一般的にスキミアと呼ばれる植物は、学名のスキミア・ヤポニカとあるとおり、関東地方以南の暖地を中心に日本に自生して
いるミヤマシキミ(深山樒)です。ミカン科の常緑低木で、光沢のあるやや肉厚の葉をもち、日陰から半日陰を好みます。
雌雄異株で、雄株と雌株があります。
金のなる木は、乾燥や低温などの厳しい環境に適応し、世界中に分布するベンケイソウ科に属する丈夫な植物で、和名は
フチベニベンケイですが、もっぱら金のなる木、またはカゲツ(花月)として流通しています。新芽が小さいうちに、5円玉の穴
に通しておき、そのまま成長させて、5円玉が抜けない状態にし、枝にお金がなったように仕立てたものが流行しました。
クリスマスローズは、無茎種(茎がなく、根茎から葉柄と花柄が別々に伸びる)のヘレボルスで、無茎種の原種を交雑させて
できた園芸種を指します。人気の高い多年草で、多くは常緑ですが、落葉するものもあります。ヘレボルス・オリエンタリスが
主要な交配親として用いられていたため、以前はオリエンタリス・ハイブリッドと呼ばれていました。
(千葉市花の美術館 : 千葉市美浜区 2018.01.05 撮影)