閉鎖15年、丹下健三氏の名建築が廃墟化 南あわじ
落ち葉が舞い込む展示室。内部では廃墟化が進む=いずれも南あわじ市阿万塩屋町 |
世界的建築家の故丹下健三氏が設計した「戦没学徒記念館」 |
太平洋戦争で亡くなった全国約20万人の学徒を追悼するため南あわじ市に建設された「戦没学徒記念若人の広場」が閉鎖から15年を経ても、活用か 処分かが決まらず、宙に浮いたままになっている。土地の無償返還を求める同市に対し、所有していた財団側(解散)は負債清算のため土地売却を要求。交渉難 航に伴い、世界的建築家の故丹下健三氏(1913~2005年)が設計した施設の廃虚化が進んでおり、住民らも早く決着することを願っている。(橋本 薫)
同広場は1967年、旧南淡町が買収した約7万2千平方メートルの土地を無償提供して誘致。遺品展示室がある「戦没学 徒記念館」(2階建て、延べ約3千平方メートル)や慰霊塔は丹下氏の設計。ピーク時には年間約10万人が訪れたが、閉館した94年には約千人にまで落ち込 んだ。
遺品のほとんどは立命館大学国際平和ミュージアムに寄贈され、現在は使用できない状態。展示室や宿泊施設は落ち葉に覆われ、荒廃している。
同町は、建物を所有する「戦没学徒記念若人の広場」(東京)などに、99年から施設再開を要請。当初、財団側は「資金のめどはついているので再開したい」と答えたというが、06年末に国から財団に解散命令が出された。
解散すると、民法に基づき清算手続きをしなければならないが、現在も着手されないまま。同市は、博物館扱いで非課税だった固定資産税を07年度から課税するとともに、無償返還を求める文書も送り、月1回程度のペースで交渉を続けている。
財団解散当時に「戦没学徒記念若人の広場」理事長を務めていた齋藤惇生さん(80)=京都府長岡京市=は「関係する財団が抱える約1億円の負債を整理したいので、意志を継いで運営を再開してくれる公的機関があれば譲りたいが、めどはない」と話す。
南あわじ市の川野四朗副市長は「何とか円満に解決したいが、どういう条件を提示してくるのか分からず、真意を測りかねている」と困惑している。
(2009/12/20 11:00)
保守記事.233 なんて、無駄な
保守記事.291 重税、重負担
保守記事.233-2 考えてつくった?
保守記事.233-3 また、ハコモノ
保守記事.233-3-2 我田引鉄
保守記事.233-3-3 我田引鉄
保守記事.233-3-4 まず、計画ありき
保守記事.233-3-5 まず、計画ありき
保守記事.233-4 所詮、天下りのための団体
保守記事.233-5 なんて無駄な
保守記事.233-6 天下り、しっぱい
保守記事.233-7 なんて失礼な!!
保守記事.233-8 天下り先、ください!
保守記事.233-9 面子のために、税金垂れ流し
保守記事.233-10 天下りのことしか考えないから
保守記事.233-11 税金で、何やってんだか
保守記事.233-12 造ったはいいが、活用は?
保守記事.233-13 全ては土建屋のために!!
保守記事.233-14 本当に、無駄の削減につながる?
保守記事.233-15 道路財源の一般化は?
保守記事.233-16 まず、ハコモノありき
保守記事.233-17 まず、ハコモノありきの地域振興
保守記事.233-18 未だ残るオリンピックバブル
保守記事.233-19 ハコモノでさえない
保守記事.233-20 所詮ハコモノでしかなかった
保守記事.233-21 大鉈、振るえるの?
保守記事.233-22 いらぬハコモノの除去作業
保守記事.233-23 地方こそ、無駄の削減を!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます