アカンサス(Acanthus、ハアザミ、葉薊)
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キツネノマゴ科ハアザミ属(アカンサス属 Acanthus) の植物を総称していう
普通は特に観賞用に栽培されるA. mollisを指す。
古代ギリシャ建築に使われたコリント様式の柱の頭の部分は、このアカンサスが題材となっている。
コリント様式の建築物
紀元前5世紀のギリシャ時代
ある彫刻家がコリントという土地で、女の子のお墓にあったアカンサスの姿形からヒントを得てつくる。
コリント様式=コリント式
古代ギリシア建築における建築様式(オーダー)のひとつ
紀元前5世紀頃に、アテナイで発明されたオーダー。
柱頭部分は、コリントスにおいて、墓地に捧げられた篭がアカンサスに覆われたものを彫刻家が模して創ったと伝えられている。
この話の真偽は定かでないが、アカンサスの葉を模しているのは事実であると考えられる。
通常は、柱頭に上下8枚ずつ、互い違いに アカンサスが彫り込まれる。
装飾の豊かさと自由さによってヴァリエーションも多く、柱の装飾として好まれた。
オーダー
古典主義建築の基本単位となる円柱と梁の構成法
独立円柱(柱基、柱身、柱頭)と水平梁(エンタブラチュア)から成る。
トスカナ式、ドリス式、イオニア式、コリント式、コンポジット式の5種類を指す。
天王寺公園で背の高い植物を見た。
花のつき方が変わっていて、葉は天狗のうちわのようだ。
わたくしが写真を写していると、先ほどまで慶沢園でたまたまご一緒になったご婦人お二人が明るい声で話しかけて下さる。
「あらぁ~!この間までつぼみだったのに、花がさいてるのねぇ~☆」
「変わった花ですねぇ~☆お写真とらはったら、いいわねぇ☆」
「あら!ここに蕾があるわ。この前まではこんなつぼみばっかりだったのにねぇ。」
それにしても楽しい顔つきの花だ。
藤村俊二さんがステッキを持って踊り出しそうに思えてならない。