おかんさまとおとんさま、そしてBooじーちゃ。が、リビングでTVを見ていたところ。
突然リモコンを取り上げ、ぶつっとスイッチを切ってしまったBooじーちゃ。
おかんさま「なにすんの。みんな見てるのに」
Booじーちゃ。「酒の進みが悪いせいだそぃ」
…はぁ?
Booじーちゃ。「みんななかなか酒が進まんから、スイッチ切ったんだがね」(きっぱり)
昼間である。
酒どころか、お茶道具すら炬燵の上にはない。
目の前に湯飲みがある限り、際限なくお茶を、お茶がなくなれば白湯を喉に流し込み続けるBooじーちゃ。
その目の前に湯飲みすら置きっぱなしにはできるわけがない。
おかんさま「なんで酒飲んでたなんて言うんだがね?なぁーにもないよ?」
Booじーちゃ。「もういい!自分でおちょこ持ってくるあだね」
リビングを出て行くBooじーちゃ。
やがて戻ってきたその手にあったのは。
洗面所のカップ。
おかんさま「……で。お酒はどこに?」
Booじーちゃ。「とってくるわね!」
おかんさま「うちは誰も飲まないから、ええわね」
その場はそれでおさまったのだが。
問題は夕飯時に勃発した。
Booじーちゃ。「夕飯いらん。いーっぱい食べた!」
おかんさま「いつ。どこで」
Booじーちゃ。「宴会で!」(きっぱり)
誰が言おうと、何度呼ぼうと「いらん!」の一言。
最後には、「ヤダヤダヤダ!」とだだをこねだした。
薬を飲ませるのに、胃に少しは物を入れていないと身体によくない。
なんとかして、おかんさまがトーストの一枚でも食べさせようとしても。
Booじーちゃ。「ヤダヤダヤダ!!」
リビングのソファに座ったままかっくりかっくりやりだしたので。
自分のベッドで寝かせようとしても。
Booじーちゃ。「ヤダヤダヤダ!」
あぐねて、総員リビングから退去することにした。
人気がなくなり、暖房も切ってしまえば、きっと居心地の良い自分の部屋に行くだろうという作戦である。
……必殺仕事人見たかったな……。
……デスノも見たかったのになぁ……。
ところが、である。
実は今も、リビングに一人座ったまんまなのだ。
困ったことに。
脳内宴会をこしらえた、などと聞けば。
おかしみが感じられるぶん、よく話に聞くような。
「ご飯はまだか、食べとらん!」などと騒ぐような症状よりはマシのようにも思えるが。
家族にしてみれば、どっちもどっちというしかないものである。
突然リモコンを取り上げ、ぶつっとスイッチを切ってしまったBooじーちゃ。
おかんさま「なにすんの。みんな見てるのに」
Booじーちゃ。「酒の進みが悪いせいだそぃ」
…はぁ?
Booじーちゃ。「みんななかなか酒が進まんから、スイッチ切ったんだがね」(きっぱり)
昼間である。
酒どころか、お茶道具すら炬燵の上にはない。
目の前に湯飲みがある限り、際限なくお茶を、お茶がなくなれば白湯を喉に流し込み続けるBooじーちゃ。
その目の前に湯飲みすら置きっぱなしにはできるわけがない。
おかんさま「なんで酒飲んでたなんて言うんだがね?なぁーにもないよ?」
Booじーちゃ。「もういい!自分でおちょこ持ってくるあだね」
リビングを出て行くBooじーちゃ。
やがて戻ってきたその手にあったのは。
洗面所のカップ。
おかんさま「……で。お酒はどこに?」
Booじーちゃ。「とってくるわね!」
おかんさま「うちは誰も飲まないから、ええわね」
その場はそれでおさまったのだが。
問題は夕飯時に勃発した。
Booじーちゃ。「夕飯いらん。いーっぱい食べた!」
おかんさま「いつ。どこで」
Booじーちゃ。「宴会で!」(きっぱり)
誰が言おうと、何度呼ぼうと「いらん!」の一言。
最後には、「ヤダヤダヤダ!」とだだをこねだした。
薬を飲ませるのに、胃に少しは物を入れていないと身体によくない。
なんとかして、おかんさまがトーストの一枚でも食べさせようとしても。
Booじーちゃ。「ヤダヤダヤダ!!」
リビングのソファに座ったままかっくりかっくりやりだしたので。
自分のベッドで寝かせようとしても。
Booじーちゃ。「ヤダヤダヤダ!」
あぐねて、総員リビングから退去することにした。
人気がなくなり、暖房も切ってしまえば、きっと居心地の良い自分の部屋に行くだろうという作戦である。
……必殺仕事人見たかったな……。
……デスノも見たかったのになぁ……。
ところが、である。
実は今も、リビングに一人座ったまんまなのだ。
困ったことに。
脳内宴会をこしらえた、などと聞けば。
おかしみが感じられるぶん、よく話に聞くような。
「ご飯はまだか、食べとらん!」などと騒ぐような症状よりはマシのようにも思えるが。
家族にしてみれば、どっちもどっちというしかないものである。