上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

TSMC熊本進出は「国家的プロジェクト」・・・ 国の責任で「いのちの水」熊本の地下水保全を!

2023-08-01 17:53:10 | 熊本の地下水
国の責任で熊本の地下水保全を! 田村貴昭衆院議員と政府に要望
7月26日、TSMC進出による諸問題の解決を求め、日本共産党熊本県委員会として政府へのオンライン要望交渉が実施されました。
日本共産党市議団も参加しました。

熊本進出に4,760億円を助成する国としての責任を
国は、TSMCの熊本進出に総事業費1兆1,000億円の半分近く4,760億円を補助する計画で誘致をすすめています。
期待される経済効果の一方で、74万熊本市民にとっては「いのちの水」である地下水の枯渇・汚染が懸念されています。 
「国家的プロジェクト」であるTSMCの熊本進出による影響は、国の責任で解決にあたることが必要です。

自治体任せの対応を改め、国の具体的な対応を
国は、要請した項目に対し、地下水・渋滞など、どの問題でもほとんど状況を把握しておらず、自治体任せの状況がわかりました。
しかし、地下水に代わる代替の工業用水として竜門ダムの水使用への支援を検討していることや、「県任せではない」とのコメントもありました。
交通問題では、国土交通省としてバスなどの公共交通推進や周辺道路整備等へ支援していくとの積極的回答もありました。
国家的プロジェクトとして、熊本進出で発生する諸問題に対し、引き続き自治体と一緒になって責任ある対応を行うよう求めました。

【要請した主な内容】
⑴地下水対策
① TSMCの地下水の使用量、ならびに10年・30年・50年と
いう長期の地下水への影響や涵養量などを明らかにすること
② 白川中流域の開発面積、地下水涵養への影響を明らかにすること
③ 地下水涵養域での大規模開発を見直し、水田湛水などの涵養事業を推進すること
④ TSMCで使用する冷媒等の薬品を明らかにし、使用水の処理でもデータを公表し、責任ある汚染対策を行うこと
⑤ 地下水に代わる工業用水確保について、国県で具体化をすすめること
⑥ 県の地下水保全条例に基づく「地下水保全協定」を結び、違反が生じた場合は「改善命令」「勧告」「許可取り消し」の処分を厳格に行うこと
⑵渋滞解消
① 渋滞解消でもTSMCに対し企業としての社会的責任を果たさせること
② 自転車・公共交通推進、交差点改善など、県・自治体の事業に予算措置を行うこと



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 市庁舎建替え問題・・・有識... | トップ | 2023年度の中学生による「子... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

熊本の地下水」カテゴリの最新記事