乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

97:『日本絵巻大成21 北野天神縁起「承久本」』解説/ 岩波古典『菅原文草 菅家後集』(7枚)

2012年06月22日 | 絵巻物、縁起絵巻、巻物、絵解き掛け軸



 97: 『日本絵巻大成21 北野天神縁起』「北野天神縁起 承久本」「白描下絵」「解説」 /岩波 古典赤『菅原文草 菅家後集』

      


    

 日本絵巻大成 21

 昭和54年

 中央公論社





「北野天神縁起 承久本」を岩波古典文学大系『菅原文草 菅家後集』の必要箇所と照らせ合わせながら読み、本日読了。

 絵が誠に美しい。



 聡明そうな5、6歳の子が遊んでいた。父も母もいないので,子にして下さいと、菅原是善に頼む。

 
   ↑ 11歳と13、4歳で詠んだ二首が書かれている。  
   ↓ 11歳 拡大
    左 11歳。初めて読んだ一首

 頭もよく,弓(武芸)もうまい

 
 第二巻

 
 この頃からだんだんと……不幸に。そして太宰府へ…そして死ぬ。

 
 災い 起る


「北野天神縁起 承久本」ではここから六道を説いた恐ろしい地獄草子の絵が長々と続く。

 興味深いのは『日本絵巻大成 7 』「地獄草子」のように 当然のことと考えられていたせいか、地獄の苦痛を繰り返すといった記述がないこと。

 また「餓鬼草子」のような絵も少し描かれていた。
 
 他 興味深かったのは 貴賤の差がなかった時代の荒れ果てた世を描き出されていたこと。時代や目的から考えて、なるほどなと納得した。

 イランのテーキィエのタイル画どころではない残酷な地獄絵に驚く。

 


  『日本絵巻大成21 北野天神縁起』には「北野天神縁起 弘安本」も載っているので,いずれ読みたい。


 
 白描下絵

 




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『藤娘 <字幕付>』坂田藤十郎、 『寿曽我対面』『通し狂言 當世流小栗判官(前編)』

2012年06月22日 | TVで 歌舞伎・能楽


   データーは全て衛星劇場公式HPより ▼














『藤娘 <字幕付>』

出演:坂田藤十郎
2010年
22分
カラー
2010年4月(歌舞伎座さよなら公演より) 藤の花の精が一人の娘に化身して、優美な姿をさまざまに見せていく、代表的な歌舞伎舞踊。人間国宝・坂田藤十郎の芸を堪能できる演目。


 6月6日に見逃した藤十郎さんの『藤娘』

 今回は見ることができました☆^^☆
 
 良かった!よかったよかった☆ ヨカッタ☆








『寿曽我対面』

出演:市川團十郎 尾上菊之助 市川海老蔵 坂東彌十郎 市川男女蔵 片岡市蔵 河原崎権十郎 市村萬次郎 澤村田之助
2006年(全3話)
53分
カラー
源頼朝の信任が厚い工藤祐経の館。祝宴に興じているところ、曽我十郎と五郎の兄弟が対面を願い出る。実はふたりの父河津三郎は十八年前に工藤の不意打ちにより落命。その仇を討とうと逸る五郎が工藤に詰め寄り、十郎はこれを押し止める。そこで工藤は兄弟へ盃を与え、後日の再会を約束するのだった。 美しく優雅な物腰の十郎と、血気盛んな五郎はそれぞれ典型的な和事と荒事の役柄。ほかにも座頭の立役の工藤、道化の朝比奈、立女方の大磯の虎、実事の鬼王など、歌舞伎の主要な役柄が勢揃いする様式美に満ちた華麗な一幕。團十郎の工藤祐経に、菊之助の曽我十郎、海老蔵の曽我五郎、田之助の大磯の虎ほかの出演で。 (2006年/平成18年10月・歌舞伎座)


 この舞台、テレビで何度も見ているよ☆


『通し狂言 當世流小栗判官(前編)』

出演:市川亀治郎(現・猿之助) 市川笑也 市川右近 市川猿弥 市川笑三郎 市川春猿 市川寿猿 坂東薪車 坂東竹三郎 中村獅童
2011年
124分
カラー
【出演】片岡愛之助 数々の仕掛けを巧みに織り込んだ復活古典狂言。序幕は横山家の御家騒動を背景に小栗判官が馬術の腕を披露する。二幕目は漁師の浪七が照手姫の危難を救う場面。三幕目は判官、照手姫、お駒の三角関係から天馬に乗っての宙乗りが見せ場で、大詰は主要登場人物が顔を揃えての大団円となる。伯父三代目猿之助が当たり役としてきた判官・浪七・お駒の三役に亀治郎(現・猿之助)が初挑戦。ほかに笑也、右近、獅童、愛之助らの出演で。


 あったり前ですが、竹三郎さん!すごく良かった☆^^☆


 猿之助劇団さんってほぼ知らないんだけれど…
 右近さんって台詞にビブラートをおきかせになって、結構お上手なんですね。
 右近さんの芝居なら、見てみたいな。

 途中「とうづくし」っていうのが出てきて,十 並べられていた。
 その時はあったりまえに説明がなかったんだけど、花道では
「波づくしを言いましょう」みたいな説明があったよ。
 それから、誰か知らないけど中心の役者さんがやたらローテンポの「波づくし」を言うんだよ。
 後の三人はテンポよかったんだけど,なんだか止まりそうな間だったな。あはは あはは
 …なぁんて、友人が言っていたよ(^^)

 前回は後編だけ見たので今回『通し狂言 當世流小栗判官(前編)』を見たんだよ。
 全体の作りは面白かったな。
 わざとかしらん?大衆演劇の手法も取り入れておられたよ。

 後馬方さんに拍手
 



 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

訂正  ヒイラギナンテン

2012年06月22日 | 乱鳥徒然 Rancho's room.




   ヒイラギナンテン








 奈良県立民俗博物館 4月初旬





 大阪天王寺公園内  6月初旬





 以前ヒイラギの花、ヒイラギの実と記録しておりましたが、ヒイラギナンテンであることがわかりました。

 以前の記録も含め、訂正いたします。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする