『いのちのとりで裁判』原告・弁護団・支援者総会

4月3日、『いのちのとりで裁判』原告・弁護団・支援者総会が、熊本市民会館で開かれました。
弁護団より中島弁護士が、「命のとりで裁判、この1年間の判決内容に見る裁判所の役割」についてお話されました。
裁判では、2013年8月に行われた生活保護基準引き下げという行政処分が争われています。
2013年の生活保護基準引き下げは、国民の下位10％の所得世帯の消費実態や物価の下落に合わせて生活保護費を3年間で約670億円引き下げたものです。
国民の下位層の消費実態との比較では、もともと低い生活保護の基準をさらに低めることになるとともに、物価の変動については、比較しているデータそのものに問題もあり、いずれにしても、実態に合わない根拠によって引き下げが行われていることは、問題です。
全国右へ倣えの判決でなく、これまでの裁判の中で行われた当事者の意見陳述から、生活保護の方々の実態を汲み取り、それに合った判決を行ってほしいと思います。
判決は、5月25日午後2時から、熊本地裁101号法廷で行われます。
判決を見守るために、たくさんの方々に傍聴していただきたいと思います。