上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

人吉市はすべての小中学校のすべての教室にエアコンが設置されています

2013-09-06 23:55:26 | 議会活動
9月5日、すべての小中学校の、すべての教室にエアコンを設置している「人吉市」を市議団と松岡県議、新日本婦人の会の方々と視察しました。
しばらく続いていた秋雨前線が去り、よく晴れた1日でしたが、一時期に比べると、涼しくなってきました。
人吉市役所では、アポなしでしたが、市長さんが快く懇談に応じてくださり、しばしの懇談をしました。

(田中市長さん談)教育には力を入れ、2人に1台のタブレットパソコンを置いています。電子黒板もあります。
左脳だけでなく、右脳や前頭葉などの発達も視野に入れ、バランスのとれた学習・教育をするように取り組んでいます。
エアコンの設置でも、部分的にやるとなると、どこからするのかとなるので、一挙につけました。その後、サーキュレーターも一挙につけ、効果の上がるようにしました。(市役所にもサーキュレーターはありませんが…)環境がよくなって、子ども達は、給食もよく食べるようになりました。
異常気象が昔とは違う、子どもたちには、快適な環境で学ばせたい。しっかり学んで、その分いろんなところで貢献してもらいたい。
いろんな子供たちがいる。いろんな特性を生かした子どもたちに対応する教育環境の整備は、私たちでないとできない。
子どもの医療費無料化は遅れている。中3まで引き上げたいと思っているが、財源づくりに苦労している。

など、自由闊達に語られました。

その後、教育委員会総務課の説明を聴取し、設置の実際を見るために、市役所近くにある「人吉1中」を訪問しました。
教育委員会の方のお話では、エアコンの設置には、文部科学省の施設整備補助金を活用するとともに、起債充当できる国の交付金を活用し、市の負担は、全事業費の7%ということでした。(総事業費4億円)電気代の増加を抑えるために、学校には太陽光発電を付けています。また、使用電力の上限、設定温度の基準を設けましたが、実際の運用は学校に任せています、とのこと。エアコン設置によって増えた電気代は、工夫の成果あって、年間100万円。「子どもたちのためなら、安いものです」というのが教育委員会のコメントでした。

学校は建設されて20年ということでしたが、とてもきれいでした。
校長先生は、エアコンがついて、子どもたちが落ち着いて学んでいる。暑い日の体育の後であっても、気持ちよく学習している、とお話しさえrました。
(天井に埋め込まれたエアコンと天井扇)


(つりさげ式のエアコン)


(体育館の屋根には、太陽光発電が)



市長・教育委員会、学校現場、いずれにおいても、子ども達に最善の教育環境を提供したいという立場に立たれてるのが素晴らしいと思いました。

熊本市でも、普通教室も含めすべての教室にエアコンが設置され、1日も早く子どもたちが快適な環境の中で学習できるように頑張っていきたいと思います。
コメント
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