に投句。1946年2月に第1句集「春雷」、1951年12月に第2句集「指環」を刊行。奔放な句によって俳壇にセンセーションを巻き起こす。生死は不明。