同じ分譲で
同じ時期に越してきたご家庭とは
親族のような感覚になる
70代のご近所の奥様と知り合ったのは
まだ彼女が50台後半の頃で、よくおしゃべりをした
彼女は2年前に余命1年の宣告を受けた
私にはわからない辛さがあるのだろうけど
体調の良いときは、自転車で買い物に行き
庭の草取りをしている
先日、話しかけられた
あのねぇ。があこさん。うち変なのよ
「えっどうしたんですか」
2階のあの部屋に、買った覚えのない、服や着物がたくさんあるの
どんどん家の中に、身に覚えのないものが増えていくのよ
どうも、誰かが勝手に家に持ち込んでいるみたいなの
この間なんて、信じられない大きさのトランクが置いてあって
中を開けたら、買った覚えのない服がたくさん出てきて気持ち悪いのよ
「なんでそんなことが・・・」
どうもね、3,4人くらいの知らない人がうちの鍵をもっているみたいなの。
市役所に相談しようとお父さんと相談したら、「ヤメトケ」と言われたのよ
があこさんち、そういうことない?
「う~ん。うちはそういうことないですね」
彼女は本当に困り果てているようだった
翌日玄関に使用感たっぷりのトランクが出されていた
これなのよ。変でしょう。こんなに大きいの買うはずないでしょう?
以前彼女から聞いたことがある。
エジプト・ヨーロッパ・アメリカ・オーストラリア・ハワイ
一通りの大陸を制覇した話を聞いたことがある
その時のトランクなのだろう
薬の副作用なのか、認知症なのか、その両方なのか・・・・
室内で私たちの会話を聞いていた彼女の旦那さんからは、何の説明もなかった
ただ、彼女が困り果てていることだけは理解できたので、相槌をうつ
最後に「私も気をつけて見ておきますね」と言い添えた
一方、我が家では
風呂釜給湯器さんに、自主的に退職届を出されてしまい
大きな出費で
旦那の機嫌が非常に悪く
旦那在宅注意報が発令中で
私の心臓は ドキドキドキドキ・・・・・・
些細なことで、怒り出すので
この年で、私のお顔は 吹き出物だらけになった
こちらも、本当に困ります