コウモリは世界遺産の救世主 保護で橋の建設中断 独
2007年08月23日08時38分
世界遺産に登録されているドイツ東部ドレスデンで、景観破壊を指摘される橋の建設に小さなコウモリが待ったをかけた。予定地のエルベ渓谷にすむコウモリ の保護を理由に、行政裁判所が建設の中断を命じた。世界遺産委員会は、橋を建設すれば登録を抹消するとしており、地元では推進派と反対派が対立している。
ドレスデンのエルベ渓谷流域約20キロは04年に世界遺産に指定された。しかし翌年には、渋滞緩和を狙った橋の建設計画がドレスデン市の住民投票で決定。世界遺産委員会は「計画が進めば世界遺産リストから外す」と通告していた。
建設反対派を助けたのは、体長約4センチの「クライネ・フーファイゼンナーゼ」(キクガシラコウモリ科)。都市開発などで生息圏が脅かされ、絶滅の危機 にある。環境保護団体が建設予定地付近での生息調査が不十分だとして今年4月に裁判を起こした。行政裁判所は9日の判決で調査を認め、今月予定されていた 着工は差し止められた。
登録抹消を避けたいドレスデン市の担当者は「今回の判決で時間稼ぎが出来た。解決に向けて努力したい」。一方、市に代わって建設を発注した建設推進派のザクセン州は判決翌日に控訴した。
保守記事.168 世界は広い
保守記事.168-2 世界は広い
保守記事.168-3 世界は広い
保守記事.168-4 世界は広い
保守記事.168-5 oh!shoot!
保守記事.168-6 日本もこれにしたら?
保守記事.168-7 世界は広い
保守記事.168-8 世界は広い
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます