ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

夜中の彷徨。

2009-01-25 | Weblog
またもBooじーちゃ。の真夜中の徘徊が激しくなった。

ごそがさとトイレに行ったり来たりするだけならまだいい。


夜中におとんさまの部屋に入ってゆくこともある。
はっとおとんさまが目覚めると。
そこには無言で顔をのぞきこむBooじーちゃ。の姿があったりもするそうだ。
なかなかに心臓に悪いシチュエーションである。

時には声をかけておとんさまを起こすこともある。
「向こうの小屋に行きたいから、長靴出してください」
……えーと。
指さす方には、ご近所の墓地しかないんですが。


これでも、まだましな方だ。
問題は、Booじーちゃ。が、一人うろうろと歩き回るときである。

玄関で転んだのか、傷だらけの手になっていたり。
鍵をかけていたアルミ戸を、無理矢理こじあけ、ねじまげてみたり。
しまりづらくなった、あきっぱなしの戸をほったらかしてみたり。
そして、朝が来るたびにおかんさまの怒鳴り声が爆発する。


長年農業に従事してきたとはいえ。
変に腕力が充実している認知症患者というのも、相当困るものである。
コメント
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