熱帯夜数3倍増 1950年代14.3日→2000年代37.2日 福岡市・年間平均 熱逃がさぬコンクリート 大量の排ガス 都市化、気温低下せず(西日本新聞) - goo ニュース
暑い!群馬県館林市で40・2度…全国43地点で史上最高(読売新聞) - goo ニュース
線路、猛暑でゆがむ=東上線、3時間運転見合わせ-埼玉 (時事通信) - goo ニュース
口に出してもせんないことなれど、昼間も暑けりゃ夜も暑い。福岡市の14日朝にかけての最低気温は28.7度で、この夏の最も高い最低気温。これで熱帯夜(最低気温25度以上の夜)は7日連続、今年16回目を数えるが、うんざりするほど寝苦しい夜はまだまだ続きそうだ。
日本気象協会九州によると、気象台の位置が変わらない福岡、熊本両市のデータを比較すると、年平均の熱帯夜の日数は福岡市では1950年代にわずか14.3日だったが、60年代20.7日▽70年代21.3日▽80年代22.7日▽90年代34.2日▽2000年代37.2日‐と右肩上がりで増加。
熊本市でも1950年代は8日程度だったが、2000年以降は27.6日へと激増している。
夜間、都市部の温度が下がらないのは、ヒートアイランドと呼ばれる現象。同協会は「太陽の熱をためやすいコンクリート建造物やアスファルト道路の増加、大量の車の排ガスなどにより、夜間の気温低下が進まなくなっている」と分析する。
最高気温が35度以上の猛暑日の年間日数も増加傾向で、昼間の照り付け自体が強烈。福岡市では今夏、8月8日から13日まで6日連続で記録中。既に観測史上10番目に多く、過去最多の94年の21日は特異としても、04年と06年の6日に並び、01年の8日に迫っている。
福岡管区気象台は、南米ペルー沖の海水温度が下がり、フィリピン周辺で大気の対流が活発になる「ラニーニャ現象」の影響を指摘。その上で猛暑はまだ続くとみており、8月中旬‐9月上旬の1カ月予報も「気温は平年並みかやや高い」としている。
連日の暑さに家庭やオフィスでの冷房利用は増え、電力消費量もうなぎ上りに。九州電力(福岡市)によると、九州各地で猛暑日だった10日午後2時から3時までの平均電力量は今年最大の1724万8000キロワットに達し、昨年8月9日に更新された最高記録1754万1000キロワットに迫った。
=2007/08/14付 西日本新聞夕刊=
暑い!群馬県館林市で40・2度…全国43地点で史上最高(読売新聞) - goo ニュース
日本列島は15日も各地で猛暑となり、群馬県館林市で40・2度を記録するなど、全国の43地点で観測史上の最高気温となった。40度以上の観測はこの夏初めてで、国内では史上7番目の暑さだった。
各地で暑い日が続いているのは、日本列島南東の海上に勢力の強い太平洋高気圧が停滞し、気温が下がりにくくなっているため。15日も朝から強い日差しが照りつけ、館林市に加え同県伊勢崎市で39・8度、埼玉県寄居町で39・5度、仙台市で37・2度、北海道苫小牧市で35・5度、中標津町で35・2度――と33地点で最高気温を更新、10地点でこれまでの最高に並んだ。
気象庁によると、国内の史上最高気温は1933年に山形市で記録した40・8度で、40度以上は2004年以来3年ぶり。40・2度は過去に4度観測されている。また、北海道の苫小牧市や釧路・根室地方で猛暑日を記録したのは初めて。
線路、猛暑でゆがむ=東上線、3時間運転見合わせ-埼玉 (時事通信) - goo ニュース
15日午後2時10分ごろ、池袋発小川町行きの東武東上線急行電車の運転士から「線路が膨らんで見える」と連絡があった。東武鉄道の作業員が調べたところ、小川町駅から約300メートル手前の緩い左カーブで、レールが最大約5センチ外側にゆがんでいるのが見つかった。
作業員がレールに水を掛けて冷やしながら、工具でゆがみを矯正して対応。点検と作業のため、森林公園~小川町間の上下線で一時運転を見合わせ、約3時間後に運転を再開した。同線はこの区間で上下計22本を運休し、約2200人に影響が出た。