乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『わが故郷の歌』監督・脚本:バフマン・ゴバディ 2002年  9★好みの映画

2012年06月27日 | 映画




 『わが故郷の歌』

 

監督・脚本:バフマン・ゴバディ
出演:シャハブ・エブラヒミ アッラモラド・ラシュティアン ファエグ・モハマディ サイード・モハマディ イラン・ゴバディ
2002年
100分

クルド人なら知らぬものはいないという大歌手ミルザのもとに、かつての妻ハナレが助けを求めているという知らせが届く。ハナレが暮らすイラクは戦乱の真っ只中。ミルザの暮らす平穏なイランから、父ミルザとともにミュージシャンである二人の息子を無理矢理引き連れて、戦乱のイラクへと旅立った。戦争の傷跡に苦しみながらも生き生きと日々の生活を営むクルド人の人々に捧げた、ゴバディ監督の生命の賛歌。



 

『わが故郷の歌』を観た。

 筋書き、俳優、色彩、景色、音楽、光それら全てが満点だった。

 笑いながらも涙した。

 現在でも外務省で危険地域に指定されているイラクとの国境へは行った事が無い。

 しかし,イランのどこかしこで見かける風景の数々やイラン人の人柄をなつかしく感じた。

 夜11時過ぎまで続いた結婚式披露宴パーティの踊りを観たことがある。右手にテッシュを持った男性諸君が横一列に組踊り笑っていた。

 その場面が二度出てきた。映画が見終わったあと、クルド人風の民族音楽を口づさみながら,わたくしも踊ってみた。


 重い内容なのに,イラン特有のコミカルさが出た映画で、後味が良い。

 イラン映画はテヘランやシーラーズなどの劇場で何度か観た(言葉はわからない)があるが、意外にコメディも多いことに気づく。

 イラン映画は結構活発で、安価(120円から200円 B級グルメセット ナン・コーラつきくらいの値段)で質の良いものを見ることができる。

『わが故郷の歌』もそうだ。

 名画の何頭で観たような場面が多い。

 真っ暗な中ランプで老人の顔を照らし出す。日本人もそうだが、イラン人の老人は男も女も人生の深みが感じられて美しい。

 斜め構図をホワイト(雪)とほんの僅かの黒(人物)で描く。

 ため息が出るような,美しすぎる景色。

 
『わが故郷の歌』はイラン映画の監督であるアッバス・キアロスタミの『友だちのうちはどこ』とあい通じる部分がある。

 イランでは「探す」と言うことはひとつのテーマになるのだろうか…

『鍵』 (1987) というイラン映画はひたすらこどもが家の鍵を探す。ネタばれはしないが,最後が洒落ている。

 この,最後が洒落ているといったことも,イランの多くの映画に共通しているのだろうか?
 
 わたしが見た数少ないイラン映画では、引き締まった洒落たらすとの作品が多かったように感じる。


『わが故郷の歌』は良かった☆わたしの好みの映画だ。満点…かな?9★
 
 



 


     イランのバラは美しいが、写真は自宅のバラです。

     映画の写真やデーターは、衛星劇場公式HPよりお借りしました。




コメント (2)
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『浮世柄比翼稲妻』三津五郎 橋之助 市川右之助 市蔵 彌十郎 福助 2011年

2012年06月27日 | TVで 歌舞伎・能楽


 『浮世柄比翼稲妻』三津五郎 橋之助 市川右之助 市蔵 彌十郎 福助 2011年




『浮世柄比翼稲妻』  データーは衛星劇場公式HPより ▼


出演:坂東三津五郎 中村橋之助 市川右之助 片岡市蔵 坂東彌十郎 中村福助
2011年
90分
カラー
ストーリーの面白さと錦絵のような鮮やかさ、趣向に富んだ鶴屋南北の世話物。 佐々木家の家臣名古屋山三は、腰元岩橋と不義密通の咎で家を追放され、今は下女のお国とともに貧乏長屋で暮らしている。そこへ現れた吉原の傾城葛城。これが実は岩橋で、山三の父の仇と思われる不破伴左衛門と重宝の刀の行方を探り、様子を伝えにきたのだった。一方、お国の父浮世又平は、伴左衛門の命で山三を毒殺しようと企てており…。後半は場面が一転して、桜満開の吉原仲之町。山三と伴左衛門が偶然すれ違い、刀の鞘が触れたことから争いとなる。 通常は「鞘当」と呼ばれる吉原仲之町の場面が有名だが今回はその前のくだりからの上演。三津五郎の名古屋山三に、福助のお国と葛城、橋之助の不破伴左衛門ほかの出演で。 (2011年/平成23年1月・新橋演舞場)



 前にもテレビで見たけれど、『浮世柄比翼稲妻』を見たよ。

『浮世柄比翼稲妻』は「鞘当」だけじゃなくって、前の部分から通しであるよ☆

 この舞台も,歌舞伎を観たという満足感が感じられる。

 何度見ても見飽きることがない舞台と原作に拍手



 前にもテレビで見たが、今夕は1977年、八世松本幸四郎(白鸚) 市村羽左衛門 中村芝翫 中村勘九郎(現・勘三郎) 尾上梅幸の仮名手本忠臣蔵~四段目 <判官切腹・城明渡し>がある(*^D^*)

 嬉しいな☆ 拍手




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『蝶の道行』市川染五郎 中村七之助 2011年  後半!Bravo!★☆★

2012年06月27日 | TVで 歌舞伎・能楽


        『蝶の道行』市川染五郎 中村七之助 2011年

    



『蝶の道行』   データー 衛星劇場公式HPより ▼

出演:市川染五郎 中村七之助
2011年(全2話)
27分
カラー
儚く世を去った男女が蝶の姿となって舞い踊る。 春の野辺に助国(染五郎)と小槇(七之助)が姿を現す。この世で結ばれることのなかったふたりは、蝶の姿となって戯れ遊びぶが、地獄の責めに遭い、その羽ばたきを止めるのだった。 助国、小槇の悲恋を主題としたドラマティックで幻想的な義太夫舞踊。江戸時代に初演された「けいせい倭荘子」の五段目にあたる部分で、昭和37年6月の歌舞伎座で武智鉄二演出・川口秀子振付による復活上演が大評判となって以来、度々上演されている。 (2011年/平成23年5月・明治座)







 染五郎さんも七之助さんも美しい。

 やはり舞台は 気品を兼ね備えた美しいものを見るというのも、ひとつの利点。


 後半,やはりよかった。

 七之助さんはラスト 蝶か芝翫 さんがのりうつったかのように感じる。

 もはや人間の表情ではない。無さえあわれむせつない魔性…

 演じているのではなく、異類そのもののよう…。この表情は、わたくしはかって例を見ない。

 
 27分という短い舞踊だが、演じ手、舞台づくりともに素晴らしいと感じる。




 前回の『蝶の道行』 2012年06月06日 | テレビで楽しむ 舞台メモ

 

 


         勘三郎さん☆がんばって、よくなってね!





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わたしのギボウシ (3景)

2012年06月27日 | 乱鳥徒然 Rancho's room.



   わたしのギボウシ





 わが家のギボウシも花が咲き始めました。

 一番早く咲いたのは、このお嬢様(^^)V
 

 斑入りのギボウシです☆
 

 二等賞は この方
 
 まだ,固い蕾です。


 他にも色々なギボウシと同居しておりますので,花が咲き始めれば記録したいと思います。





   2012年6月26日




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タネからサボテンを育てたい AB 1  芽から出てトゲが生えてきた(31・24日目)(9景)

2012年06月27日 | 乱鳥徒然 Rancho's room.





     AB 1 タネからサボテンを育てたい   黒と茶色の二種類の種の芽が出てトゲが生えてきた (31・24日目)



 

 6月26日

 黒と茶色の二種類の種から芽がいっぱい出て、刺が生えてきました。
 

         


 Aグループ (5/27 タネをまく)


 
 茶タネ 丸くてもこもこした形の芽からトゲ
 A 薄緑鉢

 
 黒タネ ふたつ別れた真ん中からトゲ
 A 薄緑鉢

 
 タネ 混合
 A 薄緑鉢

 
 黒タネ ふたつ別れた真ん中からトゲ
 A 青鉢

 
 茶タネ 丸くてもこもこした形の芽からトゲ
 A 青鉢

 
 黒タネ ふたつ別れた真ん中からトゲ
 A 青鉢


          


 Bグループ (6/2 タネをまく)


 
 黒タネ ふたつ別れた真ん中からトゲ
 茶タネ 丸くてもこもこした形の芽からトゲ
 B イチゴ鉢

 
 B 緑鉢

 
 黒タネ ふたつ別れた真ん中からトゲ
 茶タネ 丸くてもこもこした形の芽からトゲ
 B 緑鉢


         

 次回、何か変化があってから記録いたします^^v



 サボテンになる前にアクシデントがあり、上手くいくとは限りませんが…

 失敗に終わる可能性はありますが、見守っていただければ嬉しいです(*^D^*)


         


グループ A (5/27 タネをまく)
 A:タネからサボテンを育てたい 1  用意したもの  (4景)5/中旬
 A:タネからサボテンを育てたい 2  サボテンのタネ (4景)5/27
 A:タネからサボテンを育てたい 3  タネを蒔く前の準備 (7景) 5/27
 A:タネからサボテンを育てたい 4  いよいよタネを蒔く。そして毎日水を替える。5/27~5/29
 A:タネからサボテンを育てたい 5  いよいよタネを蒔く。そして毎日水を替える。5/30
 A:タネからサボテンを育てたい 6  6日目、芽が出てきました☆ 6/2
 A:タネからサボテンを育てたい 7  22日目、黒と茶色の二種類の種から芽が出てきました☆ 6/17

 グループ B (6/2 タネをまく)
 B:タネからサボテンを育てたい 1  条件をかえて、サボテンの種をまいてみました。(16景) 6/2
 B:タネからサボテンを育てたい B2  15日目 土が合っているせいかどの鉢からも順調に芽が出ています。 6/17

 グループ A (5/27 タネをまく)B (6/2 タネをまく)
 AB 1 タネからサボテンを育てたい   黒と茶色の二種類の種の芽が出てトゲが生えてきた(31・24日目) 6/26
 
コメント (6)
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四月初旬に購入したブルーのあじさいが、とってもきれいな色に変わってきました。(6景)

2012年06月27日 | 美術・文様・展示物




 四月初旬に購入したブルーのあじさいが、緑色だったり茶色だったり、とってもきれいな色に変わってきました。

 蕾の頃もかわいかったけれど、時間を経たあじさいも魅力的だね。


















      2012年6月26日  自宅室内






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