ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

窓口の風景。

2009-06-04 | Weblog
職場の窓口に来る人の年齢層が絶賛上昇中である。


「こんつわ!」
と、毎朝一番にやってくるおじいさん。
やたらと元気が良くあいそがいいのだが。

「あのさ。9月にさ千葉であるんだってか。ほら博物館で。展覧会。いつから始まるか教えてくんねかね」


知りません。
まったく、博物館とも展覧会とも関係のない部署に聞きに来られても困るんですが。


窓口の人も「わかりません」と返答したと思いきや。
「そうかね」と、おじいさん。
「こんつは!」と、その隣の窓口へスライドしていき、同じ質問を繰り返す。


順繰りに窓口巡りをするのはいいのだが。
(いやよくない。めっちゃ仕事の邪魔ですがな)
当然のとこながら、全ての窓口で「わかりません」と返答された後。


「つっかえねえなぁ!」


と言い捨てて去っていくおじいさん。


そして次の日の朝。
「こんつわ!あのさあ、9月にさ千葉であるんだってか。ほら博物館で。展覧会。いつから始まるか教えてくんねかね」


だから知らんてばよ。





一度でいいから言ってみたい。
「おとといおいでくださいますようお願い申し上げます」
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