1/9 晴れ
昼食を終えてからは、ひたすら吉野川へと歩いた・・・と、前方から来た車が止まった。 窓を開いて、ご苦労様ですと挨拶された。 ありがとうございます。 これ お二人で食べて下さいと、赤い袋を差し出された。 ありがとうございます・・・南無大師遍照金剛・・・バックから「納札」 (家内安全 無病息災と記入)を出して差し上げた。 あ~ ありがとうございます。 地元に住んでいて、車での遍路はしましたが、歩き遍路は中々出来ません・・・気を付けて行って下さい。 高級車に乗った、感じの良いご婦人であった。 ひたすら歩く中でのご接待は、本当に嬉しかった・・・心が温もった。Aさんも、共感された。
やっと、吉野川の川岸に辿り着いた。 休憩 水分補給をしながら、吉野川の全景を見た。 15年余以前に、初めて接した時とは違った!!!。 歩きだした・・・Aさんは、中々のハイペースで行く・・・追いつけず!!!。
やっと、吉野川の本流が、姿を見せた・・・以前より水量が増えた!!!・・・潜水橋も立派になっていた。
昨夜 安楽寺さんでの夕食時に、ご一緒した方が追いついてこられた・・・や~ や~ その方が、此処で写真を撮りたかったと、携帯を差し出された OK 吉野川を背景に撮りましょうと、言いながら撮ろうとすると・・・いいえ いいえと、言いながら来て・・・此の角度から撮って下さい OK カチャ ご満足の様子だった。(何度かお遍路をされていると見た) お先に~と、軽い足取りで行かれた・・・お主 やるな~~~リュックの小さいのが凄い。
Aさんは、えらく先を歩いて行く。
吉野川の中州は、日本一の面積が在り、野菜の生産高も凄いらしい・・・中州に入ってからは、小型のトラックが「大根」を積んで、忙しげに走っていた。
その作業が行われている畑を遠望した。
此処は、サヤエンドウだろう?
延々と中州が続く・・・と、又 吉野川が姿を見せた・・・綺麗な水だ!!!!!・・・昔は無かった???此方が本流か?川幅が広い。 堤防を上がった所で休憩した。 改めて、吉野川の大きさに感心した。 地元の人らしき人が、来られたので藤井寺さんへの方向を、お聞きした。 その直後に、一人のご老人が来られて話し出した。 前は、吉野川も一本だったが、中州の関係で二本に分けた。 11番さんへは、この道をこう行ってから、あ~行ってと話が止まらない・・・高齢者の、一人住まいの方に共通する話し相手が居ると、胸の中の溜まった物を、全部吐き出す・・・程良い所で、ありがとうございましたと、二人で腰を上げた。
此処からは、住宅街・車の行き交う道路だったりを繰り返した。 Aさんも、ハイペースで歩いて来たのも止まり、休む回数が多くなった。 藤井寺さんが見えて来た時に、文旦の実を一杯付けた木発見。 以前、文旦の接待を、お受けした時の様な、大きな木には今回は出くわさなかった。 柑橘類の甘いのが、普通になった今は・・・需要が少なくなったからか?
朝 AM7.10 スタートしてPM15.45 藤井寺さんに到着した!!! 嬉しかった。 約9時間の行程であった。Aさんは、大分堪えたらしい。 私はOKだった。 左横に見えるのが、焼山寺への遍路道である。
大師と共に
本堂 この裏から、焼山寺への遍路道が続く・・・第一番目の「遍路ころがし」の難所と言われている。 もちろんAさんには、話してはいないが知っているか?分からない。 参拝の時に、チラッと遍路道を見た。
藤井寺の大藤の木 当時、山口県の栗本夫妻と、満開の藤の花の下で、記念撮影をした。
山門 中々良い感じ。
旅館 吉野さんへと向かう 約1kmの道が長く感じた。
今日歩いた距離 36.639歩 25.6kmであった。