ちょっと古いお話で恐縮でございますが、、、
10月31日に、笹子峠越えのツーリングに出かけた折り、初めてパンクを経験したことに
ついて、ご報告させていただきましたけれども。。。
あのとき、わたくしは予備のチューブに交換し、携帯用のポンプで空気を入れようと
がんばったわけです。わたくしの携帯用ポンプは、小さいながらも優秀で、最大空気圧
160PSIも入る筈なのでございます。ところが、実際、野外で突然のパンクに見舞われた
ときには、わたくしの腕力不足が原因で、そこまでの圧に達することができませんでした。
これはゆゆしき問題です。
そこで、わたくしは自宅でもう一度パンクのシミュレーションを行い、
適正気圧までのポンピングをマスターしようと思い立ったのでございます。
実際にパンクしてしまった場合を再現するために、わざわざホイールをはずし、
チューブ交換を行い、ヘニョヘニョのチューブの状態から、ポンピングをスタート
させました。
ところが、ところが、、、あのときの悪夢再来です。あのときと同様、まったくもって
空気圧が上がっていかないのでございます。
何百回、ポンプを押し引きしても、だめなのでございます。
もう、わたくしは汗びっしょり。。。顔を真っ赤に上気させながら、必死にホイールと
挌闘するのでございますが、どうひいきめにみても、まだ90PSIくらいまでしか
空気が送り込めていないのです。
激しくポンピングするあまり、ポンプの持ち手の部分は、摩擦熱で熱くなってしまいました。
わたくし、地図屋であると同時に一家の主婦でもございますから、手の皮が厚いので
ございます。ですから、このくらいの摩擦熱で「アッチッチ!」 なんてポンプを放り出す
ことはいたしませんの。
摩擦熱をもろともせず、ひたすらポンピングを繰り返すのでございます。
さて、、、もう、ずいぶん長時間この作業を継続いたしましたから、おかげさまで
タイヤの感触も硬い感じになってまいりました。
手で触っていたのでは不正確ですから、わたくしはエアゲージでもって、
空気圧を測ってみることにしました。
↑コレでございます。パナレーサーの秀逸なエアゲージでございます。
この商品、購入して以来、あまり登場する機会がありませんでした。
なぜかと申しますと、わたくしは普段使っているフロアポンプには、
簡易型のエアゲージが付属しておりまして、日常的にエアを測る場合は、
その簡易型で十分用が足りていたからなのでごさいます。
ようやくと、このデジタルゲージを使うシーンがやってまいりました。
わたくしは、よろこびいさんで、デジタルゲージをバルブと接合いたしました。
ピッピッ、、、計測完了の音が鳴り、いそいそとゲージを引き抜こうとしたその瞬間、
ポキッ、、、
ギョヘ! バルブのヘッドが折れてしまったのでございます~!
あー、、、なんということでございましょう!
あまりにも長時間、ポンピングを続けておりましたために、きっと、接合部に負荷が
かかってしまったのでございます。
もったいないことをしてしまいました~(泣)
そして、最大の不安事項といたしましては、、、
もし、また次回、野外でパンクをしてしまったときに、わたくしは、この携帯ポンプでもって
危機を乗り越えられるのだろうか、、、という大問題でございます。
もしも、たったひとりのツーリングで、人家もなにもない山奥でパンクして、
そしてもし、ポンピングの途中でバルブのヘッドを壊してしまったら、、、
この不安を取り去るために、わたくしはいったい、何本のスペアチューブを持って
いかなくてはならないのでございましょうや!
あああ、わたくしは、携帯用ポンプの選択に失敗したのでございましょうか?
最近では、携帯ポンプでもホースが付いて、足で抑えながら空気を入れられるタイプが
ありますが、あれだったら、高い気圧まで入れられそうですし、その上、バルブを
折ってしまう危険性もないわけでございます。
わたくしが購入したポンプは、チューブのない、コンパクト性重視のものでございました。
ああ、それとも、このバルブ切断は、あまりにもわたくしが不器用なための、
ありえない現象なのでございましょうや。。。
どちらにしても、嘆かわしい、、、
携帯用ポンプの正しい使い方をマスターしなければ、パンクが怖くて、わたくしは
どこへも出かけることができません。
ああ、、、どうしたらよろしいのでございましょう。。。
高い空気圧を好まれるCAAD9少佐と共に生きる道は、かくも困難なのでございます。。。