Booじーちゃ。は、デイサービスを利用している。
やることなすこと、おかんさまに叱られる我が家に比べ。
大勢のスタッフさんがちやほやしてくれるせいか。
腎臓のことを考え、薄味かつあまり代わり映えのしない我が家の料理に比べ。
バラエティに富んだお昼とおやつが出てくるせいか。
Booじーちゃ。は、デイサービスが大好きである。
このデイサービス、前日になると連絡をくれる。
「明日のデイサービスにお休みはないのか」とか。
「明日のお迎えの時間は何時頃です」とか。
きちんと、利用者が忘れることがないように気を配ってくれるのだ。
おかんさま「Booじーちゃ。明日は8時半にデイサービスのお迎えだって!」
Booじーちゃ。「ほーい」
おかんさま「Booじーちゃ。デイサービス楽しいかね」
Booじーちゃ。「楽しい」
…この会話、単なるオウム返しかと思うと、そうでもない。
次の日の朝…というか、四時半頃。
Booじーちゃ。(ぬーっと、寝ているおとんさまの顔をのぞきこむ)
おとんさま「なんだね!Booじーちゃ。」
Booじーちゃ。「別宅行きたいんで、靴出してくれませんやね」
おとんさま「別宅?!別宅なんてないわね、Booじーちゃ。」
Booじーちゃ。「んじゃ、本宅行きたいから」
いや、本宅も別宅もないから。
この世のことを仏教用語では、火宅ともいう。
今この時、火の回っている家に住んでいるように、この世とは苦しい所であり。
それゆえにあの世の到来が待たれるという意味なんだそうだが。
若いスタッフのねーちゃんたちに囲まれ、お風呂に入れてもらうのが嬉しいらしいBooじーちゃ。には。
そんな言葉はまだ当分無縁のようである。
ま、煩悩ありまくりだしねー。
やることなすこと、おかんさまに叱られる我が家に比べ。
大勢のスタッフさんがちやほやしてくれるせいか。
腎臓のことを考え、薄味かつあまり代わり映えのしない我が家の料理に比べ。
バラエティに富んだお昼とおやつが出てくるせいか。
Booじーちゃ。は、デイサービスが大好きである。
このデイサービス、前日になると連絡をくれる。
「明日のデイサービスにお休みはないのか」とか。
「明日のお迎えの時間は何時頃です」とか。
きちんと、利用者が忘れることがないように気を配ってくれるのだ。
おかんさま「Booじーちゃ。明日は8時半にデイサービスのお迎えだって!」
Booじーちゃ。「ほーい」
おかんさま「Booじーちゃ。デイサービス楽しいかね」
Booじーちゃ。「楽しい」
…この会話、単なるオウム返しかと思うと、そうでもない。
次の日の朝…というか、四時半頃。
Booじーちゃ。(ぬーっと、寝ているおとんさまの顔をのぞきこむ)
おとんさま「なんだね!Booじーちゃ。」
Booじーちゃ。「別宅行きたいんで、靴出してくれませんやね」
おとんさま「別宅?!別宅なんてないわね、Booじーちゃ。」
Booじーちゃ。「んじゃ、本宅行きたいから」
いや、本宅も別宅もないから。
この世のことを仏教用語では、火宅ともいう。
今この時、火の回っている家に住んでいるように、この世とは苦しい所であり。
それゆえにあの世の到来が待たれるという意味なんだそうだが。
若いスタッフのねーちゃんたちに囲まれ、お風呂に入れてもらうのが嬉しいらしいBooじーちゃ。には。
そんな言葉はまだ当分無縁のようである。
ま、煩悩ありまくりだしねー。