乗鞍岳への自転車道

40歳で突如、自転車乗りになろうと発心して早15年。CAAD9少佐と畳平へ駆け上がる日はくるのでしょうか。。。(汗)

携帯ポンプが使いこなせないお話

2006年11月26日 | 自転車

ちょっと古いお話で恐縮でございますが、、、

10月31日に、笹子峠越えのツーリングに出かけた折り、初めてパンクを経験したことに

ついて、ご報告させていただきましたけれども。。。

あのとき、わたくしは予備のチューブに交換し、携帯用のポンプで空気を入れようと

がんばったわけです。わたくしの携帯用ポンプは、小さいながらも優秀で、最大空気圧

160PSIも入る筈なのでございます。ところが、実際、野外で突然のパンクに見舞われた

ときには、わたくしの腕力不足が原因で、そこまでの圧に達することができませんでした。

これはゆゆしき問題です。

そこで、わたくしは自宅でもう一度パンクのシミュレーションを行い、

適正気圧までのポンピングをマスターしようと思い立ったのでございます。

実際にパンクしてしまった場合を再現するために、わざわざホイールをはずし、

チューブ交換を行い、ヘニョヘニョのチューブの状態から、ポンピングをスタート

させました。

ところが、ところが、、、あのときの悪夢再来です。あのときと同様、まったくもって

空気圧が上がっていかないのでございます。

何百回、ポンプを押し引きしても、だめなのでございます。

もう、わたくしは汗びっしょり。。。顔を真っ赤に上気させながら、必死にホイールと

挌闘するのでございますが、どうひいきめにみても、まだ90PSIくらいまでしか

空気が送り込めていないのです。

激しくポンピングするあまり、ポンプの持ち手の部分は、摩擦熱で熱くなってしまいました。

わたくし、地図屋であると同時に一家の主婦でもございますから、手の皮が厚いので

ございます。ですから、このくらいの摩擦熱で「アッチッチ!」 なんてポンプを放り出す

ことはいたしませんの。

摩擦熱をもろともせず、ひたすらポンピングを繰り返すのでございます。

さて、、、もう、ずいぶん長時間この作業を継続いたしましたから、おかげさまで

タイヤの感触も硬い感じになってまいりました。

手で触っていたのでは不正確ですから、わたくしはエアゲージでもって、

空気圧を測ってみることにしました。

Img10392118799

↑コレでございます。パナレーサーの秀逸なエアゲージでございます。

この商品、購入して以来、あまり登場する機会がありませんでした。

なぜかと申しますと、わたくしは普段使っているフロアポンプには、

簡易型のエアゲージが付属しておりまして、日常的にエアを測る場合は、

その簡易型で十分用が足りていたからなのでごさいます。

ようやくと、このデジタルゲージを使うシーンがやってまいりました。

わたくしは、よろこびいさんで、デジタルゲージをバルブと接合いたしました。

ピッピッ、、、計測完了の音が鳴り、いそいそとゲージを引き抜こうとしたその瞬間、

ポキッ、、、

ギョヘ! バルブのヘッドが折れてしまったのでございます~!

P1010178

あー、、、なんということでございましょう!

あまりにも長時間、ポンピングを続けておりましたために、きっと、接合部に負荷が

かかってしまったのでございます。

もったいないことをしてしまいました~(泣)

そして、最大の不安事項といたしましては、、、

もし、また次回、野外でパンクをしてしまったときに、わたくしは、この携帯ポンプでもって

危機を乗り越えられるのだろうか、、、という大問題でございます。

もしも、たったひとりのツーリングで、人家もなにもない山奥でパンクして、

そしてもし、ポンピングの途中でバルブのヘッドを壊してしまったら、、、

この不安を取り去るために、わたくしはいったい、何本のスペアチューブを持って

いかなくてはならないのでございましょうや!

あああ、わたくしは、携帯用ポンプの選択に失敗したのでございましょうか?

最近では、携帯ポンプでもホースが付いて、足で抑えながら空気を入れられるタイプが

ありますが、あれだったら、高い気圧まで入れられそうですし、その上、バルブを

折ってしまう危険性もないわけでございます。

わたくしが購入したポンプは、チューブのない、コンパクト性重視のものでございました。

ああ、それとも、このバルブ切断は、あまりにもわたくしが不器用なための、

ありえない現象なのでございましょうや。。。

どちらにしても、嘆かわしい、、、

携帯用ポンプの正しい使い方をマスターしなければ、パンクが怖くて、わたくしは

どこへも出かけることができません。

ああ、、、どうしたらよろしいのでございましょう。。。

高い空気圧を好まれるCAAD9少佐と共に生きる道は、かくも困難なのでございます。。。