12月議会に、シンボルプロムナード・花畑広場整備工事(契約額・5億2000万円)の契約議案が提案されました。議会最終日に問題点を指摘し、質疑を行いました。
急ぐべき事業なのか、市民に問うべき
花畑広場・シンボルプロムナード整備(舗装や人工芝の張替え)に5億円を超える事業費が使われます。市民へ説明する中で、「なぜ5億円もかかるのですか」「数年前に整備したばかりの花畑広場の人工芝等をなぜ今また張り替えなければならないのか」など、さまざまな声がありました。総事業費が24億円もかかる整備が今最優先でやるべきことなのか、これまで市民への説明や意見聴取は充分に行われていません。今一度市民にその是非を問うべきです。
国が消費税を増税し、熊本市が追い打ちをかけるように、都市計画税引き上げ、使用料・手数料一斉値上げなどを検討する中、中心市街地への相次ぐ投資が市民に理解が得られるでしょうか。
見栄え重視で、単価も高い土木工事
一般的な生活道路の整備は、はがして全部やり替えても1㎡当たり5000~6000円、1万円もかかりません。今回の土木工事は、1㎡当たり5万円以上かかっています。
市は「費用縮減に努めた」と答弁しましたが、桜町再開発ビルとの調和・見栄え重視になっているため、単価の高い工事になっています。
市民要求に沿った身近な道路の整備・補修のこそ、安全・安心な生活のために急ぐべき課題です。
中心市街地への多額の投資に財政を心配する声
市が予定する10億円以上の公共施設整備は、2016年度から11年間で約2000億円以上です。前市長や前々市長の時代と比べ、3倍以上の投資額です。
桜町再開発・熊本城ホールに450億円投資されたばかりです。「花畑広場・シンボルプロムナード整備」は、今回の契約額が5億2000万円、今後18億5000万円予定され、総事業費は23億7000万円です。市民から市財政の先行きを心配する声が多々寄せられるのも当然ではないでしょうか。
ゆがんだ再開発事業のツケが莫大な投資に
花畑広場・シンボルプロムナード整備は、桜町再開発事業の周辺整備事業というべきものです。
従前資産を活用し再開発ビルを建設、公共の空地を生み出すのが再開発です。再開発の専門家は「桜町再開発は、本来『桜町・花畑地区再開発事業』としてやるべきものであった」と指摘されていました。桜町再開発が、花畑地区も含めて再開発したならば、花畑広場・シンボルプロムナードの用地、解体された旧産業文化会館は従前資産として活用され、花畑広場・シンボルプロムナードへの莫大な投資がいらなかったばかりか、熊本城ホールも一部は権利床として取得することができたはずです。桜町再開発は、1地権者による再開発で、組合施行ならば実施できない、いわば脱法的な手法で再開発が行われました。ゆがんだ再開発事業のツケが生んでいるのが「花畑広場・シンボルプロムナード整備」への巨額な投資です。
【質疑全文】日本共産党市議団のHPに掲載しています。
急ぐべき事業なのか、市民に問うべき
花畑広場・シンボルプロムナード整備(舗装や人工芝の張替え)に5億円を超える事業費が使われます。市民へ説明する中で、「なぜ5億円もかかるのですか」「数年前に整備したばかりの花畑広場の人工芝等をなぜ今また張り替えなければならないのか」など、さまざまな声がありました。総事業費が24億円もかかる整備が今最優先でやるべきことなのか、これまで市民への説明や意見聴取は充分に行われていません。今一度市民にその是非を問うべきです。
国が消費税を増税し、熊本市が追い打ちをかけるように、都市計画税引き上げ、使用料・手数料一斉値上げなどを検討する中、中心市街地への相次ぐ投資が市民に理解が得られるでしょうか。
見栄え重視で、単価も高い土木工事
一般的な生活道路の整備は、はがして全部やり替えても1㎡当たり5000~6000円、1万円もかかりません。今回の土木工事は、1㎡当たり5万円以上かかっています。
市は「費用縮減に努めた」と答弁しましたが、桜町再開発ビルとの調和・見栄え重視になっているため、単価の高い工事になっています。
市民要求に沿った身近な道路の整備・補修のこそ、安全・安心な生活のために急ぐべき課題です。
中心市街地への多額の投資に財政を心配する声
市が予定する10億円以上の公共施設整備は、2016年度から11年間で約2000億円以上です。前市長や前々市長の時代と比べ、3倍以上の投資額です。
桜町再開発・熊本城ホールに450億円投資されたばかりです。「花畑広場・シンボルプロムナード整備」は、今回の契約額が5億2000万円、今後18億5000万円予定され、総事業費は23億7000万円です。市民から市財政の先行きを心配する声が多々寄せられるのも当然ではないでしょうか。
ゆがんだ再開発事業のツケが莫大な投資に
花畑広場・シンボルプロムナード整備は、桜町再開発事業の周辺整備事業というべきものです。
従前資産を活用し再開発ビルを建設、公共の空地を生み出すのが再開発です。再開発の専門家は「桜町再開発は、本来『桜町・花畑地区再開発事業』としてやるべきものであった」と指摘されていました。桜町再開発が、花畑地区も含めて再開発したならば、花畑広場・シンボルプロムナードの用地、解体された旧産業文化会館は従前資産として活用され、花畑広場・シンボルプロムナードへの莫大な投資がいらなかったばかりか、熊本城ホールも一部は権利床として取得することができたはずです。桜町再開発は、1地権者による再開発で、組合施行ならば実施できない、いわば脱法的な手法で再開発が行われました。ゆがんだ再開発事業のツケが生んでいるのが「花畑広場・シンボルプロムナード整備」への巨額な投資です。
【質疑全文】日本共産党市議団のHPに掲載しています。
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