ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

心機一転。

2009-01-05 | Weblog
本日より、ワタクシメは新しい職場で新しい仕事にありつける。
この不景気にオシゴトにありついたのは非常にめでたいことだ。
そのぶん、Booじーちゃ。の日中のお相手は、おとんさまとおかんさまの二人きりになってしまうのだが。
二人がかりで見ていれば、まあ大丈夫だろう。


去年の秋のことだが、散歩に出ていたBooじーちゃ。が、血まみれになって帰ってきたことがある。
どうやら、コンクリート塀の脇を歩いていて、その塀のカーブが道側にふくらんでいるのにひっかかったようだ。
眼鏡のレンズはひび割れ、部品は一部飛んだものの、目は無事だった。
眉骨のあたりをひどく打ち、手も擦り傷を負ったようではあったが。

最寄りの外科へBooじーちゃ。を運び込むおかんさま。
おかんさまに散髪をされている途中だったおとんさまは、Booじーちゃ。が、血まみれの手でそこらじゅうをべたべたと触ったせいで、スプラッタな外見となった玄関を掃除し。
買い物から帰ってきたワタクシメは散髪途中の場所を片付け、Booじーちゃ。が怪我をした現場を確認しにいった。

ごく普通の路地であった。
道へと有刺鉄線が突き出ているわけでも、柵がねじ曲がっているわけでもない。
なんら危険のないように見える路地であっても、高齢者にとっては凶器となるのだろう。


おとんさまとおかんさま、二人がかりで見ていれば大丈夫だろう。
きっと、おそらく、たぶん。
……大丈夫だと、いいなあ。(遠い目)
コメント
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