オンナは どこ から 老けはじめるのか ？

このところ愚痴ばかり書いているので
趣向を変えて

２０代の頃、私の下着は、繊細で　華奢　でふわふわしたものが多かった
女友達との旅行は、下着と基礎化粧品とメイク用品の品評会のようだった

バブルだったので、それはまぁ高級な化粧品ばかり使っていて、それを交換して使い心地や発色を確かめたりした

もっと盛り上がるのは、ランジェリーだった
その時々の彼氏の影響もあり
「きゃ～なにそれ～そういうの好みなんだ」
　と盛り上がる、盛り上がる


結婚後もそれなりに、機能よりもデザインで選んでいたが、ある日転機が訪れた


結婚して半年くらいたった頃、私は産婦人科で緊急入院、緊急手術をしなくてはならなくなった

診察のつもりだった私は、バッグ一つで来ていたので、一度帰りたいと行ったが、その道中が危険と言われ、私は旦那と両親に電話をした

術前検査が終わった頃、両親がきたが、旦那が来ない
待っていられないということで、両親が手術同意書にサインをした

私の左の卵巣にはチョコレートのような　膿腫がたまっていて、小さい穴が二つ開いていた　　　　　卵巣破裂だった

術後、ドクターは言った「何で救急車を呼ばなかったんですか。痛みでショック死することもあるんです」
通りで痛かったはずである
私は　よくよく　我慢強い

翌朝、麻酔で朦朧とした頭で、私は家から持ってきて欲しいものを旦那に伝えた

その中には当然下着の着替えが入っていた

旦那が持ってきたものは、旦那が見慣れた　ランジェリーだった
オンナの下着には用途別があることを知らなかったのだ
私に必要なのは、用のものだった

３日後、導尿カテーテルが外され、小さい下着をつけたが、これが消毒と出血量を確認する看護婦さんをいらつかせた

「もっとしっかりしたものを履きなさい」毎回違う看護婦さんに注意された
母に頼んで「しっかりしたパンツ」を買ってきてもらった

このあと、私はいつ入院してもいいよう
「しっかりパンツ」を愛用するようになった

息子が幼稚園に入った後、いくらか自分の時間が持てるようになり
久しぶりに読書をしようと思い立った

本棚から出したのは、あの頃、私が人生の師匠と呼んでいた、林真理子さんのエッセイで、以前は気にならなかった、ある一文に衝撃をうけた。


　　
　　　　　「オンナは下着から年を取る」


　　ヤダ　アタシッタラ　オバパン　シカ　モッテナイシ

これ以上老けたくなかった私は、心を入れ替え、早速買い換えた

褒めてくれたのは息子だけだった
一緒にお風呂に入った時、息子は私の下着を「かわいい」とよく褒めてくれた
息子のお気に入りはアニマル柄で
「かあちゃんのパンツ　カッケー」
アニマル柄が増えたのは言うまでもない


そして、今、働くお母さんになった私は

夏は　　ドライインナー
冬は　　ヒートテック
春秋　　しっかり　になってしまった


最近また、「オンナは下着から年をとる」を思い出した

う～ん　もう少し　オサレなものを買うか・・・・
いんや　あせもできるし　　　冷えるの嫌だし


すてきな　ランジェリーに憧れつつ
尿漏れパンツも気になる


どっちも買ったら、尿漏れパンツの上にヒーテックをはくのは間違いない

1年 薄皮

旦那が再就職して１年過ぎた
製造系の会社なので
土曜は通常稼動
納期に間に合いそうにないときは
日曜も出勤

祝日なし、お盆休みなし

それでも、きちんと働いている
目に見える物を作っているので
数が足りなければ、作るしかない
多少の愚痴はでるが、以前の業種にいたときと全然違う



エンジニアだった頃
目に見えないモノを作っていた
技術の進歩が加速していく中で
付いていくための勉強にも時間がかかるようになる４０代
付いていかないと自分の椅子がなくなる
厳しい世界だった

薄皮を一枚、一枚一枚　はぐように　すこしずつ穏やかになってきた
まだ時々、深酒をして　突然切れて
私に対する執拗な口撃をする
何年も前にさかのぼって・・・・
そして感情が高ぶると、メソメソ泣き出す

ひたすら、うなずき、誤り続ける私
これでコトが納まれば、我慢するしかない
一言でも反論すると、途方もない議論、喧嘩になり
私の心がもたなくなるので
　　　　
「酔っているから」と　我慢する


酒が飲めない私は、酔った人の気持ちがわからない
怒り上戸・泣き上戸
だと思って　その時間をやり過ごす
メソメソしながら２階あがる旦那

その後
私の我慢が発散される
過呼吸発作


５年間（うち３年間仕事が少ない自営業）
自分の社会的地位がなかった

給与は安いが　役員という肩書きを頂き
社長とともに、営業努力をしていけば
業績上昇の結果が出るかもしれないという　希望がある

５０歳を前にしての　転職　業種変え
これが最後だと信じたい


でも、旦那はサイクルは３、４年で
会社全体の様子がわかってくると
おかしくなってくる

製造は　厳しい業種で、倒産も多い
来年同じ会社にいられたらラッキー


なんて、軽くいえない
５０歳前である

どうか、来年も会社にいられますように

ちなみに　家業も多少ですが　継続しており
若干の収入もあるようです

一家の家計管理を渡しているので
私は私の給与だけで、日々の雑費をまかなっている

足りないときは、くれるのだが

悔しいので、「ください」が言えない

私も、頑固である










アレルギー性鼻炎のうららん
鼻をかむことができないので
くしゃみで　家中に　鼻水を飛ばして
リビングが　鼻水のしみだらけに・・・・・

乾いた鼻水は　水ぶきでは　落ちないので
秘密兵器を注文したのよ

サザエさん に 思うこと

フジテレビはどうなってしまったのか
今週、来週はサザエさんに頼りきりである

４５周年は　めでたいが　そこまで
攻めるかという企画のごり押しである


小さい頃から見てきたアニメでいまだに見ることがある
あの時間の他の番組に面白いものがないから
なんとなく見てる
このなんとなくが　ご長寿の秘訣なのだろう


でも、私は子供の頃からあまり好きなアニメではなかった
なんとなく　好きになれなかった


最近では　苦手なアニメになりつつある

好きになれない理由を教えてくれたのは
テリー伊藤さんだった


何かの番組で、テリー伊藤さんが
声を詰まらせて言っていた


「この国にはサザエさんを見て、泣いている子供がたくさんいるんだ。」

ああ、そうなのか。。。。。


だから、サザエさんが好きになれないのだ



子供の頃、複雑な事情を抱えた家で育った私は
息子には、一天曇りのない明るい家庭で育てたかった










息子は号泣事件以来
びっくりするほど素直になり
会話も弾むようになりました


小学校時代　放置してしまったことを
きちんと謝罪したことで、彼のなかのモヤモヤが少し軽くなったのかな



職場のお子様の中にも
放棄に近い子がおり



母親に、最近のヒトができると
さらにひどくなります

　パパと呼びなさい

と、言った男は　何人になるのか・・・・





観月ありさ　さんの　ドラマの方は楽しみにしています

向田邦子さんのドラマ　ぽっくなっているので
お気に入りです

健康診断の結果

はいそうです
おっしゃるとおりです
私は肥満症という病を何年もわずらっており
回復の見込み、いまだ　一筋の光もみえません


悪玉コレステロール　年々増えています
老眼も進んでおり

悪化の一途をたどっております

ここ数年、よく歯茎から血がでます
歯槽膿漏です
歯間ブラシでゴシゴシすると、貧血になるじゃないかと思うくらい
ドバドバ血が出ます


私の足は相変わらず、足底筋膜症で、サポーターがないと、痛みがでます

旦那が荒れると、十二指腸が　キリキリ　痛みます





肝臓は正常でした
血糖値も正常です
腎臓も正常です



「あなたは肥満症です。食事の栄養バランスに気をつけ、規則正しい生活と運　動をしましょう」



私の職場は　ウィルスに満たされている職場です
溶れん菌　　ウィルス性胃腸炎　なんて　しょっちゅうで

お子様のオエップの処理も私の仕事ですが
感染したことはありません


この３年間　発熱するような風邪をひいたことがありません


学級閉鎖が相次いでも
予防注射をうけなくても
インフルは私を素通りします



私は　重い病抱えているのかもしれませんが

強靭な免疫力のおかげで、いたって健康です


で。
肥満症は病気なんですか？

美しくないこと認めますが、病気だとは　認めませんよ

製薬会社やトクホの食品メーカーの陰謀には簡単に　騙されませんよ

いちまい～ にま～い さんま～い

画像を披露するほどのできではないので
お話だけ


生まれて初めて　ピザを　生地から作ってみた

クックパッドに　フライパンで　ピザを焼く方法を
見つけたので、やってみた


（　トーストしか焼けない　オーブンレンジしかもっていない）

あれこれ、混ぜて　コネコネして　丸めて　伸ばして

乗っけて　焼いた

家族の評判

最初は　良かった

１枚目　　焼いて　どう？　どう　？
２枚目　　焼いて　どうよ　？　どうよ　？
３枚目　　焼いたところで　気付いた

　　　　　　　具材も味も　同じだということに

４枚目　　焼き終わったころには　飽きられてしまい
　　　　　父子で　カップラーメンに切り替えやがった

４枚目は　冷蔵庫に収納されてしまったが


　　おいしかった　らしい　


冷凍庫には　明太子があり、ツナ缶もあったのに
すっかり忘れていた私は　やはり　料理好きではない


　　　

防壁

数日前　息子の学校のカバンの中身をみた
ノート　全然とっていない
ワーク　２学期になってやっていない
手紙　　ごっそりでてきた

この前に叱ったのは、教科書類を全部学校に置きっぱなしにしたときだったと思う


あの時も随分怒った


その前は　やはり　似たようなことで説教した

説教中、息子は真面目な顔で聞いていた
いつもの表情
早くこの時間が終わればいい　という
取り繕った神妙な顔


都合の悪いこと、面倒なこと、しなくてはいけないこと
彼は　しれっと　流して、なかったことにする癖が付いている

私はもう少し踏み込んで話してみた


心がグサッと傷つかないように　心の前３０センチくらいの所に
見えない防壁をつくり、そこでふわっと横に流してしまっているんじゃないの


突然、息子が泣き出した

見えない防壁があることを認めた


その防壁を作らせてしまったのは私だ

私は息子に謝った

彼が小２のとき、ど欝でアル中の父親と二人きりにして
私は働き始めた　

時給８５０円で長時間働いた
連休も、お盆も正月も働いた
深夜のシフトを希望して働くこともあった

息子と父親の二人きりの生活がどういうものか
見等がついていた

学校から帰ってきても、父親は飲んでいるか自室にこもっているかの
どちらかで

一人ぼっちだった　

雨の日の習い事　歩いていって
帰りは　誰かのお母さんの車に乗せてもらって帰ってきていた

私が７時頃帰宅したとき、父親は　泥酔して、しゃがみこみ　壁に寄りかかっていた

息子は一人で　テレビを見ながら、父親の作った夕飯を食べていた

遅い時間に帰ると、一人で寝ていた
まだ、添い寝してもらわないと寝られない年頃なのに


息子に添い寝して、寝込んだのを確認してから　夜勤に行ったこともある
午前５時半に帰宅し、６時半まで物音を立てず

息子を起こす

息子は、母が服を着ているのを見て
一晩中一人で寝ていたことに気付いて、大泣きしたことがある


私は夫の再就職が決まらない　苛立ち
泥酔している様子をみる　情けなさ
都合が悪いと現実から逃げ出してしまう夫

複雑な感情が渦巻き、自身の葛藤も強く
私も心病んでしまい、毎晩過呼吸を起こしていた

甘えられない息子

息子の心の問題にまで、踏み込んでやれなかった
無邪気さがないことに気付いていた


体裁を整えること　みばえを守るだけで精一杯だった

だから、息子の心に見えない防壁ができたのだ


「この家は見かけだけ立派だけど、住んでる３人はばらばらだね。小学校の頃辛い思いさせてしまって、ちゃんと謝っていなかったね」


息子が号泣した　　小さい子のように号泣し、嗚咽した

息子の防壁が少し崩れた


少し落ち着くのを待って
見えない防壁をどうしたらなくせるのか
話し合おうとしたが、まだ１２歳なので、
そこまで考えることはできないようだった

自分を守るために作った防壁は自然にできたもので
それを意識して、取り除くのは難しいね

でも、辛いこと、面倒なことを　やり過ごしていたら
きちんとした大人になれないんだよ

逃げて生きることはできないんだよ


息子は泣きながらうなずいた



私は、息子の精神年齢をいびつに育ててしまった
妙なところだけ　大人にしてしまった


こういう問題は　父親と考えなくてはならないのかも
しれない

しかし、息子より　幼い 父親

帰宅すると、何より先に酒に手をだすので
しらふで　話し合えない


酔っているときに報告すると

説教なのか、絡んでいるのかわからなくなる

また、息子の防壁が分厚くなってしまう




一生懸命勉強して、いい仕事について、自立して
この家からでて、自由になれるよう
頑張りなさい
父ちゃんを我慢するのは　一人で十分なんだから



泣き止まない息子は、嗚咽しながら　うなずいた


本当に可哀想なことをした




追記
息子が号泣しても、涙ひとつ　こぼすことのできない私の防壁は
相当分厚いのか、それとも　壊れているのか　わからない

もう　何年も　泣いてないな