夕方の7時前には、おねむになってしまうBooじーちゃ。
その2時間後ぐらいには、墓場から起き上がってきたゾンビ1号のようにぺたぺたと裸足であるきまわるのだが。
リビングへやってきて、一言。
「おらのよめじょはおらんかね?」
働かないよめじょは手切れ金を払えたのか。
あねうえどのを、自分の連れ合いと思い込んでいたのは解消されたようではあるが、なぜかよめじょの捜索をするようになってしまったBooじーちゃ。
デイサービスでは、脳みそを回転させるため、利用者にいろんな質問をするようである。
「あなたの家族は何人ですか?名前はなんと言いますか?」といったことを聞くことによって、記憶障害の改善を図るという意図があるらしいのだが。
妙に記憶を刺激されるせいか。
「葬式があるから喪服を出せ!」というような、譫妄症状の悪化を引き起こすことも、ままある。
今度の、よめじょ捜索もその一例かと思われるのだが。
デイから一週間近く過ぎてから、よめじょ探しを始めることもあるので、関連性があるのかないのかも不明である。
おかんさま「ねえBooじーちゃ。よめじょって誰?なんて名前?」
Booじーちゃ。「知らん」
自分の嫁さんの名前がわからんでどうする。
おかんさま「名前もわからん人なら、家の中におられると困るねえ」
Booじーちゃ。「かよこだ」
違います。
Booじーちゃ。「かやのだ」
誰や。
Booじーちゃ。「きぬこ」「よしこ」「さだこ」
……誰でもいいんかい。
いくらなんでも情が薄すぎやしませんかBooじーちゃ。
せめて一人に名前を絞れ。
おかんさまの母上、つまりBooじーちゃ。の、ほんとうの連れ合いは、何十年も前に亡くなっている。
後添えをもらうことなく、独身を貫き通したBooじーちゃ。
どんだけ、どこでナニして遊んでたのだろうか。
そんなことまでワタクシメは知らんし、知ろうとも思わんが。
せめて、枕元に立った連れ合い様まで、他の女の名前で呼ばぬようにご注意を。
しばかれても知りませんぜ。
その2時間後ぐらいには、墓場から起き上がってきたゾンビ1号のようにぺたぺたと裸足であるきまわるのだが。
リビングへやってきて、一言。
「おらのよめじょはおらんかね?」
働かないよめじょは手切れ金を払えたのか。
あねうえどのを、自分の連れ合いと思い込んでいたのは解消されたようではあるが、なぜかよめじょの捜索をするようになってしまったBooじーちゃ。
デイサービスでは、脳みそを回転させるため、利用者にいろんな質問をするようである。
「あなたの家族は何人ですか?名前はなんと言いますか?」といったことを聞くことによって、記憶障害の改善を図るという意図があるらしいのだが。
妙に記憶を刺激されるせいか。
「葬式があるから喪服を出せ!」というような、譫妄症状の悪化を引き起こすことも、ままある。
今度の、よめじょ捜索もその一例かと思われるのだが。
デイから一週間近く過ぎてから、よめじょ探しを始めることもあるので、関連性があるのかないのかも不明である。
おかんさま「ねえBooじーちゃ。よめじょって誰?なんて名前?」
Booじーちゃ。「知らん」
自分の嫁さんの名前がわからんでどうする。
おかんさま「名前もわからん人なら、家の中におられると困るねえ」
Booじーちゃ。「かよこだ」
違います。
Booじーちゃ。「かやのだ」
誰や。
Booじーちゃ。「きぬこ」「よしこ」「さだこ」
……誰でもいいんかい。
いくらなんでも情が薄すぎやしませんかBooじーちゃ。
せめて一人に名前を絞れ。
おかんさまの母上、つまりBooじーちゃ。の、ほんとうの連れ合いは、何十年も前に亡くなっている。
後添えをもらうことなく、独身を貫き通したBooじーちゃ。
どんだけ、どこでナニして遊んでたのだろうか。
そんなことまでワタクシメは知らんし、知ろうとも思わんが。
せめて、枕元に立った連れ合い様まで、他の女の名前で呼ばぬようにご注意を。
しばかれても知りませんぜ。