またもBooじーちゃ。の真夜中の徘徊が激しくなった。
ごそがさとトイレに行ったり来たりするだけならまだいい。
夜中におとんさまの部屋に入ってゆくこともある。
はっとおとんさまが目覚めると。
そこには無言で顔をのぞきこむBooじーちゃ。の姿があったりもするそうだ。
なかなかに心臓に悪いシチュエーションである。
時には声をかけておとんさまを起こすこともある。
「向こうの小屋に行きたいから、長靴出してください」
……えーと。
指さす方には、ご近所の墓地しかないんですが。
これでも、まだましな方だ。
問題は、Booじーちゃ。が、一人うろうろと歩き回るときである。
玄関で転んだのか、傷だらけの手になっていたり。
鍵をかけていたアルミ戸を、無理矢理こじあけ、ねじまげてみたり。
しまりづらくなった、あきっぱなしの戸をほったらかしてみたり。
そして、朝が来るたびにおかんさまの怒鳴り声が爆発する。
長年農業に従事してきたとはいえ。
変に腕力が充実している認知症患者というのも、相当困るものである。
ごそがさとトイレに行ったり来たりするだけならまだいい。
夜中におとんさまの部屋に入ってゆくこともある。
はっとおとんさまが目覚めると。
そこには無言で顔をのぞきこむBooじーちゃ。の姿があったりもするそうだ。
なかなかに心臓に悪いシチュエーションである。
時には声をかけておとんさまを起こすこともある。
「向こうの小屋に行きたいから、長靴出してください」
……えーと。
指さす方には、ご近所の墓地しかないんですが。
これでも、まだましな方だ。
問題は、Booじーちゃ。が、一人うろうろと歩き回るときである。
玄関で転んだのか、傷だらけの手になっていたり。
鍵をかけていたアルミ戸を、無理矢理こじあけ、ねじまげてみたり。
しまりづらくなった、あきっぱなしの戸をほったらかしてみたり。
そして、朝が来るたびにおかんさまの怒鳴り声が爆発する。
長年農業に従事してきたとはいえ。
変に腕力が充実している認知症患者というのも、相当困るものである。