滑り台

じょんじーくんとお風呂から上がってくると、いつの間にか仕事から帰ってきていたあんちゃんが、部屋で何やらガタガタやっている。

そっと覗くと、じょんじーくんへのプレゼントを組み立て中。

なんと！
じょんじーくんが大好きな滑り台！

まだ組み立て途中だけど、じょんじーくんにはそうと分かったらしく、歓声をあげて部屋に走って行った。

ほどなく出来上がったそれで、じょんじーくんは大はしゃぎ。
いつもならお風呂から上がって、ほてりが冷めたら寝るのに、今日は一向に寝ようとしない。
あまりにも遊び続けるので、仕方なく電気を消したら、「やだー！！！まだ遊ぶー！！！」と泣き叫んでしまう。

ダメです。
あなたの体は眠いんです。

いつもの豆電球にしても、滑り台に登ろうとする音がする。。。

こら！
仕方が無いので、全部消して真っ暗に。

暗闇に響き渡る泣き声。だだっ子。

それでも知らん顔をして寝た振りをしていると、ようやく諦めたのか、りおちんの隣に潜り込んできた。
「偉いね。また明日たくさん遊ぼうね」と話しかけながら、背中をトントントンと叩くと、いつもの数倍の早さでコトンと夢の中へ。

そりゃそうだ。
今日もたくさん遊んだもの。

今日は夢の中でも、滑り台で遊んでるのかな？


お父ちゃん、ありがとね♪





なんだ坂。こんな坂。





わくわく♪いくよ～♪





うひょお～♪




なんだこれ？